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updated:2012-09-14 16:00:50 (Fri)
2012年8月6日締切 新聞論評 201014032 森山直哉
1.新聞情報
- 見出し:子育て支援策詰め
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2012年9月13日
- 面:10面
2.要約:
日本メディカルプロダクツ(北海道旭川市、山本倫生社長)は15億円を投じ、国内最新鋭の医療用手術キット工場を北海道東川町に建設する。医療機関の需要が高い手術キットを効率的に増産し、数年後の売上高100億円をめざす。(107文字)
3.論評
日本メディカルプロダクツ(北海道旭川市、山本倫生社長)は15億円を投じ、国内最新鋭の医療用手術キット工場を北海道東川町に建設する。医療機関の需要が高い手術キットを効率的に増産し、数年後の売上高100億円をめざす。カンボジアにも手術着などの新工場を建設し、国内外で生産を拡大する。
新工場は敷地面積4万3千平方メートル、延べ床面積は当初5500平方メートル。11月に着工し、2014年2月に本稼働する。従業員は当初100人でスタートする予定だ。注射針、縫合針、輸液ライン、電気メスなどをパック化した手術キットの国内専門工場となる。
外科、眼科、産科婦人科など診療科目ごとに必要な部品を識別するため、眼鏡型網膜走査ディスプレー10台を自社開発中だ。眼鏡をかけると画像と実際の部品をシステム上で照合する。時間短縮やミス防止につながるという。一方、カンボジア工場はプノンペン市内の工業団地(経済特区)に建設する。現地従業員を50人採用する。
医療の進歩は全世界共通で人のためになる。しかし、本当に必要な人のもとに届かなければ15億投じようと意味がない。この医療キットが本当に必要な人達のもとに渡ることも考えてほしい。(500字)