くろだひさの
CV:役名表示なし(ゲーム版) / 谷育子(テレビアニメ版)

公式

休日・祝日に鮫川河川敷の川原に現れる、いつも喪服のおばあさん。
本作における「死神」コミュの担い手。
基本的におっとりしていて優しいが、時折暗い表情を見せたり、自分を「死神」と呼んだりする。

彼女には、遠距離恋愛の末に結ばれた夫がいた(現在は他界)が、ある時を境に病気で寝たきりになってしまい、以来ひさ乃は生活費を稼ぎながら介護をすることになった。
それでも彼女は夫を愛し、不安から辛く当られても苦にしなかった。
しかし、長い闘病生活の労苦の果てに、夫はひさ乃のことさえも忘れてしまう。
それだけは許すことが出来ず、一度は夫を手にかけそうになったが、昔通りの夫の笑顔に思いとどまった。

結局、夫は末期の瞬間までひさ乃が誰なのか思い出せないまま亡くなってしまう。
その時、夫が死んで真っ先に「ほっとした」自分に気づき、自分は夫に死んでほしかった、だから夫は自分の為に死んだのだと思うようになる。
以来、夫の死を受け入れられず自らを「死神」と蔑むことで夫の死を正当化していたが、主人公が昔の手紙を見つけたことにより、夫を愛していたからこそ忘れられて辛かったことを悟る。

夫の死を受け入れた彼女は遠距離恋愛時代に使っていた古い万年筆を主人公に託し、子供と同居するために稲羽市を去って行った。

アニメではひったくりに襲われて倒れてたところを鳴上に助けられ、退院後に鳴上が死んだ夫に似ている事、夫が死んだ時には自分はもう夫を愛していなかった事を語り、婚約の際に夫に贈られた簪を川へ投げ捨てる。
その時のひさ乃の様子が「悲しそうだった」と感じた鳴上は(簪が引っ掛かっていた)ヌシ様を激闘の末見事に釣り上げ、簪をひさ乃に届ける。
簪を差し出した鳴上にかつて夫に簪を渡された時の事を思い出したひさ乃は「自分はこんなにも夫を愛していた」と泣き崩れる。
そして、鳴上が届けてくれた夫との思い出を今度こそ捨てないと約束し、稲羽市を去って行った。
なお、アニメでは若い頃のひさ乃が回想で登場しており中々の美人さんである。また、稲羽市を去った後に喪服を着る事をやめた事が確認できる。

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最終更新:2012年09月28日 21:41