Das Leben, das zu meiner Hand zu seiner Person gehen sollte,Ich ersetze mit dem Tod im Himmel.
彼の者に散るべき命を我が手へ 死を以って天に償いを
Eine starke Kette und ein schwacher Faden.
強き鎖と弱き糸
Es ist Blut und reißt, um sich zu drehen.
紡ぐのは血と涙
Licht in der Welt des Chaos wünschte sich.
混沌の世界に希望の光を
Zur Person, die eine Hand zu einer lebenden Sache heraushält, und färbt eine Coup-de-Anmut.
生きるものには手を差し伸べ、死す者にはとどめを
Geben Sie Hell mein Leben mit dem Verbleibschmerz Schmerz der Seele
魂の居所 苦しみべく痛みを以って 我の命を地獄に捧げよ
Wie für Leben wenige Sache, die es gibt, es ist nur Tod in dieser Welt
この世界に生などない あるのは死だけである
Die heteromorphic-Existenz, daß ich in der Welt geboren wurde zu hassen,
私は憎む この世に生まれた異形の存在を
Seine Kraftlosigkeit, daß ich einen Groll trage.
私は恨む 自分の無力さを
Wenn ich Macht habe, war es nicht in so einer Sache
私に力があれば こんなことにはならなかった
Obwohl ich fähig war, einem Land mit einer lieben Person zu folgen
愛する人を 国を 守ることが出来たのに
Gott ist nicht in der Welt
この世に神などいない
Es gibt die Welt, die es die Welt gibt, die hier sterben sollte und dort lebend bleiben sollte.
死すべき世界はこちらにあり 生かすべき世界はあちらにある
Mein Wohltäter sagte damit...
私の恩人がそう言った…
Wo ist, Sie davon leiden?
苦しむ必要がどこにある?
Ich wollte bloß leben...Aber es ist nur es.
私はただ生きていたかった…ただそれだけだ
Aber die Welt erlaubt es nicht.
だが世界はそれを許さない
全てを失った…何もかも。
友も…愛する人でさえも。
だから私は望んだ。
友を愛する人を殺したネウロイを倒す術が欲しいと。
しかし、神は身勝手だ。
私のささやかな願い事でさえも、聞き入れてくれないのだから…
「神様にはなれませんが…私の力になってくれれば、いくらでも助けてあげますよ?」
そんな時だった…奴が声を掛けて来たのは。
「あな…たは…?」
私はカラカラになった声で、振り絞る様に問う。
「私はノイエ・カールスラント第1研究所所長…ノア・ヴァルシェ技術中佐です」
「カールスラントの…?」
「そうです。私は貴女の様な人を見捨てるほど悪人ではありません」
ノアと名乗る男が、私に手を差し延べてくる。
「…いや…と言ったら?」
「それならそれでも構いません。ですが…それでは貴女の願いが叶いませんよ?」
私がイエスとしか言えないような何かを知っているのだろうか?
「何の願いが叶うっていうの?私にはもう何もないというのに」
私はノアの手を払った。
「貴女はネウロイという異形の存在が許せない。そして…その異形達を倒すべく術、
或いは力が欲しい…違いますか?」
「…」
「私は貴女の様な可哀相な人を1人でも多く助けたいんです。
さぁ、手を…」
もう一度手を差し出すノア。
この男の手を取れば、私は変われる。
力を手に入れることが出来る。
ネウロイを落とせるんだ。
なら…と、私は彼の手を取った。
それが、今から丁度3年前のことだった。
Es ist immer noch seine Art vom Sterben von meinem Verstand.
今でも私の脳裏には彼の死に様
Seine Wörter werden gesteckt.
彼の言葉がこびりついている
"Sie finden Glück.Sie müssen nicht in so einer Stelle sterben."
「君は幸せになるんだ。こんな所で死んではいけない」
Als ich seine Wörter hörte, hatte ich ein Gefühl, das die Welt anhielt.
彼の言葉が聞こえるとき、世界が止まったような気がした。
Von dieser Hölle, die Sie wollte, ihm zu helfen.
助けて欲しかった、この地獄から
Von der Hölle nannte diese Unendlichkeit.
