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  • 命の選択を:序

命の選択を:序

最終更新:2008年12月10日 13:09

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だれでも歓迎! 編集

命の選択を:序 ◆S828SR0enc



【09:11 C-5・森】

 先ほどの化け物の死体から歩き出して数分、アスカは森の中にいた。
 じりじりと高くなる陽は容赦なく気温を上げ、木々の葉の隙間から差し込む光が目にちらついてうざったい。
 手にしたナイフを時どき意味もなく振り回したくなるのを必死で我慢しながら、アスカは警察署を目指す。

 ちらちらとあたりの暗がりに油断なく送る目くばせ。
 しっかりとナイフを握りしめ、いつでも戦闘に移れる姿勢。
 はたから見ればいかにも臨戦態勢と言える状態だったが、誰かが今のアスカを見れば首をかしげただろう。
 すなわち、時々地面に強くすりつける足の動きを。

「……気持ち悪い」

 吐き捨てるように呟いて、アスカは歩く。
 どうしても靴の裏に、先ほど踏みつけたあの化け物の肉の感触が蘇ってくる。
 表面は岩の色をしているくせに、中はぶよぶよしていて鮮やかなピンク色だった。
 あたしの中も、同じ色をしているんだろうか。

(――――――っ)

 こみ上げた吐き気に、思わず足を止める。
 死体なんて見慣れたものだ。まして化け物の死体なんて。
 エヴァンゲリオンのパイロットとして、自分は今まで何体の化け物を葬ってきたことか。
 だというのに、

「う、く……」

 この気持ち悪さはなんだろう、とアスカは腹を押さえた。
 その下で何かねばついたものがぐるぐるとぐろを巻いて回っているような気がする。
 はぁ、と吐いた息が湿っぽくて、それがまた無性に気色悪い。

(警察署に、行かなくちゃ)

 それだけが希望であるかの様に心の中で呟いて、再び歩きだす。
 今度は大股で、出来るだけ前を見て、心を空にしながら。
 そうしたら自分は「大丈夫」なのだと、武器を手に入れれば「大丈夫」なのだと、ひたすら繰り返しながら。

 だがそんなアスカの行く手を、木々を揺らした風が阻んだ。
 強風に髪があおられ、前が見えなくなる。

 強風は一瞬で収まったが、乱れた髪が邪魔で、いらいらしながら髪を手早く整える。
 見れば少し開けた獣道の枝に、いつのまにか白い紙が引っ掛かっていた。

「……なに、これ」

 一瞬のためらい。
 そしてその後に、たかが紙一枚に怯えた自分に苛立つ。
 その苛立ちを払拭するように、アスカは引きちぎるようにして紙を木からはがし取った。

 見覚えのある紙――メモ用紙。
 アスカにも支給されたそれには、ボールペンで走り書きがなされている。
 仲間に無事を伝える内容、ただそれだけだ。
 上にテープか何かがついていた跡があるから、どこかに元々張られていたと思われる。


 だが、そんなことはアスカにはどうでもよかった。
 しわが出来るほどにメモ用紙を握り込み、風の吹いてきた方向を見る。
 木々の隙間から見えるのは、似たような形状の家々が建ち並ぶ市街地だった。

「加持、さん……!」

 ぱっとアスカの声に、表情に色がともる。
 迷子の子供が人ごみの中で母親を見つけたときのような、喜びの色。
 それを隠そうともしないまま、アスカはもう一度メモを見直した。

 走り書きされた文字は、アスカが見慣れた加持の字によく似ている。
 それが市街地から飛んできたということは、あちらに彼がいるということ。
 風向きから判断すると、ここから北東の方向から飛んできたことになる。

 そこまで考えて、しかしアスカの顔色は一変した。
 ほんのりと上気した頬からすっと血の気が引き、汗がこめかみを伝う。

 市街地。その北東。
 そこは先ほど、アスカが向かうのを避けようと思った場所だった。
 理由は簡単。
 ホテルなどの役立つ施設が多い北東は、危険人物が集まりやすいから。

 つまり加持がいるのは、その危険地帯の真っただ中ということになる。
 ぐしゃ、と手の中でメモ用紙がつぶれた。

(加持さん、そんな、まさか)

