メイドウィン外伝「
ゼノグラシアの12月」の主人公。
雪国に住む高校1年生の少女。ある冬の日、とつぜん頭上から降ってきた少女と関わってしまったことで大きく人生が変わっていく。
中学時代に女子野球でチームを全国二位に導いた投手で、高校入学後は女子野球部のキャプテンを務めながら、男子野球部の試合にも助っ人として参加し、リリーフ投手や俊足を生かした代走などで活躍し、地元紙のスポーツ欄を賑わせている。
しかし、「アネル」と名づけた少女とかかわっていくうちに、自分の話している言葉が日本語からまったく別の言葉へと変わっていく現象に襲われる。どこの言語かも分からない謎の言葉を話しながらも、当初は筆談によって周囲と意思疎通をはかるが、徐々にそれも不可能となり、思考の中まで日本語を失いつつ、自分が自分でなくなることを恐れる生活を送る。
親友・泉浅葱の祖父で言語学者・泉公貴によって最初の「真性異言(ゼノグラシア)」覚醒者とされ、国家の重要機密事項として厳重な監視の下におかれることになる。
アネルとともに監視を振り切って脱出して以降、「ビショップリング」という組織に救出され「神語りの巫女」として覚醒。しかし意見の対立から「ビショップリング」から離れ、親友の泉浅葱に助けられるまで、たった一人で言葉も通じないアネルを「ビショップリング」や「エイワス」から守る孤独な戦いを続けた。
親友・白神詩和との対立やシムーンとの出会いなど様々な事件を経て、最初で最後の「神性異言(エヴァンジェリア)」として再覚醒、物語を終結へと導く。
最終更新:2021年09月11日 22:16