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  • Hard Luck Duo

Hard Luck Duo

最終更新:2009年08月11日 18:59

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だれでも歓迎! 編集

Hard Luck Duo ◆5xPP7aGpCE



太陽は今尚海と空を紅く染めていたが既に水平線の彼方に半ば以上没していた。
さほど時間を経ずして完全に沈むだろう、そして日中暖められた気温は心地良い程度にまで下がる。
だが例外もある、島の最北部では最も陽が高かった時の気温を更に更新し続けていた。

街とは人類が生み出した可燃物の集合体でもあった。
強風に煽られて火勢は一向に衰えない、何一つ消火活動が行われない無人の街を飲み込み尽くさんと寧ろ勢いを増している。
既にその尖兵は海岸までを制圧し、東西に前線を押し広げていた。

数十分前まで集っていた者達の姿は既に無い。
脱出手段を見つけた者は早々と去り、戦いを選んだ者は命を失った。
今や炎が主人として闊歩する街に残るのは僅か、その中に敗残兵の様に追い立てられる者が居た。



               ※       



―――遠くへ、化け物と災から出来るだけ遠くへ!

一人と一匹の逃亡者はひたすら走っていた。
人間の川口夏子とモンスターのハム。姿形は異なっても危険を避けるという生物的本能は変わらない、僅かでも安全な場所を求めて東を目指す。
だが走っても走っても熱気からは逃れられなかった、市街地全体がオーブンに放り込まれたと錯覚する程に灼熱地獄と化していた。
汗は忽ち蒸発し呼吸の度に喉が痛んだ、風すらも熱せられ天然のドライヤーとして丸干しにしようと吹き付ける。

シンジの地図に合流場所として記したデパートはとうに過ぎ去っていた。
元々期待薄であった上、来ていたとしてもこの大火の前では逃げ去っているだろうと思うしかない。
今は自分達の身の安全が何より優先なのだ。

川口夏子は今の自分が許せなかった。
強者の争いに巻き込まれたのは運が悪かったと納得できる、結果撤退したとしても何ら恥ずかしくは無い。
しかし過程はどうだ、自分は冷静に対処し最善の道を選べたのか?
―――否
では持てる力を振り絞り納得のいく戦いが出来たのか?
―――それも否

『わかるか? これが力の差というものだ。首をへし折られるか、切り落とされるのが嫌なら俺に逆らわない方が懸命だぞ』

何も出来なかった、化け物に呆然とし交渉すら成立せず単なる囮として利用された。
その上涙目で考えた事は現実逃避とも言える力への渇望、最初から最後まで子供同然の有様だった。

(女だから、弱いからいけないんだ! 無知だからヒドイ目にばかり遭うんだ!)

あの日以来何度も自分に言い聞かせてきた、大事だった家の手伝いも止めて努力し続けて来た。
西オアシス政府の軍人になれたのはそれだけの汗と血を流したからだ、何もせず強くなりたいなど―――自分自身を侮辱するに等しいというのに。
何と無様な事か! これでは糞に塗れたあの時の自分と変わらないではないか。

『だ、だからといってあなたのような危険のある人物を近くに置くわけには――がふっ』

何故あの時の自分はあんなに情け無い声を出した?
危険な連中など灌太を始め幾度も相手して来たではないか、姿形が違うだけであれ程取り乱すなんて!
今迄生きてきた結実がこれか、自分はここまで弱かったというのか!

己を取り戻すに従ってまざまざと記憶が蘇る。
とてつもなく耐え難い感情が渦を巻く。
衝動的に壁に頭を叩き付けたくなった、絶対にこのままの気分でいたくない!

