テレビの中の世界と現実の世界は時間の流れは同じなのか?

久慈川りせ救出後、現実世界に来たクマの様子を見る限り、2つの世界に時間的ブランクはないように思われる。
また初めてテレビの世界に入った主人公ら3人が現実世界に戻った時のタイムセールの放送とその後の花村陽介のセリフから時間が止まっている訳でもないようである。

この事実を踏まえた上で、誘拐された人間が数日に渡りテレビの中で放置されている場合、その間の食料や睡眠などはどうすれば良いのか?という問題が発生する。

劇中ではテレビに誘拐された際に、現実世界で霧が発生するまでは安全となっているが、誘拐されてから霧の日までは10日から2週間前後はある。
仮に2週間たった霧の日前に救出しても誘拐された当人は弱ってはいるもののその原因はテレビの世界特有の霧の所為とされている。

前作P3でも似たような問題が山岸風花救出時に指摘されるが、山岸風花が迷い込んだ影時間と現実世界の時間の流れ方の違いにより説明されている。

果たして2つの世界の時間の関係はどうなのだろうか?

仮に2つの世界の時間の流れが同じだったとすると誘拐された者達は寝食も忘れ、自らのシャドウと数日間も押問答を繰り広げていたのだろうか?

  • 察1
テレビの世界に昼夜がある描写や言動などは確認されていない。
このため、クマ本人が正確に時間の流れを把握出来ていない可能性がある。
また主人公初帰還の件にしても時間こそ過ぎているものの、その速さまで同じ確証はとれない。
花村陽介が時間の経過に驚く描写も、緊張状態が続いたために起こる時間感覚の齟齬とも、実際にテレビの世界の時間が速く進んでいたともとることが出来る。

  • 察1・補足
前作「ペルソナ3」における異界化現象「影時間」に関する設定から引用。
「影時間において体感する1時間~60分は、現実世界における1日分の時間(24時間~1440分)に相当する」。

  • 察2
ポイントは「一時的にしかテレビに入らない主人公達」と「ずっとテレビの中の○○」の間で発生している時間経過の違和感だとして、少なくとも「テレビの中」が現実世界より経過が遅いことは、中の人の健康状態等で証明出来る。
仮に生活その他をテレビの中の不思議で証明するにしても、シャドウを拒絶しないで2週間も仲良く(?)いられる方がおかしい。
少なくとも、テレビの中では「~数日」経っているかどうかぐらいが限界だろう。
ただし、「主人公達」が入っている間に関しては、現実世界と大差ない経過があることがうかがえることから、ここでひとつの仮説を定義する。
・仮説
 テレビの中の人の人口密度等外的要因で経過時間が変化する。
 例えば、「主人公が入ること」で加速する、時間を共有する人間がいることであるべき時間経過に近づく等。
 ただし、中にいるうちのクマのコメントを考えると、テレビの中でもそれなりに時間が経過しているようにうかがえることから、さらにエリア別で経過に違いがある。または、中の人だけ一人の時、経過が遅くなっている、クマはシャドウなのでそもそも時間の経過に対する感覚がまったく違っている等、要はいくらでも考えられてしまうのであった。

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最終更新:2023年08月09日 13:03