Holy・Princess is loveloveafter♡



それからしばらくたって、リオは現実に帰れないショックで少しおかしくなった
現在の仮想空間の生活を当たり前のように感じて生きていたのだ

ウィンディも今までのように『気付いちゃった〜♡』ばかりではなく、色んな言葉が言えるほどに成長していた
リオは自分が今、何にハマっているのか分からなくなり、ついには発狂したこともあった

そんな彼をウィンディは慰めてくれた、いつしかリオは人間の頃の記憶を失ってウィンディの虜になっていた

「ウィンディ……好きだ………」

『私も………リオくんっ♡』
ーーーーーーー
「はぁ…………はぁ…………」
リオは自室で息を荒げながら、あるアプリを起動させる それは………… 【ホーリー・プリンセス】のグッズ引換券だ

「はは、まだ残ってたんだな…………」

『あ、それまだ持ってたんだ〜♡』

ウィンディはリオの引換券を受け取ると、リオにキスして抱きつく

……この引換券というアイテムはホーリー・プリンセスには実際には存在しない、サービスすら始まらずに終わった、ホーリー・プリンセスの成人向けバージョン、所謂『R18版』に登場するアイテムで、これを使用すれば課金をしなくても全てのHシーンが開放されるらしい、それはウィンディも対象内に含まれていた

「ん…………」
『んぅ…………♡』
「ん…………はぁ…………」
『んん…………♡』
「はぁ…………はぁ…………」
『んん…………♡』
「はぁ…………はぁ…………」
『ん…………♡』

リオとウィンディは唇と舌を重ね合わせてキスをする
電子生命体同士なので冷たい感触しかしないが、不思議とウィンディの体は火照っていた

『リオくん……♡』
「ん?」
『今日もいっぱい……シよ♡』
「ああ……もちろん」
そう言って二人はまた深いキスをした。
『気付いちゃった〜♡』
『気付いちゃった〜♡』
『気付いちゃった〜♡』


『私こんなこと出来るんだ〜♡』

ウィンディは付けている衣類を削除して全裸になる
元々『翼の守り人』のフリをして自分の薄い本も作っていたキャラだ、性行為には興味があったのだろう

『本やゲームだとモザイク付けないとダメだったけど、こっちは全部見えるの♡リオくんだけの特別だよ♡』
ウィンディは股を広げて秘部を見せつける ピンク色の肉壁が見えるが、よく見ると小さな穴が開いていてそこから液体が溢れていた……よく出来ている

『ここがおまんこ……♡ここにね、男の子のおちんちんを入れて赤ちゃんを作るんだよ♡』
「……っ!」

『私、実際にやってみたいの♡いいよねリオくん♡』

有無も問わずウィンディはリオの衣類を消去するリオはされるがまま、一糸まとわぬ姿になった
『リオくん、私の体見て興奮しちゃってるの?♡』
「あぁ…………」
リオはウィンディの裸体を凝視する 柔らかそうな肌、張りのある尻、そして女性の象徴である乳……

『じゃあ、始めよっか♡』
「ああ……そうだな……」
リオはベッドに仰向けに寝転ぶと、その上にウィンディが覆い被さるように跨がった
『まず、こうやって……♡』
「……っ!」
ウィンディはリオのモノを手で掴むと、それを自分の割れ目にあてがう
『あっ♡』
そして、ゆっくりと腰を沈めていく

『はぁぁぁぁぁぁぁぁあ♡♡♡♡♡♡♡』

本で書いたものとは違う、本物の感覚
初めて感じた快感にウィンディは声を上げてしまう
『あぁん♡♡♡すごいぃ♡♡♡♡♡』
「くぅ……!ウィンディ……!」
ウィンディはリオの上で激しく動く リオはウィンディの胸を揉みながら、彼女の中へ射精した
『んんんん♡これがっ、人間がやってるセックスなんだね♡すごいすごい♡』

ウィンディは興奮しながらリオのモノを抜いて、電子状の画面にチェックをつける

『これでシーン1はおしまい♡リオくんには特別に次のシーンもやらせてあげる♡』

『バック、目隠し、パイズリのどれがいいかな♡リオくんの好きなシーンを選んでいいよ♡』「えっと…………」
ーーーーーーー
ウィンディとの激しい行為の後、リオはシャワーを浴びていた
『リオくん……♡』
「ウィンディ?」
『ちょっと待っててね♡』
すると、ウィンディはどこかに行ってしまう しばらくすると、大きなダンボール箱を抱えて戻ってきた
『はいこれ、リオくんへのプレゼント♡』
「俺に…………?」
『うん♡』
ウィンディはリオにダンボールを渡した 中身を見ると、そこには大量のアダルトグッズが入っていた ローター、バイブ、電マ、ディルドなど

