ID:aHtjp7F00様より
〔〕付いてるのは仕方ないこと
[舞人]
「この森か。ようやくついたぜ、楽園に」
[その他]
酒場を出て約半日走り続け、舞人はカルチノフの森へと到着していた。ルネーニ城の遥か西。近くに町は無く、一番近いルネーニでさえ普通に歩けば二日はかかる。
人が訪れる事は滅多に無く、更には魔王の影響か、最近は魔物も増えて危険な場所と化している。不気味な草木がどこまでも生い茂り、昼間にもかかわらずあたりは薄暗い。
そんな場所にもかかわらず、場違いにも舞人は最高にハイであった。
[舞人]
「ここに生エルフっ娘が・・・・・・フヒヒwww」
「エルフっ娘とヤれると考えただけで・・・・・・夢がひろがりんぐwww」
[その他]
自然と舞人の足取りは軽くなる。ここにくるまでずっと走りっぱなしであったが舞人の様子からはそんな事は微塵も感じられない。
[舞人]
「あるうぅひいいいいいいいいい 森の中あああああああああああ」
[その他]
カサッ
[舞人]
「エルフっ娘にいいいいいいいい でああったあああああああああ」
[その他]
ガサッ
[舞人]
「花咲く もーりーのーみーちいいいいいいいいい」
[その他]
ガサガサッ!
[???]
「だおっ!」
[その他]
ブタバナ が あらわれた!
[舞人]
「・・・・・・ザコモンスターにーでーあーあったあああああああああ」
[その他]
目の前に現れたのは愛嬌のある笑っている目とブタの鼻を持ち、小さい体をクネクネと躍らせる花だった。
[舞人]
「これはどうみてもスライムクラスだろwww」
[ブタバナ]
「だおっ!」
[その他]
ヒュンッ! スパッ!
[舞人]
「へっ?」
[その他]
ブタバナの花から何かが飛んだかと思うと、次の瞬間舞人の頬が熱くなった。
[舞人]
「あ・・・・・?ち、血ィーー!いでえよおおおお!」
ブタバナが自らの花弁をカッターのように飛ばして、舞人の頬を切り裂いたのだ。
[舞人]
(こいつ・・・・・・できる!)
「・・・・・・って言うと思ったか。所詮は草だ。逃げればイインダヨー!」
[その他]
マイト は にげだした!
[ブタバナ]
「ブーーーーーン!」
[その他]
しかし ブタバナ は おいかけてきた!
[舞人]
「ちょ、根っこが足になるとかねーよ!」
[その他]
ブタバナは根っこを地面から出して足のように使い、走って追いかけてきている。
[舞人]
「しかも結構はえぇ!でも振り切れないスピードじゃないな!・・・・・・おうあ!」
【SE:ドサーって転ぶ音】
[舞人]
(コケちまった、早く立たないと・・・・・・)
「あれ?何だコレ。足が重い・・・・・・てか震えてるし」
[その他]
半日間走り続けた舞人の足はすでに限界を超えていたのだ。立ちあがろうとしているがその足にはまるで力が入っていない。そして
[ブタバナ]
「おっおっお」
[その他]
ブタバナは舞人に追いついていた。地面に倒れる舞人を笑顔で見下ろしている。さらに周りを見渡すといつの間に集まったのか、数匹のブタバナに囲まれていた。
[舞人]
「ちくしょうこうなったら・・・・・ツンデイン!」
[その他]
しかし MPが たりない!
[舞人]
(しまった!酒場で一回使ったんだった!)
[その他]
さらに酒場からここへ真直ぐ来たために、装備品はおろかアイテムひとつすら持っていない。
[舞人]
「死亡フラグってレベルじゃねーぞ!マジで死ぬ!」
【選択肢】
①ハンサム舞人は突如反撃のアイデアがひらめく。
②ルネがきて助けてくれる。
③かわせない。現実は非情である。
①
[舞人]
「くぁwせdrftgyふじこlp;」
だが マイト は こんらんしている!
*へ
②
[舞人]
(来るわけねーよ・・・・・・常識的に考えて・・・・・・)
*へ
③
[舞人]
「死ぬのはイヤ・・・・・・童貞で死ぬのはイヤーーー!!」
[その他]
もはやこれまで。と死を覚悟できない舞人の魂の叫びが響いた、その瞬間
ドスッ!
[ブタバナ]
「だおっ!?」
[その他]
ジリジリと近寄っていたブタバナの目の前に、一本の矢がつきたった。
[舞人]
「ぎゃあああ!・・・・・・あ、あ?」
[その他]
舞人が顔を上げるとブタバナ達が一斉にある方向へと向き直っていた。舞人もそちらへ目をやるとそこには、凛と弓を構える一人の少女が立っていた。
[舞人]
「あ、あれは・・・・・・あのトンガリ耳は・・・・・・生エルフ・・・・・・」
[少女]
「・・・・・・」
[その他]
既にブタバナの殺意は少女へと向けられていた。だが少女に焦りの様子は蚊ほども感じられない。
[ブタバナ]
「だおっ!」
[舞人]
「あっ!」
[その他]
ヒュヒュンッ!
一際大きな声を上げると、ブタバナ達は一斉に花弁を少女に向けて放った。だが花弁は少女に当たる寸前で止まり、落ちた。
[舞人]
「・・・・・・れ?」
[ブタバナ]
「だおおおおお!」
[その他]
ヒュヒュヒュヒュヒュンッ!
ブタバナ達は尚も花弁を撃ち続けるが、ただの一発とて少女の体に届くものは無かった。
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/15(火) 23:39:31.19 ID:aHtjp7F00
[舞人]
「ちょ・・・・・・どうなってんだアレ。心の壁か?」
[その他]
次々と飛んでくる花弁を気にも止めない様子で、少女は弓を構え直しゆっくりと引き分けた。だがその弓に矢は番えていない。
彼女が狙いを定めた時、突然その手に光る矢が出現し、そして放たれた。
ドンッ!
[ブタバナ]
「だおおっ!?」
[舞人]
「うわ!?」
[その他]
放たれた光の矢は地面を吹き飛ばし、近くのブタバナもその衝撃で吹っ飛ばされ木に叩きつけられた。少女は間髪いれずに二発目を放とうとしている。
[舞人]
(ちょ、おま。さっきよりでかくないですか?)
[その他]
ブタバナ(と舞人)は明らかにビビっている。
[少女]
「・・・・・・森へお帰り」
[ブタバナ]
「おっ、おっおっ」
[その他]
ブタバナ は にげだした!
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最終更新:2007年12月09日 22:07