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安直

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安直 04/07/21

  「エチケット袋・ゲロゲロ」の命名感性に衝撃を受け、手にとって見ると特許云々とある。通常そのような場合はなるべく目立つところへ誇らしげに番号を印刷してあるわけだが、これはどこに書いてあるのか判らなかったのでおそらく出願中か出願検討中か勇み足なのであろう。

  それにしてもだ、酔った際に「え?吐く?じゃこれ!」と手渡された袋に「ゲロゲロ」とあったならば、嘔吐感に伴う涙と悲情の泪が混ざり精神的に追い詰められること請け合いだ。「おまえな、吐きそうで苦しいときにやな、なんぼなんでも『ゲロゲロ』はないで」

  それでも大抵はエチケット袋とは言わず、通称は「ゲロ袋」だが、それはあくまでも日常生活の中で使われる言葉であり、非日常たる嘔吐秒読み状態にあっては「袋ある?」と婉曲表現される。そこに固有名詞を投入してみたまえ。誰かが今にも吐きそうな中、世話役が叫ぶ。「ゲロゲロある!?」余りにも残酷ではないか。

  用途目的の確定には抜群の効果があることを認めよう。しかし本当に酔い易い体質の人間の気持ちを考えてのことかどうか問いたい。乗物に酔う者が「ゲロゲロ」を手にとって買う勇気があると思うのか。三セットで千円安売り店で八百円程度、それなら走行中の車の窓を開けて勢いよく吐き垂れ流し捨てた方がましだ。左側はもしかするとバイクが居るかもしれないし、居なくても後でそこを通ると滑るから、くれぐれも右の窓から噴射するがよい。

  「爪ピカッシュ」の感性にも腰が砕けた。このような伝統はケロリンがすべて悪い。そういえばケロリンが頭痛薬であることを知っていても、「ケロリン」の語源が、「ケロリン」の言葉の由来が、「ケロリン」の名が採用された経緯が判らない。安直に「けろりと治る」から「ケロリン」で、そのまま宣伝役に蛙を登用したのではないかと想像するものだが、実際のところはどうなのか不明だ。もしこの語源が正解であってもさほど嬉しくないだろうと考えるのは手前だけではあるまい。

 
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