この無限という名の地獄から
Um sich auf mit der Welt zu spalten,
この世と離別するには
Ich werde Hexe und kann nicht außer es, leiten Sie diese Hölle.
私が魔女になり、この地獄を駆けるしかない
Es ist nur, daß ich alles dann störe, und ich werde nicht gebrochen.
全てを壊すその時まで、私は壊れない
「…左右魔力エンジン、アクティブ。
ネウロイを視認。
これより30秒以内に撃墜する」
雲一つ無い吸い込まれそうな青い空に、銀色の髪を靡かせる1人の魔女。
足には普通の飛行脚ではない飛行脚が着けられていた。
「クルセイダー…
ホーリィナイトと共に、奴を天に召せ」
魔女が手にする二つの長銃と飛行脚。
F-8E クルセイダー…ノイエ・カールスラントが開発、
技術提供リベリオンの彼女専用の飛行脚である。
(噴流式圧縮推進システムを備えた飛行脚)
ホーリィナイト…
この魔女にしか扱えないビームを撃ち出すことの出来るライフルである。
「私は…あの時から変わったんだ。
パ・ド・カレーが襲撃されたあの日から!!」
魔女はそう叫ぶと、
ライフルから一筋の光を撃ち出した。
それは、ネウロイのコアを一撃で撃ち抜く。
飛散するネウロイ。
粒子状の欠片が辺り一面に降り注ぐ。
人々は彼女を、
『アルストロメリア』もしくは『白銀の魔女』と呼んでいた。
「…劫(アイオン)の眼を使うまでもなかったか」
アルストロメリアこと、メリア・フロンスタイルはそう呟いた。
『ネウロイの消滅を確認…メリア少佐、帰還して下さい』
その時、イヤホン型の通信機から何とも言えない無機質な声が聞こえて来た。
「了解」
彼女はそう告げると、飛行脚に魔力を送り込み、
アフターバーナーを点火させ虚空の彼方へと消えていった…
1945年 6月16日
午前7:00…
ブリタニアでネウロイ侵攻防御の要、
第501統合戦闘航空団『ストライクウィッチーズ』の基地で起床ラッパが鳴り響く。
「起床ーッ!!」
と、廊下の方で響く声があった。
ドアの前に立って、
そう叫ぶのは…
カールスラントが誇るエース、
ゲルトルート・バルクホルン大尉である。
「起床と言うのが聞こえんのかー!!」
勢いよくドアを蹴り、開けるバルクホルン。
いくらウィッチといえど…乙女の恥じらいというものは無いのだろうか?
「宮藤!!」
彼女を困らせている元凶がそこに居た。
宮藤芳佳軍曹。
先の戦いでは、ネウロイの技術を盗んでいたマロニー大将の裏をかくなどの活躍を見せた。
再召集が掛かってからも、訓練などを一生懸命にやっていた芳佳だが…
今日は何故か起きてこない。
どうしたものかと、被った布団をバッと取り去るバルクホルン。
「宮藤!いい加減に起きな…宮藤?」
そこには、顔を真っ赤にし、息を荒くし、苦しんでいる芳佳の姿があった。
「宮藤!!」
バルクホルンはすかさず、部屋を飛び出すと食堂へと駆け込んだ。
息を切らすバルクホルンに、少し小柄な少女が話し掛ける。
「どったの?トゥルーデ。そんなに息切らしてさ」
「ハルトマン!いい所に…宮藤が」
「宮藤がどうかしたのか?」
答える少女…エーリカ・ハルトマン中尉。
「とにかく来てくれ!私一人じゃどうすればいいのか分からない!」