「……殴って」
「ムハッ、何を言っているのですか夏子さん?」

それは罰。
それは二度と同じ事を繰り返さぬ為の誓い。
身に塗れた弱さを打ち払う為の夏子の選択。

「いいから殴って! これはケジメよ!」

ハムは急にそんな事を言われ戸惑いの表情を浮かべる。
だがすぐに夏子の顔を見て合点が行ったらしい、走るのを止めてブンブンとシャドーボクシングをしてみせる。

「言っておきますが我輩の拳は痛いですよ、本当に良いのですかな?」
「ええ手加減は無用よ、ガツンとして頂戴!」

目を閉じた夏子が横を向く、それは頬を殴れという意思表示。
夏子が立ち直ってくれるのはハムにとっても歓迎だ、女性を理由に断れば恐らく更に夏子を怒らせる。
ならやるべき事は只一つ、ハムは躊躇無くそれを実行した。

跳躍力に優れる兎の後脚が大地を蹴る。
更に屈めた身体がバネを効かせて上体を加速、固く握り締められた拳はフック気味の軌道を描いて夏子の顔面に激突した。

”ガゼルパンチ”

野生の獣が放ったそれを受けて夏子は3メートル余りも吹き飛んだ。
言われた通り手加減無しの本気の一撃、道路をマネキンの様に転がる彼女を見てハムの表情に不安が浮かぶ。
駆け寄ろうとした矢先、ヨロヨロと夏子が立ち上がった。

「いいパンチだったわ……、あんたウチの隊でも十分やっていけるんじゃない?」
「お褒めに預かり光栄です、正直立ち上がれないのかと思いましたよ」

鼻血と口元の血を袖で拭いながらも夏子は笑う、酷い顔だが憑き物が落ちたように目は光を取り戻していた。
これでいい、弱い自分とは決別しなければならないと彼女は自分に言い聞かせる。
砂漠で弱気になれば絶望を呼び込む、ここから新しいスタートを切れるかどうかが生死を分ける。
ぱん、と自分でも頬を叩いて気合を入れる。激痛が走るが死ぬ事と比べたらどうという事は無い。

「ハム、こんな頼りない同行者を見捨てたくなった? だとしても文句一つ言わないわよ」

夏子はここで改めて自分が認められているのかを問う。
さっきといい今迄といい本当に情け無い所を見せてしまった、賢い兎が別れを望むならば止めはしない。
信頼を失った相手と同行を続けたところでその末路は知れている。

「我輩を見くびらないで下さい夏子さん、先程の夏子さんならともかく今の貴方とは寧ろこちらから同行をお願いしたい程ですよ。
 第一ここで夏子さんを見限ったところで何一つ我輩の有利にならないじゃないですか」

ハムは当然のように首を振る。
確かに夏子は弱さを見せたがそれは彼とて同じ事。
悪魔将軍、アプトム、ゼクトールといった力の及ばない強者を知った、その上で別れるなど彼ならずとも愚策と判断するだろう。
幸い夏子は自ら立ち直った、彼女の気概を見せられてハムは自ら頬を出す。

「次は夏子さんがお願いします、私にとっても先の事は失態でしたし報いを受ける理由はあります」
「そして信頼も得たいという所かしら? まあいいわ、お互い貸し借り無しでやりましょう!」

言うが早いか夏子が動く、腰を軸に上体を捻り反作用が脚を勢い良く加速する。
横薙ぎの踵が先程のお返しとばかりハムの横っ面を猛打した、踏ん張りも効かずに二足兎は体操選手の様に回転する。
それでも受身はキッチリとこなすのはさすがモンスターという所か。

「イタタタ……、夏子さんも本当に手加減しないんですから危うく気を失うかと思いましたよ」
「それはお互い様じゃないの? さて、貴方のこれからの考えを聞かせて貰えないかしら」

頬を押さえるハムを夏子は助け起こした、今は早急に行動方針を決めなくてはならない。
策士として警戒していたが今や一蓮托生といっていい状況である事はハムとて解っている筈だ。

「我輩達の選択肢は限られてます、逃げるか引き返してあの人達に取り入るかです」

強者を味方に付けるのは街に来た目的の一つだった、頭を下げてでも仲間になるメリットはある。
あの時は先に夏子が断ってしまったが話し合いの余地は十分に有るとハムは睨んでいた。