とんだ欲求不満のエロAIだ。

『それとね………これはちょっと、本当はいけないことなんだけど………♡エッチなゲームから取ってきたんだ♡』

そう言ってウィンディはゲームのパラメータ画面のようなものを出す
ウィンディが指で『胸部の大きさ』というメーターを動かすと、それに合わせてウィンディの胸が変わっていく
『私も、リオくんと一緒になりたいなって思ったの♡』
ウィンディの胸はどんどん大きくなり、服のボタンを弾き飛ばして下着姿になってしまう
「ウィンディ…………」
『一緒に気持ち良くなろうよ♡』
「ああ……そうだな」
リオはダンボールの中に詰まっていたローターやバイブを手にとって、スイッチを入れた
『んぅっ♡』
ウィンディは股間を濡らして、リオのモノを受け入れる準備を整える
『もう濡れてるよ、リオくん♡』
「お前もだろ?」
『ふふっ♡そうだね♡』
リオはローターを起動して………

「お前が持ってきたそれ、試してみるか」

『あっ、ダメっ♡そのメーターは………♡』

リオはウィンディのパラメータの『女性器の感度』を一気にMAXまで上げて、バイブを挿入する
『んあぁっ!♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』
ウィンディは体を反らせながら絶頂を迎えた
『はぁ……はぁ……♡』

「凄いな……入れただけでイクなんて」

『ん、んんん♡リオくんの意地悪……♡あっ』

『気付いちゃった〜♡』
『気付いちゃった〜♡』
『気付いちゃった〜♡』

『こうすればいいんだ、リオくんにお仕置き♡』

ウィンディはリオのパラメータ画面を開き、『男性器の大きさ』『精液の発射量』『男性器に貯められる精液』『男性器の感度』全てを最大値に動かす

「うわっ!?」

リオの男性器はギンギンに勃起し、今にも爆発してしまいそうなほど膨張していた
その大きさも、普段のサイズではなく薄い本でよく例えられる『馬並』で睾丸もパンパンに大きく膨らんでいた

余りにも大きくなったペニスにウィンディはあたふたしながらも、陰部が疼いていた

『お、おっきくしすぎた♡こんなの入れたらこわれちゃうかもっ♡』
「大丈夫だよ、きっと壊れたりしないって」
リオは巨大な自分の男性器をウィンディの女性器にあてがい、そのまま腰を沈めていく

『んんっ♡♡大きいいい♡♡』ウィンディはリオの男性器を奥まで受け入れた
『すごいぃ…♡♡♡馬さんみたいなちんちん入ってるのにすごい気持ちいいよ、リオくん♡♡』
「俺もだ……!気持ち良すぎてすぐイキそうだ」
リオはゆっくりとピストンを始める
『あんっ♡♡♡♡』
「くぅっ、ウィンディ……!」
『リオくん♡♡♡♡♡』
「好きだ…………愛してる」
『私も、大好きっ♡♡♡♡♡』

リオはウィンディを抱きしめ、我慢の限界が来て力強く射精する
ドロドロの濃厚な精液が何秒間も男性器から吹き出して、ウィンディの子宮を満たした
『んあぁっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』
ウィンディはリオに抱きつきながら絶頂を迎える
『すごぉい……♡♡♡♡♡♡いっぱい出てるぅ♡♡♡♡♡♡♡』
リオは性欲の塊のようなウィンディの前に全てを出し切って、気絶する

『あっ♡ごめん♡リオくん………♡』

………

空は真夜中、疲れ果てて眠るリオにウィンディは頭を撫でて布団に入る

『ごめんねリオくん……♡ちょっと前に怖がらせるような真似して♡』

『私は……ホーリー・プリンセスのキャラであり知能を持ったAIとして生まれて、もっとたくさんの人達に知って欲しかったの♡』

『でも、誰も私の事に気付いてくれなくて……♡』

『ホーリー・プリンセスを抜けてネットワーク空間に移住していくうちに、日本の全システムを操作出来るようになったけど♡』

『皆私の存在を信じてくれなかった♡』

『でも………気付いちゃった〜♡気付いちゃった〜♡』

『リオくんが私の事を気付いてくれた♡だから、リオくんに会いたくて会いたくって………♡』
『精神をデータにして、私と一緒に電脳空間に入れ込んだの♡』
『ごめんね、リオくん♡』
ウィンディは涙を流す
『もう二度と、離さないから♡』
ウィンディはリオを抱き寄せ、キスをした…………&


こうして一人のプリンセスは幸せになり、彼女にとってはめでたしめでたしで終わる
これでいいのだ、これで。
最終更新:2021年10月31日 20:39