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 場所は変わって柊家の神社。

シン「…で、オレに何をさせようってんだ?」
かがみ「そうね。そのことはちょっと置いといて、その前に…少し聞きたいことがあるんだけど…さ…///」
シン「…??何だよ、モジモジしてないで…言いたいことがあるんならさっさと言えよ」
かがみ「アンタってさ、その…巫女好きだったり…じゃなくて!…その、私の着てる服…どう思う?」
シン「服ゥ?今アンタが着てるのって確か…巫女服ってやつだったっけか?…どう思うって、別にどうとも思わないけど」
かがみ「……………………!!」
 悲しきかな…シンは、死亡フラグを立ててしまったことに気づいていない。

シン「な…なんだよ!そんな睨むなっての!なんか悪いことでも言ったか!?」
かがみ「………まぁ、いいわ。めちゃくちゃ苛めてやるから、覚悟しなさい」
シン「……あれ?なんか鍛えるから苛めるに目的が変わってなかったか?」
かがみ「そんなわけないでしょ。聞き間違いよ、聞き間違い。それじゃ、そこに座って」
シン「あ…ああ」

 そうして、シンは無理やり座禅をさせられる。さらに、なぜか手と足はロープで縛られ、動けない状況にあった。
シン「…で、時にかがみ。何に使うか知らないけど…アンタがその手に持ってるのは…竹刀か?」
かがみ「見ればわかるじゃない。それになんたって、アンタを叩くために持ってきたんだから」
シン「ハァ!?オレを叩くってどういう(バシッ!)…って痛えよ!いきなり叩くな…!」
かがみ「これからアンタがちょっとでも動いたり、喋ったりしたら…これで容赦なくブッ叩くわ。アンタの精神を…文字通り叩き直してあげる」


 そのかがみの笑みを見たシンは戦慄を覚えた。
シン「おいおい…、冗談じゃない!叩き直すって言っても、こんなんでトラウマが治るわけ…」
かがみ「つべこべ言うな!!(バシッ!)」
シン「ぐおおッ!か…かがみ…さっきから思ってたんだけど、アンタ…なんか怒ってないか?普段のアンタはここまで暴力的じゃ…!」
かがみ「だから喋るなって言ってるでしょ!それに、ここで私を呼ぶときは、か…かがみ様と呼びなさいッ///(バシッ!バシッ!)」
シン「ウオァ!!…かがみ様…コレ、神社でやることじゃないような…?神社なら普通…お祓いとか…」
かがみ「そんなもん迷信よ!効くわけないじゃない!…っていうか、喋るなッ!!(バシッ!)」
シン「それ…、関係者が言うセリフじゃない!…って、ツッコむのにも疲れてきたな…(泣)」
かがみ「口答えするな!アンタは……叩かれるだけ叩かれてればいいのッ!!!(バシッ!×100)」
シン「うああああああッ!!!!」

 それは、シンにとってまさに地獄の幕開けというに相応しい出来事であった。

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最終更新:2009年05月02日 11:21
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