経営戦略は、経営にかかわっていない人に対しても人生における物事の判断基準の参考になる。 「生きる」ことは、自分そのものをどう溶け込ませるかという戦略という見方もできるから。 人生における目標を定めたとき、目標を達成するためには、正しい道筋・プランが必要で、それが戦略なんじゃないか? 一見、運の良さだけでは決定できず、正しいチャンスを見落とさない眼力のようなものが必要。 チャンスは万人に平等に与えられているが、チャンスをつかみとる力は平等に与えられていないことを認識すべきである。 意識次第で、生き方が変わると思う。流されるままの人生ではいけません。他人に利用されるだけです。 戦略の結果、大多数の人に対して、利益をもたらすものであることが理想。 戦略を人に説明することで、支持を得ることにつながるし、アピールにもなる。 すべてを巻き込んで、さまざまなリソースを考慮して、最適な決断をしてください。 数学的には、制約下付き最適化問題であるが、現実には、単純にパラメータ(調整対象)が明確になっておらず、 何を前提にするか?状況判断の根拠にするか?、因果関係の連鎖を読み取って決断しなくてはなりません。 ある意味、すべて理屈で説明できるものだけではないので、合理的な鋭いセンスが問われる部分かもしれません。
面白い。
経営理論から人生論を説明するというアプローチ。経営と人生の類似点に着目していて面白い。 営業とか経営は、人生に関係ないことはない。自分を高く売り込むということは営業活動に通じ、人生設計を考えるということは、自己の営みを豊かにするということで、経営に通じる。なるへそ。
人脈のネットワークがもたらす利益とか、結構ささいなことが研究テーマにされているのがおもしろい。経営者でなくても、結果として重要な知見が得られること間違いない。
戦略とはなにか、すごい冷静になった立場で定義している。人生設計にも役立つと思う。 著者は、電気工学修士出で、NASAのエンジニアの経歴をも持つコンサルタント。著書の後半では、理系臭いネタ(公理系、不完全性定理と戦略の不確実性との関連)がちりまべられていて面白い。企業事例研究を適宜行っていて面白い。結局、戦略は、物事を押し進めるための合理的な仮定だと教えてくれる。
技術革新を「持続的技術革新」と「破壊的技術革新」に分類している。 確立された技術に対して、多くの企業は、持続的技術革新を続けようとする。破壊的技術革新に対しては、どう扱ったらよいか分からず、ゆくゆくは負けてしまう。そのようなメカニズムを解説した書籍である。
競争戦略論で有名なポーターの入門書である。
コトラーの入門書である。
日本人の悪習(よりかかり)について、自身の経験に基づいていろいろ書かれた本。
世界的なメーカの実状にも触れながら、日本企業、日本人の方向性の一例を示してくれている。
いままでの著作の集大成的な雰囲気がします。
稲盛さんのフィロソフィーが伝わってくる。
稲盛和夫の実学 経営と会計の続編。読む順序は後。
ずいぶん前に読んだから読み直そう〜。
複数の経営者からの質問とそれに対する解答をまとめたもの。経営者が陥る悩みをまとめたものかなと思う。
コンサルタントの実態とコンサルタントの正しい使い方についての指南書といえる。非常に面白い。