しゅじんこう
(デフォルトネームなし。PS2版パッケージ裏面画像「月森 孝介(つきもり こうすけ)」、漫画版「瀬多 総司(せた そうじ)」、アニメ版・P4Uシリーズ・P4D「鳴上 悠(なるかみ ゆう)」)
CV:浪川大輔

生年月日・星座:非公開
身長:非公開
体重:非公開
血液型:非公開

メガネ:フレーム/黒セル(テンプルが銀色に見えるのはメタルテンプレ?)
レンズタイプ/スクエア

公式

2011年4月、両親の海外赴任により、都会から八十神高校へと転校してくる。
両親帰国までの一年間、稲羽市にいる母親の弟・堂島遼太郎で下宿生活をすることになる。
そこで起きた連続殺人事件と数々の怪現象に対して解決を図るべく、前向きな姿勢で仲間達と奔走する。

イザナミに力を与えられた3人のうちの1人。「希望」担当。
主人公が「希望」に選ばれた理由の一つは、特別な適性(ペルソナ能力の適性)を持っていたからと考えられる。
彼のペルソナ能力だけはイザナミが目覚めさせており、自らの影と対峙せずに初期ペルソナ・イザナギを発現させている。
前作『P3』の主人公同様、自由にペルソナを使い分けられる「ワイルド」の能力も有しており、この力はイザナミも想定外だったらしい。
また、ミックスレイドは前作の主人公の持つ才能だったので、本作の主人公は使う事は出来ない。

一般生徒からはクールな印象らしい。趣味は手品。
プレイヤーの選択肢にもよるが料理スキルは高く、彼の作った弁当はあらゆる人物の舌を唸らせている。
打ち上げイベントのオムライスの種類の豊富さや『P4G』で追加された3学期編にて、クマの提供する隠し味になるのか?という選択肢の中から華麗にアレンジ料理を生み出すなど、その腕前は独特のアレンジを加えて一段美味しく仕上げられるという上級者レベルのようだ。
また、何かと首を回す癖がある。例として戦闘中の待機モーションや放置した際の動作等。これは後述の『P4U』においても再現されている。

学校の成績はプレイヤーの進行次第で補習を受けるレベルから学年トップまで変化するが、ドラマCDにおいては文武両道の人物として描かれている。
「(テストで)困ったことはない。授業をちゃんと聞いてれば解ける」と発言し、花村陽介に「こいつは別格だよ」と言われている。
運動面では体育祭のリレーでアンカーを務め、最下位でバトンを受け取ったにも拘らず全員を追い抜き(因みに他のクラスのアンカーには陸上部のエースもいた)、優勝するという駿足を披露した。
吹奏楽部に所属した場合でも楽器を使いこなしたりしていたが、『P4G』での追加イベントにてベースを弾きこなしている。
一人称はドラマCD、アニメ版共に「俺」、ゲーム内ではその性質上一人称の発言はない。

容姿については堂島に「写真より男前だな」と言われたり、剛毅コミュにて長瀬大輔一条康と共に合コン相手の他校の女子生徒から「三人とも結構よくね?」と言われたりと褒められる機会が多い(堂島の発言は社交辞令的な意味合いもあるだろうが)。また堂島には再会の際に母親(堂島の実姉)に似ているとも言われていた。

モロキンにいびられても反抗的な態度(選択肢)・積極的な発言を取る事ができる等、両親が健在であるお蔭か前作『P3』の主人公(キタロー)と比べて人間味がある。
稲羽市に来てしばらくの頃は選択肢に「……」「そっとしておこう」が多かったが、全般に「落ち着け」が頻繁に含まれている。

ミス?八高コンテストではスケバン姿を披露。メークアーップ!担当は天城雪子巽完二・陽介に比べれば遥かに「見れる」代物だったが、やはり見物人からの評判は好ましいものとは言い難かった。
公式設定資料集によると黒ハイソを着用している模様。

彼の初期ペルソナ・イザナギは力・魔中心にステータスが上昇し、合体によるスキル継承を駆使すれば十分使える性能になる。
様々な追加要素が盛り込まれたPersona4 the Goldenでは「スキルカード」の概念が導入されたこともあり、より簡単に好きなスキルを覚えさせることもできるようになった。
アニメ版でイザナギが大活躍したことで「自分もイザナギを活躍させたい!」と思うプレイヤーにとっては大きな追い風となったと言えるだろう。