「後者は反対ね、私達の感情を抜きに考えても決着が付いた後で仲間にしろというのは今更過ぎるわ」
「同意見です。それに夏子さんは感情的に申し出を受け付けなかったみたいですが合わないと思う勘は案外当たるものです。
 あの人達とたとえ組めても長続きしなかったと割り切りましょう」

こぼれた水は戻らない、ハムとて一度決裂した以上望みは薄いと思っている。
二人以外の他人は所在が知れない、なら逃げるしかない。言葉を交わすまでも無く頷き合う。
逃げ道についても選択の余地は無い、西側は完全に塞がれた、北や東は海に追い詰められるだけ。
火災の鎮火を期待するのは砂漠で雨乞いをするも同然、夏子とハムは既に市街地の運命を見限っている。

風が急速に強くなっていた。
偶然の追い討ちでは無い、火災の高熱が猛烈な上昇気流を生み出して周囲の空気を引き寄せているのだ。
それは新たな酸素を供給し、個々の火災を集束させ、巨大な塊となって渦を巻く。

”火災旋風”

大火や山火事で非常に恐れられる現象が起こり始めていた。
数百度の高温ガスが荒れ狂う炎の嵐、パゴダの様に立ち上るそれは今遠くともやがて襲い来る地獄。
危険を承知で南下する以外に道は無かった、もはや悪魔将軍を恐れてはいられない。

「急ぐべきです、下手すると南に火が回ってしまいます」

ハムが促す。ここからでは良く見えないが南の山腹でも盛んに煙が立ち昇っていた。
燃え方次第では炎に囲まれてしまう、ハムはそれを心配しているのだ。
夏子もそれは解っている、だが目の前の建物に気付いて立ち止まる。
ハムもすぐにそれに気付いた、看板に書かれた文字がはっきりと建物の役目を教えていた。

「診療所ですか、こんな街外れに在ったんですねね。まさかあそこに立ち寄りたいと!?」
「ええ、傷の手当てに使えるものが残っていれば是非回収しておきたいわ」

ハムはもう一度振り返って炎が到達する時間を推し量る、多少の品を持ち出す程度の余裕は有りそうだ。
これは不幸続きの一人と一匹に与えられた果実なのかもしれない。
ここまで来て何も得ずに引き返すのかという気持ちはハムにも有る、程無くして失われるとわかっているだけに一層美味として瞳に映る。

「異論はありません、ですが夏子さんはそれらの品を使えるのですか? 宝の持ち腐れというのは勘弁いただきたいのですが」
「当然よ、応急措置程度なら実務経験を何年も重ねてるわ」

録に医者が居ない関東大砂漠では自分で怪我の措置をするのは当たり前だった。
既に走り出した夏子を追いながらハムはやはり別れなくて正解だったという思いを新たにした。

(それにしても―――何故この施設は地図に載ってなかったのでしょうかね?)

ハムの疑問は尤もであった、確かに目立つ建物ではないが命のやり取りが行われる舞台では海の家や廃屋などよりよっほど重要度が高い筈。
なのはに朝倉、リナの様に治癒の技能を持つ存在が居る故か? だとしても医療施設としての価値を減じるとは思えない。
だがそれを言うのならこの島そのものが不可解なのだ、一施設の不記載などそれに比べればほんの些細な事に事に過ぎない。



               ※       



一般に離島の診療所は設備が充実しているとは言い難い、重病の患者は本土の基幹病院へ搬送するのが基本であるからだ。
それ故に市街地の外れなのだろう、ヘリポートを併設する診療所となればどうしても立地が限られる。
この島はレジャー施設が多いリゾート地という理由からか、離島としては充実した診療所であった。

「包帯、消毒薬、手術道具に医薬品各種、白衣まで有るわね。出来る限りの物は持っていくわよ!」
「ムハ~、では我輩は病室を見回るついでに毛布やシーツでも集めるとします」

