あたしが此処にいる理由 ◆Fe3NifTDyM
………
………
……暗いな。
どこだろ、ここ?
真っ暗で何も見えない。
確か…あの二人の攻撃から逃げて……それから痛みが酷くなって…気を失って……。
……そうか、洋館の地下室か…暗いわけだ。
どれくらい眠ったんだろう。今度は夢も見なかったし…。
そんなに時間は経ってない筈。
………
………
ティアがまた励ましてくれると思ったけど…そんなに都合よくはいかないよね。
でも、またティアに会いたかった。夢の中で…励まして欲しかった。
………
弱いな、あたし。諦めないって誓っておきながら諦めようとしてる。
ごめんねティア。何度も頼ろうとして。
諦めないよ。
あたしは、何度だって自分の足で立つよ。
まだ生きてるんだから、生きてる限り立ってみせるよ。
………
……暗いな。
どこだろ、ここ?
真っ暗で何も見えない。
確か…あの二人の攻撃から逃げて……それから痛みが酷くなって…気を失って……。
……そうか、洋館の地下室か…暗いわけだ。
どれくらい眠ったんだろう。今度は夢も見なかったし…。
そんなに時間は経ってない筈。
………
………
ティアがまた励ましてくれると思ったけど…そんなに都合よくはいかないよね。
でも、またティアに会いたかった。夢の中で…励まして欲しかった。
………
弱いな、あたし。諦めないって誓っておきながら諦めようとしてる。
ごめんねティア。何度も頼ろうとして。
諦めないよ。
あたしは、何度だって自分の足で立つよ。
まだ生きてるんだから、生きてる限り立ってみせるよ。
『……スバル』
いいよティア。これ以上頼ったら、あたしが自分を許せなくなる。
ちゃんと立つから……。
ちゃんと立つから……。
『……スバル』
大丈夫だよ、諦めないから。
あたしは、ちゃんと……、
あたしは、ちゃんと……、
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| スバル、ぼくだよ。|
|________|
.∧ | ∧
,i |_,! i、
i .。 |_ 。, `i
i -ー、―-、 |
i ,/"^ヘ^i i
i i' | |
i ヽ_,._,/ ,'
゛ー---―'
「中トトロ!?」
なんで? どうして? 中トトロが…、
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| スバル……後ろ。 |
|________|
.∧ | ∧
,i |_,! i、
i .。 |_ 。, `i
i -ー、―-、 |
i ,/"^ヘ^i i
i i' | |
i ヽ_,._,/ ,'
゛ー---―'
「へ!?」
後ろ? 後ろに何が……、
「痛っ!」
なに? なんなの?
『今度は大丈夫みたいね』
「ティア!? 何で?」
『また落ち込んでるようなら怒鳴ろうと思ったんだけど…必要なさそうだから』
「じゃあ、なんでぶつの?」
『ガルル中尉の言ったことを忘れてるから』
「え?」
『一人で抱え込むな。自分の役割を果たし、その上で理想を叶えられるよう邁進しろ』
……あたし、また一人で抱え込んでた。
どうして、いつもこうなんだろう。すぐに周りが見えなくなる。
今だってそうだ。冷静に判断できないで騙されてこうなったんだ。
ガルル中尉があたしに残してくれた言葉なのに。
それも思い出せないくらいに…、
どうして、いつもこうなんだろう。すぐに周りが見えなくなる。
今だってそうだ。冷静に判断できないで騙されてこうなったんだ。
ガルル中尉があたしに残してくれた言葉なのに。
それも思い出せないくらいに…、
『まぁ叩いたのは、あたしが言ったのに忘れたからだけどね』
「………」
『それと思い出させるためよ』
「思い出させる?」
『みんなで考えたでしょ。自分より強い相手と戦う時はどうするの?』
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
………
……また夢か。
ひどい励まし方。ティアらしいけど……だけど…うれしいよ。
あたしを見捨てないでくれて、こんな弱いあたしを…。
いつだって支えててくれる。だから…あたしは応えなきゃ、ティアの期待に。
もちろん、あたしが勝手に見た夢だって分かってる。でも応えたい。応えて…ゲームを壊して帰るんだ。ティアのところに。
