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ゆたか「こほ…また風邪ひいちゃったなぁ…(コンコン)…あ、は~い」
シン「(ガチャ)ゆたか、昼メシ作ったけど、食べられるか?」
ゆたか「うん、大丈夫。ごめんねお兄ちゃん、せっかくのお休みに看病させちゃって」
シン「気にするなよ。こなたそうじろうさんも外で用事で、俺はヒマだからな」
ゆたか「でも…なんだか悪いよ。寝てれば治るから私のことは気にしなくても――」
シン「俺は気にするぞ。病気の時ってのは心細いもんだからな」
ゆたか「それは…わかるけど」
シン「さっきも言ったが、ヒマなんだし気にするな。俺はコーディネイターだから頑丈だしな。…お節介だったか?」
ゆたか「そんなことないよ。私、昔からこんなことばっかりだから、迷惑かな、って…」
シン「…前に色々あってさ、目の前で苦しんでる女の子はどうにも放っておけないんだよ」
ゆたか「………」
シン「その時は結局、無様な結果になっちまったから。どうしようもない面もあったけど、俺がよく考えずに行動したのも確かでさ」
ゆたか「お兄ちゃん…」
シン「だから、今度はちゃんと考える。何が最善なのかを。…野郎はどうでもいいけどな」
ゆたか「あはは。…ダメだよ、男の人も助けなきゃ」
シン「考えとく。とにかく、俺はゆたかの助けになりたいと思ってるから、迷惑でなければ遠慮なく使ってくれて構わないぜ」
ゆたか「うん、ありがとうお兄ちゃん。それじゃあ…ご飯、食べさせてくれる…かな?」
シン「お、おう。お安い御用だ。…ほれ、口開けて」
ゆたか「いただきます」
シン「自炊は久し振りだからあんま自信ないが、どうだ?」
ゆたか「うん、おいしいよ」
シン「そりゃ良かった。ほれ、ア~ン」
ゆたか「あ~ん」

こなた「(ゆーちゃんが心配だから早めに帰ってきたけど…なにこのラヴい空気…)」

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最終更新:2009年04月19日 02:53
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