 ふいに微笑む加持と、先ほど見つけた化け物の死体が被る。
 どろりとしたピンクの肉を飛び散らせた加持が頭に浮かび、アスカは激しく首を振った。

――行かなきゃ。
――行って、あたしが加持さんを守らなきゃ。

 瞬間的にアスカの頭の中をその思いが占めた。
 加持は一般人ではないが、はたして化け物を相手に生き残れるかと言われると保証は出来ない。
 もしかしたら、そういう化け物がここにいることさえ知らないかもしれない。
 そしてそんな加持に、先ほどの深町晶のような連中が襲いかかったら――――。

(だめだ、あたしがいかなくちゃ。
 化け物のことを知らない奴らなんかに、加持さんは助けられない。
 でもあたしなら、今のあたしなら、力になれる……)

 そう思うと、加持の危機だというのに、心のどこかが喜びに舞い踊るようだった。
 ようやく自分の行くべき場所を、やるべきことを見つけたと思った。
 これなら自分は「大丈夫」だと、そう思えた。

 ナイフを強く握りしめ、くるりと踵を返す。
 木々の間をかき分けていけば、さきほど脱出した市街地は目の前だ。
 喜びと恐怖が背筋を駆け上がるさなか、自分にこう言い訳しながらアスカは進む。

(一時間、一時間だけ探して、見つからなかったら警察署に行こう。
 加地さんに会えればよし、会えなくても武器を手に入れられればよし。
 大丈夫、あたしはできる子なんだから、きっと大丈夫)

 ぐしゃ、と草が足の下でつぶれる。
 ぐちゅ、と何かが足の裏で崩れた気がした。


 ◇ ◇ ◇


【09:18 B-7・喫茶店】

 窓から差し込む陽光の中、「ksk喫茶店」内は殺し合いの場だというのになごやかな空気の中にあった。
 喫茶店のふかふかしたソファに腰掛けながら、冬月は深く息を吸い、喫茶店の中を眺めまわす。

 近くの椅子に座ったサツキが、安心したような笑みを浮かべている。
 その傷ついた手足や顔は、今は包帯や絆創膏で覆われている。
 店の奥から加持が見つけてきた救急箱で、冬月が手当てをしたのだ。
 とはいえ、まだ彼女が自力で長時間動き続けるのは難しいように思えた。

 タママとケロロも近くのソファにそろって腰かけ、今は体を休めている。
 小さな体でサツキをここまで運び続けたので、そうとう疲労がたまっているのだろう。
 ケロロはともかく、タママの愛らしい顔にはまだ緊張の影が色濃く残っている。

 加持の姿は先ほどから窓の近くを行ったり来たりしている。
 どうやら今は動かない冬月たちに代わり、あたりを警戒してくれているようだ。
 この場では唯一健康状態である彼に申し訳ないと思う一方で、ありがたいと思う。

 だが、その加持が突如として店の外に駆けだすとは、さすがの冬月も予想が出来なかった。

「あ、れ?」

 サツキが不安そうな声を上げる前に、加持の姿は店の外に消える。
 誰もが困惑した顔つきで入口を眺めていると、間もなく加持は戻ってきた。
 その顔に、緊張を強く浮かべながら。

「どうした、加持くん」
「何かあったのでありますか? まさか危険人物が――」

「今すぐここを出ましょう」

 とがった声で告げられた言葉に、思わず何事かと返す。
 加持は外を横目でうかがいながら、切羽づまった声でこう告げた。

「喫茶店の外はあっちこっちの地面が抉れてたり、建物の端っこがかけたりしています。
 ぐるっと近くを見てきたが、あれじゃここ周辺で戦闘があったことがバレバレだ。
 おまけにサツキちゃんの怪我の血が、この喫茶店まで点々と続いている」

 加持の言葉に窓から外をのぞくと、確かに道なりに血の跡があった。
 ケロロたちが運ぶ際にサツキの傷から落ちた血だろう。
 そして同時に、小砂とタママが出会い頭に行った戦闘のことを思い出す。 

「と、いうことはですぅ?」
「つまりここに人がいることがモロバレってことでありますな――ってオイ!」

 にわかに緊張が走る。
 地図に乗っていないから気付かれることも少ないだろうと思って安心していたが、どうやらそうでもないようだ。
 あわわわ、とケロロが焦っている間に、さっさと加持は荷物をまとめ出している。


「冬月さん、ここは危ない。
 さっき外を見ていたら空に向かって極大のレーザービームみたいなのが飛んでいた。
 ってことは下手したら、この喫茶店を丸ごと焼き払われるかもってことですよ」
「そんな……!」

