税効果会計(ぜいこうかかいけい)とは、
法人税等を財務会計の目的に照らして適切に期間配分するための会計処理のことをいいます。
日本では、財務会計上の費用収益の認識時点と税務所得計算上の損金益金の認識時点とに差異が存在します。
このことから、財務会計上当期純利益を算出する過程で差し引かれる法人税等の金額が、必ずしも当該決算期に係る金額とは言えません。
そのため、当期の経営成績を利害関係者に伝える上で適切でないとの批判がありました。
税効果会計はこのような問題を解決するために導入された会計処理なのです。
具体的には、将来の法人税等の支払を減少させる要因が当期以前に発生している場合には、繰延税金資産が計上され、
それとは逆に、将来の法人税等の支払を増加させる要因が当期以前に発生している場合、繰延税金負債が計上されます。
【参照】
http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_401.html
【担当】
高井