カナヅチの
ふゆき先生に、シンがプールで泳ぎ方を教えることになりました。
シン「ほら、天原先生。怖がらなくても大丈夫ですって。
まずは水に慣れる為に、全身を水の中に浸けてみましょう」
ふゆき「だ、だけど
アスカ君…」
シン「大丈夫。ちょっとだけでいいんです。それに水を怖がってたらいつまでも泳げないままですよ?
俺も手を貸しますから、少しずつ頑張って行かなきゃ」
ふゆき「ううっ」
シン「んじゃ、1・2の3で行きましょう。いいですか?1・2の…3!!」
ふゆき「さんっ!(勢い良く水の中に頭を突っ込む)」
シン「ちゃんと10秒数えて下さいよー。そうしたら顔を出してもいいですから」
ふゆき「……ぶくぶく!がぼがぼがぼっ!(じたばたじたばた)」
シン「って、何溺れそうになってるんですかーっ!?わあ、しがみ付こうとしないで!
そんな風に暴れたら俺まで危な、ってどわあああーっ!!?」
水中に引きずり込まれたシンがふゆき先生を救出するまでの、暫くの後――
シン「ぜー、はー、ぜー、はー……ある意味ステラを助けた時よりハードな泳ぎだったぜ…」
ふゆき「アスカ君…」
シン「だ、大丈夫ですか天原先生?正直、俺はちょっと平気じゃないかも…」
ふゆき「アスカ君っ!私、怖かったです!とても、とっても怖かったです!!(ぎゅーっ)」
シン「うわあああ!だ、だから水の中でしがみ付かないで下さい!
それに胸!胸が当たってます!これじゃあ尚の事、色々な意味で俺が大丈夫じゃなくなっちまいますよ!」
ふゆき「わあん、アスカ君ーっ」
シン「ノオオォォォォーーーーーッ!!(再び水中へ落下)」
この後、這う這うの体で水中から脱出したシンが、気を失ったふゆき先生に
ザフト仕込みの人工呼吸で蘇生させようと試みるのだが、それはまた別のお話。
最終更新:2009年11月04日 19:41