その為にも冷静になるんだ。
状況をしっかりと把握するんだ。
……また夢か。
ひどい励まし方。ティアらしいけど……だけど…うれしいよ。
あたしを見捨てないでくれて、こんな弱いあたしを…。
いつだって支えててくれる。だから…あたしは応えなきゃ、ティアの期待に。
もちろん、あたしが勝手に見た夢だって分かってる。でも応えたい。応えて…ゲームを壊して帰るんだ。ティアのところに。
その為にも冷静になるんだ。
状況をしっかりと把握するんだ。
今の状況は……ほぼ生き埋め。
でも埋まってる割には、そんなに圧迫されてないような…。
でも埋まってる割には、そんなに圧迫されてないような…。
『……ス…バル…意識が…もど…り……』
「レイジングハート? どこにいるの?」
『あなた…の頭…の近…く……』
「大丈夫なの?」
『自己……修復…可…能範…囲……す』
「ごめんなさい。あたしが油断したせいで…」
『いえ…謝…らなけ…れば…なら……いの…私…です』
「なんで? なんでレイジングハートが謝るの?」
『フィールドを……形成で……ず、バリア…ジャケ…トの維持しか……』
だからか、だから埋まってるのに圧迫感が少ないんだ。
「大丈夫だよ、レイジングハート。あたしは…あたしは特救を目指してるんだよ。
これくらい一人で脱出してみせるよ」
これくらい一人で脱出してみせるよ」
幸い周リに木材の破片が多い。崩れないように支柱を作っていけばいい。
片足は痛むけど、匍匐全身で進むんだ問題ない。
時間だってある。次の放送までに何とかすればいいんだ。
脱出してみせる。
片足は痛むけど、匍匐全身で進むんだ問題ない。
時間だってある。次の放送までに何とかすればいいんだ。
脱出してみせる。
『…スバル……東…側に……部屋…』
「えっ?」
『隠し…部…屋で……す……』
隠し部屋…うっすら明かりが漏れてる。
迷ってる暇はない。行くしかない。
入り口が崩れている以上その部屋に賭ける。
少し休めて、ディバインバスターを打つ事が出来る広さがあればいい。
天井を打ち抜ければ、ウイングロードで一気に脱出できる。
決まり。可能性がある以上、そこに行く!
迷ってる暇はない。行くしかない。
入り口が崩れている以上その部屋に賭ける。
少し休めて、ディバインバスターを打つ事が出来る広さがあればいい。
天井を打ち抜ければ、ウイングロードで一気に脱出できる。
決まり。可能性がある以上、そこに行く!
「その部屋に行くよ。レイジングハート」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
あと…十メートル。
歩けばすぐの距離…数秒の距離。
でも…通路を作りながら這って進む以上、簡単には辿り着けない。
それでも六課での…なのはさんとの教導に比べればなんてことない。
ティア、大丈夫だよ。負けないから、あたし。
それに、
歩けばすぐの距離…数秒の距離。
でも…通路を作りながら這って進む以上、簡単には辿り着けない。
それでも六課での…なのはさんとの教導に比べればなんてことない。
ティア、大丈夫だよ。負けないから、あたし。
それに、
『みんなで考えたでしょ。自分より強い相手と戦う時はどうするの?』
ちゃんと覚えてるよ。あの時のこと。
みんなで試行錯誤したよね。
そういえば、ギン姉に母さんの戦い方を聞いたのもあの時だったな……。
みんなで試行錯誤したよね。
そういえば、ギン姉に母さんの戦い方を聞いたのもあの時だったな……。
―――自分より強い相手に勝つためには、自分のほうが相手より強くないといけない―――
この問題の矛盾と意味を、よく考えて答えなさい。
この問題の矛盾と意味を、よく考えて答えなさい。
少し前に、なのはさんに出された問題。
考えに考えて、あたしたち四人は答えを出した。
考えに考えて、あたしたち四人は答えを出した。
『自分より総合力で強い相手に勝つためには、自分が持っている相手より強い部分で戦う。
そのために自分の一番強い部分を磨きあげて、これなら誰にも負けないって自信と気概を持って戦いに当たる!』
そのために自分の一番強い部分を磨きあげて、これなら誰にも負けないって自信と気概を持って戦いに当たる!』
でも今は、これだけじゃダメだ。勝てない。
電話を掛けてきた相手だけなら問題ない。
