「これは私の考えだけど、男が好きな記号は100%の確率でπ」ほか

【第4話】
「これは私の考えだけど、男が好きな記号は100%の確率でπ」(その他数話)



「これは俺の考えだが、人間が一番怖いというのは大きな間違いだ」


石丸
「おはよう如月クン!黒川さん!今日もいつも通りで何よりだ!」

金城
「おはよう2人とも、あまり出歩かないようにな」

最原
「おはよう、何か変わったことないかな?」

……

黒川
「今日はやけにバタバタしてるわね、例の3人……」

如月
「風紀委員に警察官に探偵、この3人ということは……間違いなく大きな事件だな」

黒川
「怖いわね………まるでコロシアイでも始まったみたいに」

如月
「よせよ、縁起でもない。」


………

苗木
「あっ、如月クン」

前田
「あっおはよう、如月、黒川」

如月
「苗木と前田?幸運が2人揃って何を話してたんだ?」

苗木
「今朝の事だよ………なんだか希望ヶ峰学園で色々あったらしくてね」

前田
「うん、予備学科が何人か行方不明になったり、間違えてアルコール入のお菓子を食べた奏が暴れたり、教室に変なものが置かれたり………」

前田
「あといつもの事だけどモノクマが酷い目にあってたり」

苗木
「毎度の事ながら学園長代理に対する扱いが酷いね……」

黒川
「暇さえあればスクラップにされてるからね、あのクマ………」


如月
「しかし妙だな……一応ある程度は平和な希望ヶ峰学園でここまで変な事件が起きるとは」

黒川
「ここにも不良みたいな人は何人かいるけど、そこまで問題は起こしてないしね」

苗木
「だから石丸クンも結構焦ってるんだよね、良くない空気が流れようとしてるって」

如月
「良くない空気………ああ、なるほど」

如月
「これは俺の考えだが、この事件達はカモフラージュを兼ねてるんだと思う」

苗木
「カモフラージュ?」

如月
「そう、誰かが予備学科を隠したり、奏にアルコールを仕込んだり、教室に変なものを置く、大事をして他の事件から気を逸らさせる為の………」

前田
「へ、へぇ?そんなことがあるんだ、そういうパターンもあるんだね」

苗木
「前田クン声裏返ってるよ」





霧切
「大変よ苗木君、ちょっと調べてみたところ更衣室からパンツが無くなって、前田君の指紋が」



苗木
「えっどういう事なの前田クン」

うつろ様
前田勇気なら逃げたぞ」


金城
「前田め別側面に押し付けたな!!」

石丸
「待ちたまえ前田君!!!」






うつろ様
「ところで僕に関して何のツッコミもなしか?」

苗木
「いやまぁ………江ノ島さんと十神クンが2人いるような学校だし今更って感じで………」

うつろ様
「………そうか」






「これは僕の結論だが、この世界は等しくつまらない。」




なんかここだとパンツハンターみたいになっているが、一応超高校級の幸運である。


金城
「何故こんなことをした!!言え!!」

前田
「女の子の……ロマン」

金城
「あ"?」(犯罪者(ゴミ)を見る目)

