みなみ(今日はシンさんから話があるって聞いたけど…どうしたんだろ)
みなみ「!」
図書室の中を見渡してみるとそこにはさっきまで思いに馳せてた青年の姿があった
みなみ「あ…シンさん、はっ話しとゆうのは……」
その青年は手に持っていた本を棚に戻しながら言った
シン「数分…数分でいいからもう少し待っててくれ、そしたら全部を話せるから……」
みなみ「・・・・」
シン「その前に少しだけ話しを聞いてくれ…始めて合った時にぶつかっちゃってゴメン」
みなみ「それは私が悪くて…」
シン「俺のバイト先に来てくれたのに先に帰らせちゃってゴメン」
みなみ「仕事ですから仕方ないですよ…」
シン「あの日に君が作ってくれたお弁当を食べられなくてゴメン」
みなみ「シン…さん?」
シンはおもむろに時計を見上げ
シン「あぁもうこんな時間か、……僕は少しトイレに行ってくるよ、」
みなみ「…はい」
シン「もう一度俺が来たときにたぶん忘れやすいから俺は覚えて無いかもしれないけど…気にしないで」
みなみ「……」
シン「それじゃ…またね」
その数分後、扉の開く音が誰もいない図書室に響いた
シン「はぁはぁ待たせちゃってスマンな」
みなみ「……いいえ」(?)
シン「今日こそは言わなくちゃいけないと思ったんだ」
みなみ「え?」
シン「俺はこの学校を卒業した今、もといた 国 に帰ることにしたんだ」
みなみは自分でも体の震えを感じた
みなみ「そ…その国はどれくらい遠いいんですか…?」
シン「日本からじゃ絶対に行けないくらいの距離だ」
みなみ「い…いつ頃になったら帰って来れますか…」
シン「……たぶん…もう帰ってこない……」
みなみ「…お手紙もくれますか」グス
シン「…………ゴメン」
みなみ「またお昼を一緒に食べれますか…」
シン「…………ゴメン」
一瞬の静寂、そしてみなみは口を開いた
みなみ「シンさん…わ、私はシンさんのことが…」
シン「ああそろそろ時間だ!!その話しは次に合った時にしてくれ!!……」
みなみの涙腺はすでに限界だった、両の瞳から大粒の涙が零れ落ちた……
返却カードと背表紙のタイトルは同じだった、その本に返却の記入しようとしたそのとき、一枚のメモ用紙が本の中から出てきて床に落ちた。
みなみはそのメモ用紙を拾いそれを読んだ、
メモ用紙にはシンが自分は何者なのか、なぜ目の前からいなくならなければならなかったのか、伝えられなかった感謝の気持ち、どうしても謝りたいこと、たくさんたくさん書いてあった。
そのメモを読んでる間にいつからか涙が溢れ出して来た
みなみ「グス」
シン『へぇ図書室にいつもいるのか』
シン『よくこんなに本が読めるな』
シン『みなみは本が好きなんだ』
シン『ゴメン、待たせちゃった?』
シン『待たせたな、ゴメン』
懐かしい、あの人とまた一緒に本を読んだりお弁当を食べたり一緒に下校したい…
みなみ「シンさん…シンさん……」
誰もいない図書室に声が響く、
シン「待たせたな…ゴメン」
そこには見間違う事も無い、流れるような黒髪、やさしさを湛えしかし力強く輝く赤い瞳。みなみは自分でも考える前に彼の胸に飛び込んでいた
みなみ「シンさん…私はあなたのことが…」
その言葉を言い終わる前にみなみの唇は塞がれた、そしてシンは改めてみなみを抱きしめ
シン「みなみ、君が好きだ、世界で一番誰よりも…君を愛している」
ぎゅ
少し苦しかった、けど心の奥から幸せが湧き上がった。
みなみ「私も…シンさんのことが………大好きです」
床に落ちたメモ、その日付は....
最終更新:2007年12月02日 09:46