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無花果浣腸
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匿名ユーザー
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無花果浣腸 03/05/02
例えばイチジク浣腸というものがある。
あの浣腸の容器が無花果に似ている。だからイチジクと名付けられたのか?違う。違う筈だ。住んだ事がある家のうち、最も庭が広い家にはいろいろ果物の木があって、無花果もあった。夏の終わりに薄く紫がかってそこからが辛抱である。すぐに熟れてしまうが耐える。無花果は尖っている方が木との接合部分であり、丸底フラスコの底の部分に当たるところが割れてくると食べ頃だ。その割れ方というか皹というか皺というかとても菊門に似ているから「イチジク浣腸」になった、訳でもない。
無花果が食べ頃になると、一気に獲ってしまわなければ雀にやられる。一日にひとつづつ熟すから「一熟」経由の語源説もあるが、これはあとからのこじつけであろう。ある程度熟したところでまとめて収穫するのだが、無花果の木は一本だけなので、売るわけでもなく、おすそ分けするほど多くもなく、しかしながら一気に全部食べきれる程少ないわけでもない。
しかし小学生にそこまでの分別はありません。うれしくて一気に全部食べました。そしてその夜眠れませんでした。便が止まりませんでした。
「無花果は排便作用があり、薬としても使われる」
次の日、母が笑いながら「無花果を食べ過ぎると腹を壊す」ことを教えてくれた。「腹壊したら身につくやろ」今考えてもこういう教育方針が正しいのかどうか判断出来ないのだが、無花果を甘く見てはいけないことをしっかり学んだので、体で覚えたせいか、無花果が沢山あると心なしか下腹が震える。
少し前、朝日文庫から出ている「毒草・薬草」にも無花果は「つうじ」とあることを確認し、あの日のことは科学的に正しい反応であったことが改めて確認された。
つまり。「浣腸」は便を開通させる為の行為であり、無花果も同じ作用を持っており、形と大きさがぴったりで、熟れてきたら無花果の底の部分がけつの穴のように開くのであって、これは最早偶然ではない。商品名「イチジク浣腸」これしかない。これでいくぞ。となったのではないかと思いたくなるが、実際はどうか。
「通便効果」の一点で無花果に決まったと考えたい。大きさと形は後から似せた確信犯であろう。けつの穴の類似については単なる偶然以上のことはない筈だ。
なお、無花果をそのままけつの穴に刺して浣腸したら効くかどうか。それは知りません。
その調べてみると、由来は諸説あるようで真相は闇の彼方のようです。大きさと形は浣腸の容器をいろいろ試しているうちにたどり着いた完成形らしい。元々「いちじくなんとか」という浣腸会社だったとか。
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