第0話~魔法少女ケイリ誕生~
ごきげんよう、皆様方。
私の名前は、ケイリ・グランセリウス。
夜に在り、数多星々を司る星の王女だ。
今のは何かって?
私の挨拶のようなものですよ。
初対面の人には、いつもこうしているので。
いつも通り、占星術を試していたら不思議なことが起こったんだ。
聖應の制服のままなのに、どこか可愛げのある服に変わってね。
その服から声が聞こえたんだ。
「魔法少女になって、この女学院に巣食う悪魔を倒してほしい」とね。
これは神のお導きかと思って、素直に頷いたんだ。
この歳でまさか魔法少女をやることになるとは思っていなかったけど、
こんな経験は出来るものでのないですし、素直に楽しもうと思ったってわけ。
ちょうどその時に千早がやってきて、今自分に起こったことを説明したんだ。
そうしたら千早ったら「ケイリ、どこか頭でも打ったかしら?」だって。
本当に面白い人だ、千早は。
でもね、もっと面白いのはこの服が私の頭の中に直接語りかけてくるんだ。
『その人をパートナーにしなさい』と。
ああなるほど。
確かに魔法少女にはパートナーがつきものだ。
「パートナーと言われましても、私は何をすれば…」
千早の言う通り、何をしてパートナーと成りうるのか。
『相手にキスをしなさい』
…これはまた殊勝なことですね。
ですが、千早は男性ですし丁度いいといえばいいのでしょうが。
「ちょっとケイリ何を…っ!?」
強引に千早の唇を奪う。
一度やってみたかったのです。
「や、やってみたかったじゃありません!誰かに見られたらどうするんですか!?」
慌てる千早がなんとも言えないぐらいに可愛い。
何はともあれ、これで千早は私のパートナーということですね。
『えぇ、そうです。パートナーは貴女を完全にサポートするためだけの存在です。
貴女の言葉で彼女…もとい彼に一時的ではありますが、力を分け与えることが出来ます』
それは面白いですね。
是非ともその悪魔とやらと戦うときには千早に頑張ってもらわなければ。
「わ、私が頑張るのですか…」
そういえば…その悪魔とやらは一体何者なのでしょうか?
『言うなれば、人の悪意の塊です。
その悪意の塊は人に取り付き、この女学院内でのみ悪さをします。
悪さと言ってもいたずら程度のものではなく、相手を徹底的に傷付ける行為など様々です』
「悪霊の類ではなくて?」
ええ、そのようです。
悪霊の類であれば、いたずら程度で済むでしょうしね。
『ちなみにパートナーである貴方は、彼女から一時も離れられませんので。
この仕事が終われば、離れられますのでご了承ください』
良かったではありませんか、千早。
これで心置きなく、薫子たちの前でいちゃつけるでしょう?
「全然良くなぁぁぁい!!」
ケイリ「さて、どうしたものでしょうか?」
千早「ちょ、ちょっとケイリ!?」
薫子「まほーしょーじょ~?!」
千早「次回、魔法少女ケイリ。
第1話~最初の犠牲者薫子~」
ケイリ「背中合わせの貴方が知りたい」
ネタ「ここまでをセーブしますか?⇒YES NO」
最終更新:2013年08月21日 16:38