どのエンディングでも最終的には都会に帰る事になるが、本編終了後を舞台としている派生作品ではどれも服装が変わっておらず八十神高校の制服のままである。

各作品において

P4U

ストーリーモードは選択キャラ視点で進む構成になっている為、一人のキャラとして個性が与えられ喋るようになっている。
アニメ版と同じ鳴上悠という名前だが雰囲気などはゲーム版ドラマCD等に近く、アニメ版の主人公とは別人といっていい。

付けられたリングネームは「鋼のシスコン番長」。キャッチコピーは「可愛い菜々子は誰にも渡さん!」。
PVでは「え、なに!?」と驚いていたが、家庭用版のストーリーモードでは自分のリングネームに憤慨する陽介に「俺のはそんなに悪くないけど」と発言し、そこまで気にしている様子もなかった。

ペルソナQ

文化祭の直後、他の自称特別捜査隊メンバーと共に謎の異空間「やそがみこうこう」へと誘われ、そこから脱出するべく、同じく「やそがみこうこう」へと誘われた月光館学園のペルソナ使い「特別課外活動部」一同と共同戦線を張ることに。
「ペルソナ3の主人公」を選択した場合、「ペルソナ4の主人公」は「サブリーダー」となり、他の登場人物と同様、戦闘中やイベントシーンにおいて会話するようになる。(ペルソナ4の主人公を選択した場合は、これが逆転する)
そのキャラどなりは、「ナルシストが微妙に入った強度の天然ボケキャラ」。
戦闘においては、全てのステータスが平均的に上昇する万能キャラで、サブペルソナのスキルに応じて「あらゆる役どころ」をこなす。
その分、編成において明確な役どころを決めておくことが運用に際するポイントと云える。

漫画版「ペルソナ4」

名前は「瀬多 総司(せた そうじ)」。
両親の仕事の都合で何度も転校していた模様。そのため、物語当初は人付き合いに積極的になれない様子だった。
転校を繰り返す自身の境遇を達観、あるいは諦観している風でもあり、りせの影との戦いではこの部分を突かれて精神攻撃に晒された。
似たような立場にある堂島菜々子を見て、一緒にジュネスへ行こうと誘っている。

アニメ版「PERSONA4 the Animation」「Persona4 the Golden ANIMATION」

名前は「鳴上 悠(なるかみ ゆう)」。
「鳴上」は初期ペルソナであるイザナギが覚えるジオから連想される「雷(かみなり)」のアナグラムであり、「悠」は「本来の主人公はプレイヤー(You)である」というところから付けられたという説がある。(アニメ版のプロデューサーの足立和紀氏によればそういう理由での命名ではないとのことだが、それが公式設定でも良いとのこと)
なお、これ以降派生作・関連作においてこの名前が起用される傾向となったため、事実上この名前がデフォルトネームとなったと考えても過言ではない。

「Persona4 the Golden ANIMATION PRODUCTION PROGRAMS」の設定資料集によれば、設定上の身長は180cmになっている。
しかし、これは作画時のキャラ対比のために設定されたものなので実際の設定身長と同じという訳ではない。


第1話において、初期ステータスは、それぞれが
「勇気−意気地なし」「根気−腰抜け」「寛容さ−心貧しい」「伝達力−ちぐはぐ」「知識−世間知らず」
―と、ゲーム版初期ステータスと比べて更に一段階低く設定されている。
が、1話進むごとに何かしらステータスが上昇しており、各話ごとのステータスはアイキャッチで確認することができる。
ちなみに第12話では美津雄の影に精神攻撃を受けている最中だったためなし(『ボイド』=『からっぽ』にかけているためと思われる)、
第19話では合コン喫茶の女子席に表情ひとつ変えず進んで自ら座り、ノリノリで女言葉で話していたためか、寛容さが『女子力』となっている。