奇妙な言い方だがここは誰一人として訪れた事の無い処女地であった。
全ての物が手付かずのまま残っている、棚には整然と薬品の瓶が並び、掃き清められた室内にはゴミ一つ落ちていない。
手分けして有用と思われるものをバッグに詰めた、特に縫合糸や鎮痛剤など外傷の治療に役立つものは真っ先に確保した。

彼女らの貪欲さはこれまでの失ったものを少しでも埋め合わせようとしているかに見えた。
仲間とは離散し戦力も不足、せめて道具をと思うのは自然かもしれない。
それらが役立つ時が来るのかはわからない、それでも、賽の河原だとしても希望は積み上げていかねばならないのだ。

夏子が腕を止めた時、収納が全て開け放たれ台風や地震の被災地さながらの光景がそこに在った。
薬品はあらかたバッグに詰めた、急いだ為に高血圧や糖尿病の薬といった役に立ちそう無いものも混じっているだろうが元の世界の土産にはなる。
医学書までも回収したがさすがに手術台やレントゲンを持っていく事は諦めた。

時計に目を遣ればあと少しで放送が始まる、一通りの物は手に入れた事だしハムと合流して一緒に聞くべきだろう。
廊下に出るとムンとした熱気を感じた、窓から熱線が入り込んできているのだ。
見渡せばまだ手付かずの扉が並んでいる、この時夏子は取りこぼしが無いかと気になった。

中を覗く程度ならと手近なドアノブに手を掛ける。
第一目的の医療品は集め終えた、他に何か有れば僥倖だ。
そこは診察室か医師の詰め所なのだろうか、整然とした室内には大きな机が置かれていた。

薄暗いその中に夏子は足を踏み入れる、探すまでも無くそれはあった。
机に設置されていたのはモールとゴルフ場でも見かけたアイボリーの箱、即ちパソコン。
だが夏子の瞳は険しかった。

「S、O、S? こんな文字は前見たパソコンには無かったわね……」

そのパソコンは奇妙であった。
モールのパソコンもゴルフ場のパソコンも最初は電源が入っておらず当然画面も消えていた。
なのにこのパソコンは点いている、三文字のアルファベットが浮かんでいる―――となれば。

まさか他に誰かが入り込んだのか!? 夏子は銃を取り出して警戒を強める。
しかし気配は何処にも無い、不審に思いながらも夏子は銃を下ろさない。

もう一度室内の状況を観察する。
引き出しに荒らされた形跡は無い、椅子も丁寧に収まっている。
丁寧に掃除されているらしく髪の毛一つ落ちてない、机にはパソコン、そして電話。
壁に連絡先の一覧が有った、大文字で記された番号は島外へ患者の搬送を依頼する為のものらしい。

半開きのブラインド越し外を見やればそこは広々としたヘリポート。
着陸の邪魔とならぬよう視界は非常に開けていた、遠くでキラキラと輝く海が見えた。

(あれは……まさか全て水だというの!?)

一瞬気が遠くなりかける、あれ程の大量の水は初めて見る。
ここは生まれ育った砂漠とは隔絶している、まるで御伽噺の中の世界だ。
だが首を振って余計な考えを振り払う、今はいくら水が在ろうが意味が無い。

離れた位置に駐車場が在った、ポツンと一台の車が置いてある。
殆ど白の車体に横に引かれた赤いライン、一般的に救急車と呼ばれるものだが夏子は知らない。
今迄車は一台も見かけなかった、こんな町外れに在ったとは。

しかし衝撃に流される訳にはいかない、今は室内を調べるのが先決だ。
改めて壁の連絡先を確かめる、そこには島内各地の電話番号が載っている。
繋がれば安全に他者と接触ができるかもしれないがそれよりも異常なパソコンだ。

今直ぐ調べる? いや時間が無さ過ぎる、ここは一旦ハムと相談して―――

「夏子さん」

―――!!!