 びくん、と椅子の上でサツキが肩を跳ね上げる。
 サッキーまだ動いちゃだめですぅ、というタママの声を頭の片隅で聞きながら、冬月は思考する。

 確かにサツキの体調が回復したら移動するつもりはあった。
 だが、それは彼女が子供ということもあり、ずいぶん先になりそうだと感じていたのも事実だ。
 願わくばそれまでに小砂が戻ってくることを期待したかったが、こうなれば一刻の猶予もない。
 加持の言うとおり、いったんはここから離れる必要があるだろう。

「冬月殿、どうするでありますか?」

 緊張感を汗に変えてだらだらと流しながらも、ケロロが問う。
 自然とこの場の指導者的立場に自分が立っていることを今更に自覚しながら、冬月は地図を広げた。
 地図には載っていないが、ここはデパート近く。
 あたりをうろうろと指先で探ること数十秒で、冬月は口を開いた。

「――移動しよう。
 そして、公民館に向かおうと私は思う」

 こうみんかん、とタママが呟いた。

「公民館はここからさほど遠くない。サツキくんの体調を考えると、今はあまり移動しない方がいいだろう。
 とはいえ地図に載っている場所だから、当然危険は付きまとう。
 出来れば公民館入口が見渡せる民家の中にでも避難して、様子をうかがいたいが……」
「で、でもフッキー、コサッチはどうするんですぅ?」

 タママの言葉に冬月は顔をしかめた。まさに今の懸念事項がそれだ。
 何の伝言もなしに移動すれば、血の跡を見つけた小砂が何かの誤解をする可能性もある。
 かといって、ただ伝言を残すだけでは自分たちの事が他の人物にばれてしまう。
 まさに板挟みの状況だった。

「こっちの移動場所を知らせなければいいんじゃないでしょうかね?
 俺がさっきやったみたいに、無事だけど移動する、ってだけにしておけば――」
「いや、彼女とは出来るだけ確実に合流したい。
 戦闘能力も大事だが、飛行能力を持つ彼女が空から異常を見つけるということは十分にあり得ると思う」
「ま、そりゃ確かにそうですが……」

 手持無沙汰気に壁を叩いて加持が言う。
 今度はケロロが思案顔で口を開いた。

「では、こういうのはどうでありますか?
 我々は移動するが、次の放送の時にこちらに戻ってくる。
 それまでここで待機してくれ、という伝言を残すでありますよ」
「でも軍曹さん、それだと怖い人に待ち伏せされるかもですよぉ?」
「うっ!…………で、ありますな」


 タママの突っ込みにしょぼーんと項垂れるケロロ。
 冬月自身も頭の中で色々と考えてはみるが、いい案が思い浮かばない。
 パソコンならパスワードを仕掛けることはできるが、あいにくここにそれはないし小砂がそのことを知らないかもしれない。
 曖昧にすれば意味がなく、かといって具体的に書くことは危険を伴う。
 どうするべきか、と首をひねる。

「しょうがない、彼女のことはもったいないが捨て置きましょうよ。
 このままゆっくりしていたらこっちが襲撃される」
「お前、コサッチを見捨てる気ですぅ?」
「こ、こらタママ、喧嘩しちゃダメでありますよ」
「軍曹さんはちょっと黙っててくださいですぅ。
 コサッチは強いけどまだちっさい女の子なのに、それを――」
「お、おいおい……」

 敵対心をむき出しにして加持に怒鳴りかかろうというタママに冬月は驚く。
 確かにかっとなりやすいのはわかっていたが、それにしてもやけに刺々しい。
 それに加持はへらへらと笑っていなし、ケロロが必死になだめすかしている。
 下手をすれば仲間割れになるかもしれない状態に、冬月は頭を抱えるばかりだ。

 と、そのとき

「あの……」

 す、と小さく白い手をあげて、初めてここでサツキが声をあげた。


 ◇ ◇ ◇


【09:22 B-7・喫茶店】

 冬月やタママ達が話していたことの詳しいことは、幼いサツキにはまだよくわからない。
 ぱすわーど、などの知らない単語も出てきた。
 だからサツキにわかったのは、ここに他のひとに気づかれないように伝言を残したい、ということだけだった。

(伝言……)

 出会って以来色々とお世話になりっぱなしの軍曹たち。
 自分を助けてくれた冬月さんや加持さん。
 そうした人たちがああでもない、こうでもないと悩み、しまいには喧嘩を始めようとしている。
 まだ痛みの残る手足をわずかにふるわせ、サツキは必死で考えた。

