<図書館にて>
シン 「この学校図書館なんてあったのか」
みゆき「ま、まぁ利用されない方にとっては馴染みのない場所ですから」
シン 「……高良、無理してフォローしなくていいんだぞ。呆れたなら呆れたって言ってくれ」
みゆき「あ、あはは……たしか古文で分からないところがあるんでしたよね。
かがみさんのほうが得意なのですけど……」
シン 「一応先に当たったんだけどなんか乗り気じゃないっぽくて。悪い気がしたんで
断った。最後まで気にしてたみたいだったけど」
みゆき「は、はぁ(かがみさん、お可哀想に……)、では始めましょうか」
シン 「ん、じゃあここからなんだけど……」
――二時間後――
みゆき「……ということです。他のところは大丈夫でしょうか?」
シン 「ん~、まだ不安はあるけど自分で解いてみる。ありがとな高良」
みゆき「いえ、これでも先輩ですから」
シン 「なんかこのままだと悪いな、なんかしてほしいことが言ってくれ」
みゆき「え……な、なんでもいいんですか!?」
シン 「あぁ、俺が出来ることならなんでもするよ」
みゆき「えっと、じゃあ、その……///」
みなみ「あ…………」
シン 「あれ? みなみ?」
みなみ「こんにちは……みゆきさんも」
みゆき「(……みなみ?)こんにちは、みなみさん。ここで会うのは久しぶりですね」
シン 「え? ……あぁそういえば二人は知り合いなんだっけ」
みゆき「ええ、家が近所なので小さい頃から」
シン 「てことは、ひょっとしてみなみって結構お嬢様?」
みなみ「……そんなことない」
シン 「そうなのか、わりとそういうイメージあるんだけどな」
みなみ「…………(プイッ)///」
シン 「いや恥ずかしがるようなとこかそこ?」
みゆき「(ひょっとして……)そうだ、シンさん。さっきのお話の続きなのですが」
シン 「ん? あぁしてほしいことだっけ」
みゆき「今度の休みにうちでお茶会をしませんか? 母もぜひ一度会いたいと
言っていたので」
シン 「別にいいけど……いいのかそんなんで?」
みゆき「はい。みなみさんも時間が空いてるならご一緒しませんか?」
みなみ「え……? わ、私も、ですか?」
みゆき「はい。みなみさんがここに入学して以来していませんし、久々にゆっくり
お話できる良い機会ですから」
シン 「……なぁ、それって俺いないほうがいいんじゃないか?」
みゆき「お茶会はお話を楽しむ場ですから問題はありませんよ。母もおおらかな方
ですから気にすることはないですよ」
シン 「そんなもんかなのか。で、みなみはどうするんだ?」
みなみ「わ、私は……その……」
シン 「個人的には知ってる顔が多い方が安心できるんだけどなぁ」
みなみ「あ、うぅ…………///」
みゆき「クスッ、今すぐに返事をしなくてもいいですよ。休みまではまだ時間が
ありますから」
みなみ「は、はい……」
――キーン、コーン、カーン、コーン……
シン 「っと、もうこんな時間か。悪い、今日は買出しの当番なんでもう帰るよ」
みゆき「お疲れ様でした」
みなみ「お、お疲れ様です……」
シン 「今日はありがとな、高良。みなみもまたな!」
みなみ「は、はい……」
みゆき「……みなみさん、ひょっとしてシンさんのことを?」
みなみ「ふぇ……!? いや、その、あの、この、どの……」
みゆき「そ、そんなに慌てなくても」
みなみ「うぅ……///」
みゆき「大丈夫ですよ、馬に蹴られたくはないですから野暮なことは言いません」
みなみ「みゆきさん……」
みゆき「そのかわり、私も引く気はありませんから。正々堂々やりますよ」
みなみ「え……? えぇ!?」
みゆき「お茶会の日、楽しみですね」
みなみ「あうう……///」
――かくして、高良家でシンを招いたお茶会が開かれることとなった。
しかしこのとき、みなみもみゆきも思わぬ伏兵がいることに気付いてはいなかった……
あれ? みなみSSじゃないような……
最終更新:2007年12月02日 09:46