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蜜柑

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蜜柑 04/04/15

  例えばポテトとトマトを掛け合わせた「ポマト」なる際物の名を覚えているか。

  芋にトマトの耐性を組み込むのが目的なのに、結果地下にポテト地上にトマトが生るという失敗だか成功だか判定に苦しむ種を生成してしまったわけだが、それが共に欠点を埋める作用があれば良かったのにポテトもトマトもさほど大きくならず、挙句食べてみても不味いからあっさり忘れられたこれもひとつの徒花だ。

  このような挑戦は日々繰り返すべきだと思うが、それらの中で「オレンジ」に「からたち」を掛け合わせて「オレたち」というのは如何にも趣味が悪い。掛け合わせたからには雑種と呼ばれてしまうが、何故これにキッコーマンが絡んでくるのか不明だ。トマトとピーマンで「トマピー」一体何をしたいのか。「清見」と「マーコット」を掛け合わせて「キヨマー」とはどういうことかね?

  他に柑橘系では温州蜜柑とネーブルで「シューブル」どこかの地名か人名を連想してしまう。グレープフルーツとネーブルで「グレーブル」も何か童話の登場人物を髣髴とさせる。ユズとネーブルで「ユーブル」、マーコットとネーブルで「マーブル」、ネーブルがそれほど使えるならば、ネーブルに絞って集中的に責め立てればよいではないか。「マーブル」て貴方、ところで「マーコット」とは何か。

  調べてみると、アメリカ発の小型雑種蜜柑であった。大きさ雰囲気共に温州蜜柑とそっくりであり、戦後日本に持ち込まれて急速に拡まったらしい。温州蜜柑の下地があったからだろうが、切口の写真を見て思った。「これ普段温州蜜柑言うて喰うてる奴ちゃうの?」

  グレープフルーツの如く真横に切った姿は、その皮の薄さから見て、種の多さから見て、給食でしょっちゅう見た覚えがあるものだ。これを単に「蜜柑」と思っているのか、「温州蜜柑」と間違って思い込んでいるか、正しく「マーコット」と理解しているかの割合を知りたいものだが、既に温州蜜柑と再び交配され「蜜柑」として流通しているならばさしたる問題でもないが、そのあたりの系統樹を詳しく知りたいと思うのだ。

 
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