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酔論

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酔論 04/04/26

  男と女は脳の仕組みが違うので方向音痴がどうとか空間認識がどうとか言う話は、はっきりしたことが誰にも判らないものだから適度に抑制された時間潰しとして使われるが、本気になる者がいた場合、場は凍りつく。

  空間認識能力は男より女が劣っているという主張があって、「限りなく部屋の模様替えを繰り返すこと」は空間認識能力の欠如に拠るのか空間認識能力が過剰に発揮された故のことであるか不明なのだが、まあそれは巣の中のことであるから別、と仮定して、道に迷い易いのは何も女に限ったことではないのにそういうことになっている。

  目印の覚え方として建物を覚える雄と建物の装飾及び商品陳列棚の中を覚える雌に分類する方法があり、これは雄の考えた説と思われる。また体内磁石は雄のほうが活発に作用するので雄の方が道には迷い難いが、体内磁石を使えるのはつまり雄が原始的であり、迷子になり易くなった雌がより文明化されている証拠だという、これは雌の考えたらしい説もある。

  雄が原始的であることには同意してもよいが、その理由を体内磁石に求められた場合、わしらは鳩かと言いたくなるのであって、思わず鼠色が群れているあたりも似ていると考えてしまうと次の矢で急所を射貫かれる。すなわち「本能で行動するでしょ」

  道に迷う雄の存在はどうなるのかと言えば、体内磁石をまだ持っていない進化を忘れた奴ということになるらしく、体内磁石がないなら女と同じではないかと問えば、雌も体内磁石を使った時期はあったが雄をうまく制御操縦した結果、雌には必要ないので封印されたとしてかなり強引ではあるが反撃出来ないうちに丸め込まれた。

  文明の発達が「如何にものぐさになれるか」で測られる場合、確かに巣作り本能の方が上を行っているように見える。かつてロボットが働いて人間は何もしなくてよいという夢の未来構図があったわけだが、よくよく考えるとこれ、主婦なる人々は一足先にその夢を達成しているのではないか。ならば結婚した男は産業用ロボットとどう違うのか。ねえもしかして仕事=雄とは働きたくない雌が巧妙に作り上げた幻の文明ではないかと思ったら負けですか。雄としてこの機構をぶち壊すために雌雄同権を精一杯主張することが必要になると思うのだがどうですか。
 
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