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交差点
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匿名ユーザー
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交差点 03/09/09
歪んだ交差点というものがあって、交差する一点をoとし、そこへ進入する道をA・B・C・Dとする。道Aはoを通ってCに抜ける。Bはo を通ってDに抜ける。問題は歪んでいることであって、それぞれの角度が90°で正十字を為しているわけではなく、角AoBは約75°くらいだろうか、角 BoCは90°で、角CoDは105°そして角DoAは多分90°、これを線で図にすると撒菱にしか見えないが、これが真上から見た交差点の交差角度であって、当然このくらい歪んでいる交差点などよくあるのだが、ここは一味違う。歪み方が三次元なのだ。つまりAの道からoに進入する際、登り9°ぐらいか、Bからoに進入する道は下り微度、Cからoには登り微度、Dからoへは登り20°はないと思うが、それでも坂道発進は絶対したくないくらい急だ。
丘の中腹にある交差点、当然このくらい歪んでいる交差点などよくあるのだが、実は一次元のレベルでも歪んでいて、それぞれの道からoに進入する道が直線ではなく、つまりAからoには左へ捻り込みつつ登らねばならず、Bからoは右に緩やかに曲がりつつ進入し、Cからoはほぼ直線なのだが、Dからoは強烈に登りながら鋭角で右に曲がりつつ進入しなければならない。
この交差点の歪み具合は半端なものではなく、しかし駅のすぐ近く、バス路線でもあるこの交差点へ進入している道Aは、実はoから遠ざかるにつれて道Bと平行になる。Dの道はoから離れてゆくとまずCと平行になり、しばらく蛇行して道Aの補助延長線上にのる。
丘の中腹で無理矢理四つ角にした理由はおそらくBoCのプロック角にある警察署の存在であろう。警察署の前に無理矢理四つ角を作ったのは、そこが田舎であるが故に、何らかの出動の際に遠回りしなくて済むようにと考えた結果にしか思えない。
もし車のブレーキが壊れたまま超速で交差点に進入した場合、どの道からでもジャンプ台になってしまう上、進入の際にツイストが利いているからE難度級の回転運動が加えられてしまうという、この恐ろしく危険極まりない交差点には、当然信号が設置されてはいるが、まさに「強引」という言葉を具現した、信号が青になっても発進する前に皆必ず一拍子置いてしまう交差点である。
ただ、ここでもし事故が発生し場合でも、目の前に警察署があるから至極安心である。しかし消防署が遠くて救急車は遅いだろうどころか、病院はそれより遥かに遠いので、自分で運転して行った方が確実に早いと考えられる。
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