踵を返し、再び走り去ってしまうバルクホルン。
それを追うハルトマン。
「お~い?!トゥルーデ!」
「あ~…何だ、ただの風邪じゃんか」
呆れ顔で溜め息を吐くハルトマン。
「…すまない」
「まぁ、クリスが風邪引いただけで慌てるトゥルーデだもんさ。
しょうがないよね」
「風邪か…少し無理をさせすぎたな」
バルクホルンが呼んできた、坂本美緒少佐がそう言った。
「そ…そんなこと…ないです」
芳佳は額に濡らしたタオルを取りながらそう言う。
「寝ていろ、宮藤」
「私が風邪なんか引かなきゃ…ケホッ!ケホッ!」
「宮藤…」
「坂本少佐。
芳佳ちゃんは私が看病します」
その騒ぎを聞き付けた芳佳の友(戦友)、リネット・ビショップ軍曹が言った。
「頼んでいいか?リーネ」
「はい。構いません」
美緒はリーネに同意を求めると、彼女は二つ返事で応えてくれた。
「バルクホルン、ハルトマン。ここはリーネに任せて、私達は警戒偵察を行う」
「警戒偵察?」
「あぁ…最近、この付近にワームが出現しているらしいからな。
その危険性も含めての偵察だ」
美緒が説明をしていると…基地内にサイレンが鳴り響く。
同時に耳の通信機から、「美緒!どこにいるの!?」と言う声が聞こえた。
「ミーナか…宮藤の部屋だ、どうした?」
「宮藤さんがどうかしたの?」
通信機の向こうで心配そうにしているのは、
501の隊長でもあるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐だ。
「単なる風邪だ。リーネに頼んで看病してもらっている」
美緒は心配そうなミーナに言った。
「分かったわ…それよりも、此処にワームが接近中よ」
「ネウロイの方が、楽だというのに…」
「愚痴を言っても、敵は待ってくれないわ。各自ストライカーユニットを装着後、すぐに飛び立って」
美緒は、バルクホルンとハルトマンに合図を促すと、二人は首を縦に振った。
「ストライクウィッチーズ…出撃!!」
ミーナの一言で、隊員達は真っ青な空へと飛び立った。
「付近の戦闘部隊に次ぐ!!
我等、第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ!これより援護に移る」
「こちら、本国第5防衛部隊…援護感謝す…うわぁぁっ!!」
「どうしたの!?」
ミーナの呼び掛けに反応する者は誰も居なかった。
「…付近の味方全滅を確認。私達は私達なりに任務を遂行するわよ」
『了解』
各自散開していく。
その先にいたのは、ワーム。
ウィッチにとって、ネウロイよりも厄介な敵である。
ワームがウィッチーズに、ビームを照射する。
それらを避けつつ、各自攻撃を仕掛ける。
ワームの一部に集中的に攻撃がいく。
しかし、その攻撃も虚しくダメージが回復していく。
「ちっ!ナノマシンか!?」
…ナノマシン。
ワームが標準的に兼ね備える能力。
それは、部分的に大打撃を与えない限り、何度でも修復されてしまう厄介な能力である。
「サーニャ!
ヤツの胴体に全弾を!」
と、美緒が叫ぶ。
すると、後ろからロケットランチャー『フリーガーハマー』を担いだ銀髪の少女サーニャ・リトヴャク中尉が現れ、美緒の指示通りにワームの胴体にロケットを全弾発射した。
「着弾と同時に一斉射!!…全機ありったけの弾を撃ち込め!!」
ミーナの指示が出るのと同時に、ロケットが着弾し、ウィッチーズの一斉射撃が始まる。
ドドドドドドッ!!
