ユージン






うるせぇ!不平をカマすな無能マグナス!



ユージンとは、小説家になろう連載作品、及び版権作品【攻略本を駆使する最強魔法使い】の登場人物である。


神霊タイゴンに選ばれ、魔王を倒さんと旅をする勇者。16歳。
パーティに戦士ミシャ、僧侶ヒルデ、女武闘家、元パーティに魔法使いマグナスがいる。

ステータスはレベル19、実はパーティの中で1番低い。
武器の性能を完璧に引き出す特別なスキルを持っている。

性格は単純明確、卑劣外道。
部下の行動を束縛し勝手な行為は許さず、口答えもさせない。
プライドも高く離れたマグナスが活躍していることを知ってからは「勇者より魔法使いが上のはずがねぇ」と常にイラつき市民に八つ当たりしている上に謝らない、曰く
「勇者は弁明とかしねぇんだよ!」
要は勇者の皮を被ったチンピラ同然の男。

また、わりと脳筋なようで「魔法より直接殴った方が強い」と考えているなんでマグナス雇ったんだアンタ

街の中でもこの調子のため人望もなく、親しまれてる様子もない。
何故彼が勇者に選ばれたのか不思議でならない。ユージンに限らないが………

ちなみにかの有名な「世界の半分をやろう」には「はい」と答えるタイプらしい。

原作におけるユージン


活躍しないマグナスをユージンが解雇する所から話が始まる。

マグナスが居ない間、あるいはパーティ滞在中にも相当好き放題していたらしく、作中では

  • 鍛冶屋からハンマーを奪い取る
  • レストランツケ払いを1ヶ月以上も続けている
  • 煽られてカッとなりその場で剣を抜く
  • 顔が気に入らないからと通行人をぶっ飛ばす

どこぞの他人のタンス漁ったりツボを壊す勇者もびっくりである、勇者に選ばれたのが不思議で(ry

とはいえクエストはちゃんと取り組んだり(1部忘れてるものもあるが)魔王軍の幹部を真っ先に倒しに行くなど一応勇者としての行いもしている。
そして、マグナスの活躍に嫌気がさしたユージンは魔王軍幹部「デルベンブロ」に挑むがあっさり惨敗、ヒルデのみを連れて駆け落ちする為に逃げていった

その後は………?


「ユージン………お前、何してるんだ」

うるせぇバァァァァァカ!!!!





余談だが、一時期ネットの広告に攻略本魔法使いが記載されていたがその内容は上記の悪行やデルベンブロ戦のワンカットばかりだった為主人公の[[マグナス]]よりユージンの方が目立っているという珍事態になった


メイドウィン小説における最低勇者


初登場は【D-7】。
プロローグは原作と同じところから始まるが微妙に展開が異なっている。
その後、マグナスの代わりを探しているところをスターアベネスの計画に巻き込まれてその他メンバーと合流。
強引にD-7のリーダーを名乗るようになった。

原作のように勇者に拘っているがストッパーも多いため悪事は少ない、むしろヒルデの方がワルになってる。

絵が上手いという意外な才能を持っており、ある件から漫画家を目指すようになる*1

ラブコーン編の一人ぼっちの幸福な世界等何か隠し事があるみたいたが現在は不明。


今作では【ユージンが勇者に選ばれた理由】が、メイドウィンなりに独自解釈して明らかになる。

+ 勇者として、俺として
ネタバレ注意!



幼少期、ユージンの人生は満足と言えたものではなかった。
生まれた時から【勇者】として育てられ、親には褒められることも叱ることもされず、ただ指示通りに育てられた。
「命令通り」の人生を送ったユージンは暗く、虚ろな性格だった。

それでも結果を残せなかったユージンは14歳という若さで故郷を飛び出し、近くの村で「自由」な考えを持つヒルデと出会い、心酔してパーティに加え入れた。






だが、アバカレラ編でユージンに非情な事実が知らされる。


ユージンには勇者としての適性は全くない。

そんな彼がなぜ選ばれたのには理由がある

ファンタジー風の世界を担当するメイドウィン達は世界が発展する大事な過程として魔王を作り、勇者を選ぶ
しかし時に邪な心を持ったメイドウィン達が賭け事の為に自分達の世界を利用することがある

中でも酷いのが低ランク競走。
これは魔王に対し最低限勇者の素質がない人間を選んで、冒険させるというものが

ユージンは見事にそれに当てはまってしまったというわけだ。
更にユージンはあまりにも弱かった為、彼の世界のメイドウィン、タイゴンは細工を行った。
世界の全てが載った本を託し、それを読める人間を活躍させ、最後にはユージンがやったことにする。

その存在こそ魔法使いマグナスである。


それでもなおユージンは魔王に立ち向かい、ドリームメイクで願いを叶えようとする


自由の為に‥‥‥






【更にネタバレ注意】










ユージンが叶えたかった願い、それは 自殺

ユージンは自分が弱いことを分かっていた
だが勇者スキルのせいで死ぬ事が出来ず楽になることも出来なかった


何より、ユージンは家族を求めていた。
普通の人間のように、時に叱って時に褒めてくれるような家族が欲しかったのだ

「そして生まれ変わったらお前みたいな今度はちゃんとした人間になる」

「飯食って友達作って、悪いこともたまにやって、なんかの気まぐれで親孝行とか思い付いて、意味もないことやって」



「ヒルデみたいな女にもう一回会って、結婚するんだ」



だが、アバカレラとの戦いの最中感情が溢れたヒルデの本音を知り、彼女もまたユージンが唯一の理解者であり、死を拒んでいた事を知り、ヒルデの為だけに生きることを決意。


以降は晴れやかな性格となり、ライトレス編では意気揚々と畑仕事に参加

アーサー・ペンドラえもん編ではモルルファイの死により勇者スキルを失った上に、アーサーの願いの主がタイゴンで絶体絶命の危機に陥るが、育てていた円卓の騎士のスキルが覚醒。

【約束された勝利の剣】を解き放ってタイゴンをアーサーごと抹殺、運命を弄んだ神に終止符を打った。




物語完結後はヒルデと共に時空へ向かい、少年サンダーという漫画雑誌でデビューした。





「技」


武具覚醒/完璧技術
ユージンの【勇者スキル】の1つ、武器の性能を完璧に引き出す。
デルベンブロ戦では膨大なバフ込みで発動するがあっさり武器を折られてしまう。
D-7では後者の名前に。

ミラクル・ビッグバン

ラブコーン編で使用、上記のスキルでマジックソードの魔力を最大限出した上で放つ大技。

シューティングスター

勇者専用「光魔法」を修行で改善したオリジナル魔法。
空から光を放つシンプルだが強力なもの。


約束された勝利の剣

これは、【自由】を手に入れる戦いである!!

ライトレス編以降、勇者スキルを失ったユージンが新たに覚えた【円卓の騎士】スキルの最高峰
D-7の名前を連ねた後自身を認証することで発動するPrototype形式。
最終更新:2021年09月14日 23:17

*1 この時、編集長がボロクソに貶しても文句を言いながらも受け入れる姿にミシャは驚愕し「頭を打ったのか」と驚いていた