けど、あの蛇の様な相手が一緒に居る以上、あたし一人じゃ勝てない。
だから、これを強化した答え。機動六課で学んで四人で導き出したもう一つの答。
電話を掛けてきた相手だけなら問題ない。
けど、あの蛇の様な相手が一緒に居る以上、あたし一人じゃ勝てない。
だから、これを強化した答え。機動六課で学んで四人で導き出したもう一つの答。
『チームがそれぞれの強い部分を持ち寄れば、より万全に近くなる』
必要なのは一緒に戦ってくれる仲間。
あたしは、フロントアタッカー。最前線で防衛ラインを守る…最前衛だ。
そして、あたしがサポートしサポートされる、センターガード、ガードウイング、フルバック。
ティアやエリオ、キャロのポジション。でも三人ともここにはいない。
だけど、あたしは一人じゃない。
機動六課がないなら……作ればいいんだ。
中尉が信頼できると言った、ケロン軍の3人。
あたしとなのはさんの六課・Stars。
あたしは、フロントアタッカー。最前線で防衛ラインを守る…最前衛だ。
そして、あたしがサポートしサポートされる、センターガード、ガードウイング、フルバック。
ティアやエリオ、キャロのポジション。でも三人ともここにはいない。
だけど、あたしは一人じゃない。
機動六課がないなら……作ればいいんだ。
中尉が信頼できると言った、ケロン軍の3人。
あたしとなのはさんの六課・Stars。
今は、まだ会ったことのない。あたしと同じ志の人たち。
必ず居る筈だ。探して一緒に戦う。
だって、あたしはここに来て誰も救えてない。
まだ誰も救ってないんだ。
力は人を傷つけるために、あるんじゃない。
命を…明日をを守るためにあるんだ。
だけど…だけど今だけは、この部屋で……。
魔力と体力が戻ればディバインバスターが打てるから…。
この部屋で…休…ま…せ…て……。
必ず居る筈だ。探して一緒に戦う。
だって、あたしはここに来て誰も救えてない。
まだ誰も救ってないんだ。
力は人を傷つけるために、あるんじゃない。
命を…明日をを守るためにあるんだ。
だけど…だけど今だけは、この部屋で……。
魔力と体力が戻ればディバインバスターが打てるから…。
この部屋で…休…ま…せ…て……。
【H-3 別荘地下室・隠し部屋/一日目・夕方】
【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】全身にダメージ(大)、疲労(大)、魔力消費(大)。
【装備】メリケンサック@キン肉マン、レイジングハート・エクセリオン(中ダメージ・修復中)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【持ち物】 支給品一式×2、 砂漠アイテムセットA(砂漠マント)@砂ぼうず、ガルルの遺文、スリングショットの弾×6
【思考】
0:機動六課を再編する。
1:隠し部屋で休憩。
2:何があっても、理想を貫く。
3:人殺しはしない。なのは、ヴィヴィオと合流する。
4:人を探しつつ北の市街地のホテルへ向かう (ケロン人優先)。
5:オメガマンやレストランにいたであろう危険人物(キョンとナーガと雨蜘蛛)を止めたい。
6:中トトロを長門有希から取り戻す。
7:ノーヴェのことも気がかり。
【状態】全身にダメージ(大)、疲労(大)、魔力消費(大)。
【装備】メリケンサック@キン肉マン、レイジングハート・エクセリオン(中ダメージ・修復中)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【持ち物】 支給品一式×2、 砂漠アイテムセットA(砂漠マント)@砂ぼうず、ガルルの遺文、スリングショットの弾×6
【思考】
0:機動六課を再編する。
1:隠し部屋で休憩。
2:何があっても、理想を貫く。
3:人殺しはしない。なのは、ヴィヴィオと合流する。
4:人を探しつつ北の市街地のホテルへ向かう (ケロン人優先)。
5:オメガマンやレストランにいたであろう危険人物(キョンとナーガと雨蜘蛛)を止めたい。
6:中トトロを長門有希から取り戻す。
7:ノーヴェのことも気がかり。
※キョン(名前は知らない)は超人か宇宙人であり、魔力を使えるのではと思っています。
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