焼け付く銃口。
鉄が熱で溶ける匂いが辺りに散る。
丁度撃ち終わろうとした時…
突然ワームが爆砕した。
「何だ?」
バルクホルンがふと上を見上げると、そこにいたのは…
「ウィッチ?」
「美緒、どうなの?」
「待て、確認する」
美緒が左目にしていた眼帯を外す。
「…あれはSDだ」
「"ソニックダイバー"だって!?」
ハルトマンが驚嘆する。
「でも、何でソニックダイバーがこんな所に?」
そんな疑問を余所に、そのソニックダイバーは、虚空の彼方に消えていった。
「何だったんだ一体…」
一同は呆然と、そのソニックダイバーが去った跡を眺めるしかなかった。
一方その頃…
住家をターゲットとした紫苑の一行は、カールスラントへ向かっていた。
「カールスラントか…」
甲板から空を見上げていたスタットはそう呟いた。
「あのスタット中尉、聞きたいことがあるんですが…」
ふと後ろから、ガルラがひょっこりと出てくる。
「ん?何」
「これから行く、カールスラント第1研究所って、一体何なんでしょう?」
スタットは、ガルラの質問に答えるかどうか迷う。
何故なら…あの場所で多くの少女がまるでマウスの様に扱われ、
今までもその耐え難い実験で50人が亡くなっている。
「中尉、どうしたんですか?もしかして…不味いこと聞いてます?私」
「…本当に知りたいのなら教えてあげるわ。ただ…苦しくて耐えられない位辛いわよ?」
少しキツイ言い方でガルラに問う。
「…構いません」
即答というわけではなかったが、ガルラは頷いてみせる。
「そう…何から話せばいいかしら?」
「まず、その研究所の存在意義について」
「存在意義って言われても、私が聞いたことがある範疇では、何かの研究をしているということだけ」
「何かの研究が辛いことなんですよね?」
「痛いトコ突いてくる…まったく以ってその通り。
研究と聞けば聞こえはいい…でも、ただの研究じゃない。
…研究という名の薬物投与で魔法力を高めるための人体実験」
スタットの言葉にガルラは息を詰まらせる。
「すでに魔女適正者として連れられた50人の少女は、全員精神が崩壊して…死に至っているわ。
ただ」
「ただ?」
「…本当に連れられた少女は52人。その内の2人は、成功例としてすでに戦場に出ている。
一人は、・カールスラント直属親衛隊第1小隊1番機…アルストロメリア」
「アルストロメリアって…」
アルストロメリア…白銀の魔女(ヴァイス・ヘクセ)とも呼ばれる魔女だ。
ここ最近で一気に知名度が上がった魔女でもある。
しかし、その姿を見た者は一部しかいない。
「いくら戦力増強とはいえ、あの研究所に行くのは…賛成できない。
私はそう思っているけど、貴女はどうなの?ガルラ」
「そういうお話があった事自体初耳でした。
でも、研究所に行って戦力が増強されて、それで本来助からない人が助かるなら…
どんなに危険でも、不明瞭でも私は行くべきだと思います」
スタットの質問に悩みながら、ガルラは自分の意思を告げた。
「ふふふ。可愛いなぁ、もう!」
そんなガルラに、スタットは抱きついた。
「は、はぇ?!」
顔を赤くするガルラ。
「…貴女ならそう言うと思った。
でも、まさかガルラがそんなことを言うなんて…ははは」
スタットは腹を抱えて笑い出す。
「な、何がおかしいんですか!
私はいたって真面目に答えてるのに!!」
真っ赤になるガルラ。
「だ、だって…ぷくく。
ついさっきまで、少尉だった子が…こんなマセたこと言い出すんだもの」
「スタット中尉――ッ!」
と、スタットはひょいと後ろに回りこむと、ガルラの頭の上に頭を乗せた。
「ほら、元気が出た。
最近、警戒飛行ばかりで元気がなかったでしょう?」
「中尉…」
「大尉がいなくて悲しいのはガルラだけじゃない。
私も悲しい。
でも、その悲しみを無理に変えて…体壊しちゃ意味ないじゃない」
スタットは笑顔になると、その格好のままガルラを抱きしめた。
「中尉…ありがとうございます。
でも、あの人に勝つためには無理もしなきゃいけないんです。
それがあの時、大尉を救えなかった…せめてもの償いですから」
スタットの温もりを感じながら、ガルラは言葉を紡ぐ。
「…このままでいい?」
「出来れば離れて欲しいです///」
そんなやり取りをし、互いに笑い合うガルラとスタット。
彼女達に待ち受ける運命を…今はまだ、誰も知らない。
ノア「最高傑作ですよ、貴女は!!」
???「…私は作品じゃないと何度言ったら分かるんだ?」
ノア「次回予告なんですから、存在感をアピールしないとと思いまして」
???「だから、お前は作者からも見放されるんだぞ」
ノア「え?そんな話初耳ですよ?!」
???「というわけで次回、ストライク・ガールズ第3話~戦う理由~。
私たちの翼(つるぎ)が今、舞い降りる」
ノア「ですから、そんな話聞いてませんよー?!」
最終更新:2013年08月21日 16:49