前田
「本当にごめんなさい!!前に祷からパンツ貰った時の快感が忘れられなくて」

金城
「待てお前祷の下着まで持ってるのか!!?」

前田
「そっちは合意の上だよ!!」


前田
「あと奏にアルコールは仕込んだけど予備学科の行方不明は本当に知らないんだよ!」

…………




うつろ様
「僕に似た奴が違う方向で絶望的すぎてクソなんだが」

江ノ島
「わかりみ」

そしてコイツはうつろ様、まぁ簡潔に言うとここでは『前田勇気のそっくりさん』である。

超高校級の【ピー】という聞き取れない単語でこの学校に当たり前のように居座り、こうして江ノ島盾子や予備学科のある人物、三王寺帝など極めて狭い関係としか行動しない。


そして………

モノクマしか知らないが、上記の3人+‪α‬の1名は圧倒的な才能を持つ。

江ノ島
「はーどうする?やっぱ絶望的なアレやっちゃう?」

うつろ様
「それはそれで面白くない、何より面倒だ」

江ノ島
「じゃあそっくりさんとしてそっちもそっち何とかしたらどうです?」

うつろ様
「お互い、無能なコピーを抱えると面倒になるな」


………

うつろ様
「おい、前田勇気

前田
「な、何さ僕に似てる奴………」

うつろ様
「単刀直入に言うが女性の下着に手を出す真似はやめろ、似た姿の僕にまで風評被害が及ぶ」

うつろ様
「あまり干渉したくはないがお前のせいで無関係な煽りを受けるのは気に食わないんだ」

前田
「なっ……そりゃ金城にもこってり絞られたし、やらないよ。」

前田
「大体、僕は君みたいになんでもありじゃないから………」

うつろ様
「………なんでもありじゃないから、なんだ?」

前田
「君には一生わからないよ」


うつろ様
「そうだな」


うつろ様
「………おい、一つだけ聞かせろ」


前田
「何?」


うつろ様
「苦労したか?【平良茜のパンツを手に入れる】のは」


前田
「そりゃまぁ………うん、当然だよ。指紋っていう凡ミスしたけど」


うつろ様
「そうか、それだけ聞けば充分だ」


うつろ様
「江ノ島盾子とCoCしてくる」




これは僕の結論だが、この世界は等しくつまらない。

誰もが皆、『自分が手に入らないモノ』を欲しがっているからだ。



「これは俺の考えだが、スケベであることは誇るべきだ!」


如月
「ようこそ、前田勇気君」

前田
「な、何この集まり………山田に左右田に加賀鈴に小橋川に最原、なんの集まりだコレ」

小橋川
「前田!まずは1発!!」

ペシッ

前田
「イテッ」


小橋川
「よし!これでこれまでの件はおしまい!」

山田
「あらためまして、スケベ談義を始めますぞ!」

前田
「す、スケベ談義……」

如月
「前田………俺たちが今回の件でどう思ったかわかるか?」

前田
「え?えっと、軽蔑?」

小橋川
「そりゃ確かにちょっとは軽蔑した!でもそれ以上に………」

小橋川
「お前もオープンなスケベだなって感じてウチのグループに入れようと思った訳だ!」

如月
「考案者は俺だ!」

加賀鈴
「本当なら男共の集まりなんて死んでもゴメンだけど、こうして有益な情報を語り明かせるからね」

前田
「はは………なんか、ありがとう………でも最原がここに居るのは意外だな……」

最原
「あ、あの、僕もちょっと、ほんのちょっとだけ女子の下着には興味があって………」

山田
「見ての通り最原殿も中々のむっつりスケベでして、逸材と感じスカウトアタックしたわけですぞ」

前田
「あれ、でも……花村は?」

小橋川
「花村!!?花村はダメに決まってるだろ!!?」

左右田
「あいつ呼ぶと下手したら俺達に矛先向かうかもしれないからな!!?」

如月
「あくまでスケベ!スケベの範囲内で収まる人が集うんだよ!」

前田
「な、なるほど」

如月
「俺達が度々集まってる事は当然他のメンバーには秘密だ!さて、今回は何について談義しようか?」

前田
(また僕のそっくりさんに文句言われそうだな……)

………


むくろ
「では、えっとダイスロールを」

狛枝
「あっ、ファンブル」

うつろ様
「クリティカルだ」

三王寺
「貴方達ファンブルかクリティカルしか出せないんですか?」

江ノ島
「うわー運も関係なく成功するかしないかの2択になってる(既に飽き始めてる)」

カムクラ
「ここの卓は極端すぎてツマラナイですね………」

うつろ様
「!!(ニュータイプ並の閃き)」


うつろ様
(いや、面倒だから今の勘は忘れておこう)





「これは私の考えだけど、男が好きな記号は100%の確率でπ」


黒川
「…………」グビグビグビ


黒川
「男が好きな単語は何か知ってる?」


黒川
「πよ」

緑間
「…………え、えっと、どうしたの?新手のセクハラ?」

七海
「………というより自暴自棄?」


黒川
「男はみんなπって言葉を連続して、女性の誰もが持ってる『アレ』を連想してるのよ、そういう物なのよ」


舞園
「多分如月君がそういう話してたんでしょうね男子と………」

黒川
「でもなんで?なんで女性の誰もが持ってながら神は私達に『格差』を産んだの?」


黒川
「貧乳はどうして私を選んだの?」ズーン


緑間 舞園
(め、めんどくさい………)