突然背後から声が掛けられた。
一瞬で振り向くと部屋の入り口に見慣れた兎が立っていた、危うく発砲しかけた指先が脱力する。

「何よ、脅かさないで。本気で焦ったわよ」
「それはこちらの台詞ですよ夏子さん、放送が近いから来てみたのですが……何かあったのですか?」

夏子が銃口を下げると共にハムも思わず上げた両手を下ろす。
視線だけで夏子が示す、ハムも視線を追って文字の浮かんだパソコンに気付く。

「言っておくけど私は何もしてないわよ、最初に見たときからあの状態だったの」

ここには誰も来てない筈、奇妙だと言いたげな声で夏子は語った。
薄暗い部屋に浮かぶSOSの文字、得体の知れないそれは確かに不気味な雰囲気を放っている。
ハムは一瞬目を細めたもののすぐ夏子に視線を戻した、夏子も理解して頷く。
今構ってる暇は無い、パソコンはひとまず放置してその場で地図と名簿を広げると直後に放送が始まった。

『全員聞こえているかな? まずは君達におめでとうと言ってあげるよ。
 辛く厳しい戦いを乗り越えてここまで生き残っているなんてそれだけで褒められるものだしね』

夏子もハムも一言も発しなかった。
一語一句を聞き逃すまいと集中する、夏子達にとって放送は数少ない情報源だ。
特に今回は繰り広げられる動乱を目撃しただけに敏感にならざるを得ない、ペンを構えながら聞き続ける。

(炎上する市街地といい、この言い方といい、よほど今回は動きがあったらしいわね……)

どれだけの死者が出たのかはすぐに解る、今は覚悟だけを決めておく。
そんな夏子達に向かって男は楽しげな声で語りかける。

『だからといって油断しちゃ駄目だよ? 友達が出来た人も多いみたいだけどその人は隙を伺ってるだけかもしれないんだからね。
 できれば堂々と戦って死んでくれる方がいいなあ。
 あ、これはあくまで僕の好みの話だよ? 油断させて仲間を裏切るのは賢い方法だし大いに結構さ』

チラリ、と顔を上げたハムと目が合った。
ただそれだけ、お互い何も感情を表す事無く視線を戻す。
夏子にとってハムに限らず他人全てが警戒対象だ、ハムとて似たようなものだろう。
しかし今は利害が一致している、仲違いしたところで得るものが無いと解っているからこそ隙を見せられる。
わざわざタツヲがそんな事を言うという事は参加者の結束は思った以上に固いのかもしれない、一瞬だけそんな可能性を考える。

『さて、皆が気になる禁止エリアを発表するよ。九箇所にもなるとさすがに危ないから聞き逃さないようにね。
 暗くなってきたけどしっかりメモしておく事を薦めるよ』

そんな事は彼に言われるまでも無い、自然とペンを握る手に力が篭る。
一粒の汗が地図の脇にポトリと落ちる。

『午後19:00からF-5』

最初に指定されたのは島の山頂だった。
遠くてまず影響は無い。

『午後21:00からD-3』

遊園地を包囲する禁止エリアに追加の一箇所、これも遠い。
一見何かありそうな配置だが調べるのは時間からして難しい。

『午後23:00からE-6』

またしても島の中央部、今回は海は一箇所も指定されなかった。
そして気付く、この配置が意味するものを。

『覚えてくれたかな? 近い人は危ない場所に入り込まないようによく考えて行動すべきだよ。
 そんな死に方も僕にとっては面白くないからね』

(島が分断されかけているわね、通れる場所が狭まっている)

すぐに塞がれる訳ではないが意識しない訳にはいかないだろう。
待ち伏せする者にとっては有利な状況、逆に言えば人探しにも都合が良い。
だが今は深く考えている暇は無い。

『次はいよいよ脱落者の発表だ、探し人や友人が呼ばれないかよく聞いておいた方がいいよ。
後悔しない為には会いたい人には早く会っておく事だよ―――せっかくご褒美を用意してあげたんだから、ね?』