第3話のマヨナカテレビに映った雪子の映像を「録画しとけばよかった」と呟いたり、第6話では堂島が買ってきた水着を「ハイカラですね」と評したり(後に第8話で実際に着用し、ノリノリで完二に「ハイカラだろ?」と披露している辺りを見ても、冗談ではなく本気で言っている様子)、マヨナカテレビに映った完二の映像を見るや「無いわー…」とぽつり呟くなどなど、口数少ないながらも切れ味鋭いボケボケな言動がそこかしこに見られる。
これらの言動からアニメ版は「年相応にノリのいいリーダー」といった印象を感じさせる。

アニメではゲームと違って積極的に話さなければならないためか、ゲームでは別の人物(花村陽介の場合が多い)が話している台詞を言うこともある。

また11話では「事件が解決してしまえば仲間達とも疎遠になってしまうのではないか」という不安が芽生え、そこを続く12話で美津雄の影に付け込まれ精神攻撃に晒されるという演出で、年代相応の悩みや弱さを垣間見せている。克服したかに見えたこの「弱さ」は心の底に澱のように残っていたらしく、26話のイザナミ戦にて大きな隙となってしまい、窮地に追い込まれることになってしまう。

原作のボランティアのネタを反映したためか、序盤では手近な紙(喫茶店のナプキンやグラビア誌)で折鶴を折るシーンが散見された他、修学旅行では場酔いし服を脱ぎながらダーツをし、学園祭では王様ゲーム用の割り箸を熱心に作ったりしていた。また、温泉で菜々子に「痴漢なの?」と聞かれた際にはクマと共に暴走し激しく卓球を行なっていた。
使用している携帯電話はauのEXILIMケータイCA003のターコイズグリーン。

加えてP4GAでは、アニメ一作目と比べて若干性格に変更が見られる。
ゲーム版で言う所の「二周目」を意識して作られているのか、最初からステータスが高い設定なのかもしれないと思われていたが、第2話からのOPでステータスが全カンストしていることが明らかになった。
具体的にいうと初対面の人物に対して一作目より社交的になっており、堂島やガソリンスタンドの店員に対して自分から握手を求めている。
その他にも堂島との挨拶に「押忍」と言ったり、モロキンに対して「誰が落ち武者だ」と言い放ったりと、いわゆる「番長」成分が色濃く出ている。

またクリスマス前には、仲間全員で集まってクリスマスパーティーをする、という理由を言わずに「24日空けておいてくれ」とだけ女性陣一人一人に告げ、女性陣をやきもきさせるという天然ジゴロっぷりを発揮した。

ちなみに原作・アニメ共に制服の上着を全開にしている。P4A第1話の初戦闘までは学ランの襟まで留めていたが、イザナギ召喚時に息苦しさを感じ、息を切らしながら上着のボタンを開け、以降おなじみのスタイルとなっている。
P4GAにおいては転校初日からおなじみの全開モードである。

非公式

キャラクターデザインの副島成記氏によれば、ペルソナ3の主人公を比較対象とした上で「目でものを言う、男っぽい寡黙なイメージ」「古典的な男子像を意識した」と評している。
身長は設定されていないがユーザーからはよく180cmくらいと言われている。
しかし、公式イラストでもアニメでも179cmの堂島と並んで描かれる際にはわずかに低くなっているため、公式で描くときには178cm以上179cm未満辺りを想定していると思われる。

発売前の段階では、主にネット上で「某キノコヘアーのお笑い芸人」に髪型が似ていることから「日村」の俗称で呼ばれていた。
しかし、近隣に名を轟かせた不良生徒である完二を手なずけたり、各種店舗の予約特典でクマの上で不敵な笑みを見せていたり、彼の初期ペルソナ・イザナギの「長ランを着込んでいる」ようにも見える姿格好、極めつけには上記のミス?八高コンテストにおけるスケバン然とした格好等から、後に番長という愛称が2chならびに諸々のファンサイトの間で浸透し、定着するようになる。
この愛称は長らく非公式のものであったが、2012年から稼働のペルソナ4の世界観を下敷きにした格闘ゲーム「P4U」こと「ペルソナ4〜ジ・アルティメット・イン・マヨナカアリーナ〜」において「鋼のシスコン番長」といった愛称を冠されている点を見ても、「番長」の愛称は公式化したものといってもいいかもしれない。

ペルソナ


考察

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最終更新:2024年04月09日 21:12