(伝言、秘密の伝言……あ、)

 ぱちん、と風船がはじけるように思いだした。
 なんてことない日々の、なんてことない遊びの延長線。
 だけどそれが、ここで役に立つというのならば。

「あの……」

 取っ組み合いになりかけの人たちに向かって手を挙げるのは怖かった。
 案の定、四人分の視線がぐるんとこっちを向く。
 それに一瞬手を震わせながらも、サツキは小さく言った。

「狸の伝言って、どうですか……?」


 そして、さらに十五分後。
 喫茶店の壁には、冬月がペンで描いた巨大な伝言が記されている。

 『うとたまなこりふうのぞうえたまつまりあのなたまうがつあたゆきるばうにいたるぞ
 ともそうはふおまきこおいたこま』

 これだけみると、奇妙な落書きにしか見えないだろう。
 そう見えた方がいい、と加持が提案したので、わざと荒い字で書きなぐった面もある。
 そしてその下の方に、今はタママが別の字でこう付け加えていた。

 『仲間のことは気にしないで
  コサッチへ』


「ゲロリゲロリ……するってぇと、これはどういうことでありますかな?」

 壁の二つの伝言を見ながら、ケロロが首を傾げる。
 それにサツキは壁を指差しながら答えた。

「えっと、狸の伝言って言うのはね、例えば手紙とかにこう書くの。
 “おたやつたたはつたくたえのたうたえでたたすた”。
 それで、その下に狸の絵を描くの」

「そうすると、たぬき……すなわち上の文から『た』を抜けって意味になる。
 今の例なら“おやつはつくえのうえです”になる。
 ガキの頃よくやったなぁ、そういう暗号遊び」

 懐かしげに眼を細める加持の向こうで、冬月も頷いている。
 だが、ケロロはまだ要領がつかめないようだ。

「むー、それはわかったでありますが、それとこの壁のとどう関係するでありますか?」
「んじゃ、僕が解説しちゃうですぅ。
 僕の書いた二つの文は、ひとつはコサッチのあだ名を出すことでこれを僕が書いたってわかってもらうためのもの。
 そしてもう一つは、上のひらがなの暗号を解くカギですぅ」

 ぴし、と『仲間のことは気にしないで』を指差し、タママが言う。

「仲間ってのはコサッチにとっての仲間、要するに僕とフッキ―のことですぅ。
 それを気にするな、つまり上の文章から“たまま”と“ふゆつきこうぞう”をのぞいて読め、っていう意味になるんですぅ。
 コサッチは応用力がありそうだからきっと気づいてくれるってフッキ―が言うし。
 ほんと、サッキーのナイスアイディア様々ですぅ」
「ははーん、とすると伝言というのは……」


「“となりのえりあのながあるばにいる、ともはおおい”。
 ……つまりここの隣接エリアで唯一名がある公民館に私たちはいるということ。
 そしてケロロ軍曹をはじめ仲間がいるということを示したつもりだ。
 彼女なら、きっと意図を読み取ってくれるだろう」

 そう言って、冬月はサツキに微笑みかける。
 よくやった、という笑みだ。
 それにサツキが嬉しくなると同時に、ケロロがすごいであります!と声を上げる。

「さすがサツキ殿、見事な発想力であります!」
「ん、よくみっちゃんとかとこうやって遊んでたから、思いついただけだし……」
「でもこれで無事に伝言が伝えられるんですから、サッキーはすごいですよぉ」

 ケロロとタママにまとわりつかれ、サツキから笑顔がこぼれる。
 よかった、役に立てた。こんな私でも出来ることがあった。
 それに喜んでいると、ふいにひょいと体が浮く。
 気付けばサツキは加持に抱えあげられていた。

「その体じゃまだ歩くのは大変だろう……ほら、つかまって」

 ひょい、と体を回される。おんぶの姿勢だ。
 ちょっと恥ずかしかったけれど、まだあちこち痛かったのも事実。
 ありがとうございますを言って、サツキは加持の首に腕をまわした。

「よし、では出発するか」
「了解であります!いざすすめーい!」

 念のために首輪探知機をケロロが手に持ち、一同は喫茶店を後にする。
 壁に大きく書かれたいびつな伝言が、いびつに揺らめく五人の影を見送っていた。


 ◇ ◇ ◇

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