いよいよだ。
仲間の生死がこれで解る、みくる、万太郎、そして―――シンジ。
他にも知った名前が呼ばれる可能性がある、息を吸い込んで言葉を待つ。

『朝比奈みくる』

いきなりその名前は呼ばれた。
だが夏子もハムも表情を厳しくしたものの驚きはしなかった。

―――やはり

それが共通の認識であった。
悪魔将軍の元に置き去りにした時から半ば予想していた結末。
重い空気の中で生前の彼女を想いながら名簿に横線を引く。

『加持リョウジ、草壁サツキ、小泉太湖 ……』

続けて何人もの名前が呼ばれた。
加持はシンジから知り合いと聞いていた、サツキは全員にとって見知らぬ他者、そして夏子は一人前を目指していた少女の死を知らされる。
砂漠の住民にとって死は隣り合わせ、夏子もそうだか師匠の灌太も悲しむ事すらないだろう。

『佐倉ゲンキ、碇シンジ』

前者には誰も反応しなかった、だが後者は一時は仲間として行動した少年だ。
みくるを死に追いやったのは彼の責、再び合うような事があれば夏子はケジメをつけさせるつもりだった。
何が原因で死んだか解らない、悪魔将軍かその一味である古泉やノーヴェの手によるものか。
それを知ったところで無意味だろう、いずれにせよ彼は報いを受けたのだ。

『ラドック=ランザード、ナーガ、惣流・アスカ・ラングレー、キョンの妹』

放送は続き更に四人もの名前が呼ばれた、ラドックとやらは知らないが危険人物の可能性が高いナーガが死んだ事は唯一の朗報か。
既に無意味となったがシンジを説得可能な人物として目星を付けていた少女も命を落としていた。
最後に呼ばれたキョンの妹。直接の面識は無いが夏子にとってみくるから保護して欲しいと頼まれた対象の一人。
果たして彼女の兄は何を思うか、そしてみくるの無念さは如何ばかりか。

『以上十名だ、いやあ素晴らしい!
 前回の倍じゃないか、これなら半分を切るのもすぐだと期待しているよ。
 ペースが上がればそれだけ早く帰れるんだ、君達だってどうせなら自分の家で寝たいよね?』

重い空気の中でタツヲの機嫌良い声が響く。
これで終わりかと思われたが放送は尚も続いた。

『ただ―――残念なお知らせというか、改めて君達全員肝に銘じてほしい事があるんだ。
最初の説明で言ったよね? 僕達に逆らっちゃいけないってさ』

(残念? 何があったというのかしら)

一転して声のトーンが変わった事に夏子もハムも怪訝な表情を浮かべる。
どうやらタツヲが望まない何かが起こったらしい。

『さっき呼ばれた人の中にはね、実際に反抗して命を落とした人が含まれているんだよ。
 僕だって不本意だったけどどうしても態度を改めてくれなかったんでこの有様という訳さ』

本当に詰まらなそうなタツヲの声。
嘘や脅しの類では無いだろう、絶望を与えたいのならもっとマシな方法がいくらでも有る。
誰かは知らないが立ち向かう者が死んだのは残念だ、と彼女らは思う。

『話が長くなったけどこの勢いで最後まで頑張ってくれたまえ! 六時間後にまた会おう!』

励ましの言葉で放送が終わる。
主催者への怒りなど時間の無駄とばかりに軍人と詐欺師はすぐさま与えられた情報を整理する。

「状況は悪くなるばかりです。死者の多さといい大火といい、ここまで殺し合いが激しくなるとは……」
「ええ、私も認識が甘かった事を認めるわ。方針を見直さない限り追い詰められるだけでしょう」

厳しい視線と声が交わされる。
18時間で参加者が半減する程の勢い、しかし今尚脱出の目処は立っていない。
加えて常識外の強者の存在、更に厄介な事に悪魔将軍の様に徒党を組む者も中にはいる。

