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―――シン
シン「ん………誰だよ、起こすなって………」
―――おい、シン
シン「だから誰だよ…………って、レ、レイ!?」
レイ『久しぶりだな、シン』
シン「な、なんでレイがここに………って、死んでる!?」
レイ『俺は気にしない。霊(レイ)になっただけあってな』
シン「いや、つまらないし。ってか気にするだろ?第一俺は………その、アスランに落とされたはずなのに生きて……」
レイ『だから気にするなと言っている。それにお前は今生きていることに感謝しないといけない。
   お前をここに連れて来たのは彼女だからな』
シン「ステラ………?」
レイ『そうだ。ああ、ちなみに今彼女はギルと遊んでるはずだ』
シン「そっか………なあ、ルナは?」
レイ『あいつならお前がいなくとも大丈夫だ。メイリンがいるしな』
シン「……………」
レイ『話が逸れたな。とにかくお前はこの世界で生きたら良いんだ。ステラもそれを望んでいる。
   だからあの世界は忘れろ』
シン「そんなこと………できないって」
レイ『戻ったところで何も変えることはできない。お前には辛いことしかない』
シン「…………」
レイ『さて、俺は消える事にするぞ。あと、これから先二度と俺達はお前に会いには来ない。
   お前にはこの世界で俺達の分まで幸せになってほしいからなああ、レディの扱いには気をつけろよ?じゃあな』
シン「………………」

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最終更新:2009年06月29日 23:36
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