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{2010年4月4日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭}
1.新聞情報:
2.要約:
政府は産業界に求める節電の自主行動計画などを通じて今夏の電力不足に乗り出した。焦点は最大1500万キロワット分の節電を企業と家庭でどう分担するかに移る。企業は今後の不安定な電力供給を織り込んで西日本で増産するなど対応を講じる余地があるが、家庭に強制的な節電を求めるのは難しい。(135文字)
3.論評:
東日本の大震災と福島の第1原発事故を受け、東電の電力供給力は3850万キロワットに落ち込んでいる。政府は今夏の電力不足対策に乗り出していった。産業界に求める節電の自主行動計画を通じての課題である。猛暑時は6000万キロワットの電力の需要が必要だが、被災した火力発電の復旧やガスタービン設備の新設が実現した場合でも確保できる電力は4500万キロワットである。これは明らかに大幅な電力不足である。また、冷暖房の需要が少ない春から初夏にかけては計画停電続きでも実際には停電を行わずに済むことが多い。しかし、計画停電の長期化は生産計画の大幅な狂いが起こる可能性がある。しかし、電力利用制限の事前利用可能な電力はわかるため、操業時間の見直し、西日本において増産することなど影響を抑える対応が可能である。なお、年間電力消費量の2割を占める家庭ではいろんな無駄遣いをなくす努力をしても大幅な電力使用を減らすのは困難。政府は夏休みの長期化や分散取得、フレッシュタイム制度の拡大といった検討課題に上がり、サマータイムの導入も考え中だが、節電効果は読み切れていないようだ。(467文字)
{2010年4月4日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭}
1.新聞情報:
- 見出し:政府、夏場の電力不足対策着手
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2011年3月30日
- 面5面
2.要約:
政府は産業界に求める節電の自主行動計画などを通じて今夏の電力不足に乗り出した。焦点は最大1500万キロワット分の節電を企業と家庭でどう分担するかに移る。企業は今後の不安定な電力供給を織り込んで西日本で増産するなど対応を講じる余地があるが、家庭に強制的な節電を求めるのは難しい。(135文字)
3.論評:
東日本の大震災と福島の第1原発事故を受け、東電の電力供給力は3850万キロワットに落ち込んでいる。政府は今夏の電力不足対策に乗り出していった。産業界に求める節電の自主行動計画を通じての課題である。猛暑時は6000万キロワットの電力の需要が必要だが、被災した火力発電の復旧やガスタービン設備の新設が実現した場合でも確保できる電力は4500万キロワットである。これは明らかに大幅な電力不足である。また、冷暖房の需要が少ない春から初夏にかけては計画停電続きでも実際には停電を行わずに済むことが多い。しかし、計画停電の長期化は生産計画の大幅な狂いが起こる可能性がある。しかし、電力利用制限の事前利用可能な電力はわかるため、操業時間の見直し、西日本において増産することなど影響を抑える対応が可能である。なお、年間電力消費量の2割を占める家庭ではいろんな無駄遣いをなくす努力をしても大幅な電力使用を減らすのは困難。政府は夏休みの長期化や分散取得、フレッシュタイム制度の拡大といった検討課題に上がり、サマータイムの導入も考え中だが、節電効果は読み切れていないようだ。(467文字)