「マンタさんが生きていてくれた事は喜ぶべきですが今頃何処で何をしているやら、オメガマンに捕まってしまったのか追いかけっこでもしているのか……」

ハムが手を広げてわからないとジェスチャーした。
そうなのだ、戦力として最も期待できる万太郎は八時間以上前に別れたきり。彼の脚力ならばとうに追いついても良さそうなのに未だ姿を現さない。
オメガマンが尚も生存している事に関わりが有るのかもしれないが幾ら推測したところで答えは出ない、確かなのは合流場所を失ったという事実のみ。

「もはや早期の再開は望めないでしょう、よって今後は彼に拘らず行動します」
「止むを得ませんね、マンタさんを探しに戻って悪魔将軍やオメガマンに出遭ったら元も子もありませんし」

切り捨てる訳ではないがこの状況で彼一人ばかりを探してもいられない。
合流は成り行きに任せる事とし、呼ばれた死者と現在の生存者を改めて検討する。

残り28人となった名簿をざっと眺めて解るのは参加者が急速に淘汰されているという事実。
力の無い者が次々に死んでいる、みくるやシンジは言うに及ばず戦闘経験が豊富とはいえただの人間である小砂も死んだ。
加持、アスカ、キョンの妹については面識が無いものの力無き一般人と聞いている、強者も何人か混じっているかもしれないが弱者が多い事に変わりない。

「ムハー! これは厳しいですね」
「全くだわ。頭数、装備、情報の全てで私達は劣っている。水無しで砂漠に放り出されたも同然の厄介な状況よ」

このままでは強者や化け物ばかりが残る、ますます弱い自分達の立場は悪くなる。
例え万太郎のような正義感の強い人物が含まれているとしても力の差がある者に囲まれるという事実は非常に重い。
天秤が傾く前に取れる手段は取らねばならない。彼らに並ぶ戦力を得るか、脱出の手掛かりをいち早く掴むか。

他者と接触せず徹底的に逃げ回り強者の共倒れを待つという方法もある、しかしそんな砂漠で宝石を拾うような幸運を夏子もハムも期待していない。
モールのパソコンでは参加者の位置が知れた、似たような情報が敵に渡らないとは限らないのだ。

それに後になればなる程既存のグループに加わるのが難しくなる。
特殊技能や情報の持ち主ならともかく唯逃げ回るしかしなかった人物など歓迎される筈が無い。
晶の様なお人好しはそこまで生き延びているか怪しいものだ、それが夏子の認識だった。

「もはや悠長にしてる訳にはいかないわ。一刻も早く戦力を整える為に今後は積極的に他者との接触を試みます」
「我輩も止むを得ないと思います、このままでは確実にジリ貧ですからな」

慎重は拙速に勝るとした方針をついに夏子は翻した、言いながら遅すぎた決断だったと彼女は思う。
生き延びるためには仲間、情報、有用な支給品を集めなければならない、安全を意識し過ぎていかに多くの機会を失った事か。
リスクを恐れてはリターンは無い、もっと早く公民館を目指していれば他グループとの接触も可能だったろう。

後悔したところで意味が無い、代わりに名簿から安全そうな人物を探してみる。
情報を整理しておけばいきなり他者と出会った時にスムーズな対応が可能になるからだ。

「まずオメガマン、悪魔将軍、古泉、ノーヴェ、アプトム、ゼクトール、雨蜘蛛は危険人物として候補から除外します。
 加えてパソコンで名前が挙がっていたギュオーとゼロスも警戒すべきでしょう」
「逆に信頼できそうなのはマンタさんが言っていた正義超人の方々……キン肉スグルさんにウォーズマンさん、そして博物館に居た深町さんぐらいですな。
 シンジさんの知り合い冬月さんは静かな人と聞きましたが乗っていないかどうかはわかりません、あの人達の名前が解れば良かったのですが」