舞園
「それは……つまり、如月君が巨乳好きだったという事ですか?」

黒川
「………………………」

緑間
「図星みたいね………」


如月
「待ってくれ黒川!!」バーン

如月
「いつお前が俺たちの秘密の談義を聞いてたのか分からない!でもこれだけは言わせてくれ!」

如月
「俺たちはただ大きいのが好きってわけじゃない!」

如月
「男はサイズに関係なく乳は好きだ!!」

七海
「それはフォローしているようで大分最低な発言………と思うよ? 」


黒川
「じゃあなんで!!」


黒川
「今日の体育の授業で小橋川君と並んで鼻血出てたの!波多乃さんをガン見しながら!!」

如月
「そ、それは!!体操服もめっちゃ強調されるし走るとばるんばるん揺れてセクシーだよねって小橋川が言ったから!!」


小橋川
(単に脱いだり露出があるのがいいんじゃないんだぜ………)

舞園
「なんでしょう!?今凄い最低な発言が聞こえた気がしますけど!?」

緑間
「小橋川、本当そういう所はアレだからね」

黒川
「………」


黒川
「分かった、後はお願い」


如月
「え?お願いって………」





転子
「穢れた思想を掲げる男死を沈めに参りました」

小橋川
「に、逃げろ………如月………」

最原
「………」ブクブクブク

如月
「小橋川!?最原!?」



如月
「あっ!あそこに夢野!」

転子
「えっ夢野さん!?」


如月
「!!」ダッ!!

七海
「如月 は にげだした!」


黒川
「逃がすかッ!!」

如月
「いやあああああああ!!」

七海
「しかし まわりこまれた!」


バキバキメキッジュッ




「これは俺の考えだが、誰もがロボットにビームをつけたがる。」


そういえば発明っぽいことを最近していないと気付いた如月は、キーボを引っ張り出した

如月
「俺も1回キーボのメンテナンスをやってみたかったんだよなー!」

キーボ
「今日は入間さんが急用があるとの事なので助かります、如月さん」

如月
「お前のスペックを見てると大したものだな、その飯田橋博士って人は」

如月
「是非とも如月機関に迎えたいところだが………」

カチッ

キーボ
「………あのー如月クン?今ちょっと何かカチッて何かを取り付けられる音が聞こえたのですが」

如月
「え?ああ大丈夫大丈夫、大したことないよ」


如月
「手からビームとか出せるようにしておいたから」

キーボ
「えっちょっと!?何してるんですか!?」

如月
「大丈夫だ、ビームと言っても人を傷つける力はない!」

キーボ
「玩具じゃないですか!ボクの体に変な機能付けないでください!」

如月
「でもこの方がカッコイイだろ?」

キーボ
「まぁ、そうかもしれませんが……」


カチカチッ

キーボ
「また!!またなにか付けましたね!?」

如月
「ジェット噴射とロケットパンチ」

キーボ
「なんでボクに付けるんですか!自分でロボット作って付ければいいじゃないですか!」

如月
「でも何かの役に立つかもしれないだろ?」

キーボ
「最終的に如月機関で特許取られそうな代物になりませんよねボク!?」

如月
「分かった分かった!ちゃんとしたメンテナンスもする」

キーボ
「ちゃんとしたメンテナンスは勿論として、もうボクに変な機能付けないでくださいね!?」

キーボ
「今僕の中で如月クンは左右田クンと入間さんの間ぐらいの心境になりましたからね!?」

如月
「うっ!ごめん………」

如月
「………しかし人間らしさとロマンの塊が混ざったなんでもありなロボットだな、超高校級扱いされるのも分かる」


如月
「後は自爆ボタンでもあればなぁ………」

キーボ
「サラッと怖いこと言わないでくださいよ、ボク何かの拍子に爆発するのイヤですからね」


………



キーボ
「付けてませんよね!?」

如月
「付けないよ!?」

おしまい。
最終更新:2022年07月10日 13:59