テスト中
大豆
最終更新:
匿名ユーザー
-
view
大豆 04/12/21
枝豆は乾かすと大豆になると思っていた。
実は大豆の未成熟なところを強引に収穫したものが枝豆として名乗りを上げる。大豆たる為には熟す必要があるらしい。
さて、大豆と枝豆が同根であることを改めて確認すれば、豆腐も味噌も醤油も納豆も厚揚も黄粉も湯葉もおからも煮豆も一部のもやしも全て大豆一族というわけだ。考えてみるとこれは凄い。これほど多岐に渡る製品群を派生させているのは牛乳と並ぶ高栄養食品として認定されているからであり、「畑の肉」と呼ばれるのも無理はない。ついでに豆乳も大豆だ。
枝豆を植えたらもやしになって、成長すれば再び枝豆になると信じていたが、未熟なままで収穫した以上発芽は望めないので知識は修正される。枝豆を無理矢理に豆腐化させた存在もあることから、枝豆・大豆・豆腐が繋がっていることは再確認される。
ところが黄粉は長い間謎だった。指に付けて舐めた経験は誰しもあるだろう。粉であることは見て判るが、何の粉だろうかと考えることもなく、漠然と何か砂糖のような物の一種であろうと想像したままで固定されていたから、炒った大豆を擂り潰したものが黄粉であると知った際の驚きはちょっとしたもので、醤油と黄粉の原料が同じ物体であることはどうしても信じられず、しかし黄粉は最後に砂糖を加えるとあったから渋々納得した。
英語「soy sauce」の醤油は有名だが、SOYの語源は漢字の「醤syo」であって、語源の特権としてsoy単体でも醤油を指す。大豆は醤油の原料であるから「Soybean」であり、「soybean milk」または「soy milk」で豆乳を指す。味噌は「soybean paste」よりも「miso」が大勢となりかけている。豆腐はそのまま「tofu」であるが、数え方は「a cake of〜」が使われるようだ。突然「fermented soy beans」と言われても不安な表情を浮かべるだけだから納豆は「Natto」が望ましい。黄粉の英語に接する機会など考えられないが一応「soybean flour」となる。フラウアは小麦粉であるから問題なかろう。また湯葉を英語で言う必要があるのかとの疑問もあるが「yuba」で押し通したいものだ。「soy milk skin」とは少々趣味が悪い。
「Tofutti」とは豆腐を材料にした氷菓であり、カクテルに利用される事例もあるようだ。「豆腐アイス」という概念は、「冷やして奴」「凍らせて高野豆腐」としか連想出来ない我等の固い頭に衝撃を与える。食後にデザートとして豆腐が出てくるのは遠慮したいものだ。
TOTAL ACCESS: - Today: - Yesterday: -
LAST UPDATED 2025-11-07 15:38:15 (Fri)