喫茶店から目撃した再開と別離の光景、恐らく自分達と同じく徒党を組んだ弱者だろう。
離れすぎていた為に人相や声が解らなかったのが惜しまれる、服装や体型から判断するに女性や子供が多かった様だが特殊な才能を持っていないとも限らない。
だが直後の激しい攻撃と火災だ、何人かは放送で呼ばれたのかもしれないと過剰な期待を押し留める。

残った名前も検証する。
まず水野灌太は限りなく黒に近いグレーだ、下手すると強者に差し出される事にもなりかねない。危険人物に分類した方が良さそうだ。
ケロロ軍曹、タママ二等兵、ドロロ兵長の三名は階級で軍人とだけ解る。能力は未知数だが探す価値は有りそうだ。
スエゾー、ハムにも夏子にも心当たりの無い名前、名前から男性とだけ知れる。
高町なのは、リナ。女性らしいという事以外は解らない。
スバル、ヴィヴィオ、トトロ。この三名は性別すらはっきりしない。

そして―――朝倉涼子、キョン。
夏子だけには心当たりが有った、ハムにはまだ伝えていないがみくるに手渡されたメモに書かれていた名前。

掌に取り出して確かめる、
朝倉については簡単な容姿の説明の後に『長門有紀のバックアップ。急進派に属し、『キョン』を殺そうとした為、消去されたはずの存在』と書かれていた。
死んだと思っていたが生きていたという部分については夏子も灌太で経験済みの為に驚かない、それよりバックアップとはどういう事か。
肝心な事を聞く前にみくるは殺されてしまった、本人に会うとしても『どのようなスタンスを取るのかは残念ながら解りません』と書かれている。
接触してみたいが安全には気を使うべきだろう。

次はキョンについて。
一般人だという事は直接みくるから伝えられた、ここには保護して欲しい理由が書いてある。
『涼宮さんは彼の死を一番望みません……でも彼が生きていてくれれば涼宮さんが復活する可能性が―――あるかもしれません』

読み終えて夏子は少し考え込む、みくるはキョンという少年ではなくむしろ死者として呼ばれた涼宮ハルヒに期待していたらしい。
『神に匹敵する力の持ち主』、話半分に聞くとしてもキョンが復活の鍵となりえるのなら確かに保護する理由にはなる。

だとすれば優先して探すべきかもしれない、機を見てハムにも説明した方がいいだろう。
そのハムに纏まった分類を示すと疑問の声が返ってくる。

「考える対象が一匹抜けていますぞ夏子さん、我輩とマンタさんが巨大なモンスターを見たとお話したでしょう?」

ハムが告げたのは街道で出会った巨体の獣。
夏子も決して忘れていた訳では無い、考えようにも名前がわからないので後回しとなったていただけだ。

「シンジ君を運んでいたという動物ね、万太郎君はいい奴じゃないかと言っていたけど名前も目的がわからない以上敵とも味方とも言えないわ」

元より万太郎の判断を当てにするつもりは夏子には無かった、考えの判らない強者など警戒対象以外の何者でもない。
そしてそれはハムとて同じの筈、一体何が言いたいのか?
そんな夏子にハムは自分の考えを打ち明けた。

「我輩には気になる事があるのです。ゴルフ場のパソコン画面にあのモンスターが映っていたのを覚えておいででしょうか?」

確かに画面には大、中、小の三匹の獣が映っていた。
言われてみれば万太郎がもふもふと呼んだ獣と大きな獣は良く似ている。

「その動物ならモールのパソコンにも出てきたわよ。特定の参加者を画面に登場させるなんて確かに奇妙ね」

夏子も疑問に気付いて考え込む。
モールとゴルフ場で同じ画面を見ている以上、他のパソコンも同様だという可能性はそれなりに有る。

些細な事ではあるが―――あのモンスターは特別扱いらしい。
ハムは夏子がこの事実を共通認識として受け入れた事を確認して話を続けた。





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Nord Stream Pipeline -Disaster- ハム Turning point
川口夏子

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