アットウィキロゴ
男「しゃーないな。でもあんまり遅くなんないようにしような。」

こなた「グッド!まぁ大丈夫だよ八時には閉まるから。」

男「何がじゃ。」



こなたは家で、持ってきたギャルゲやエロゲを堪能した後、勝手に家のパソコンでオンラインゲームにログインし、『布教用CRANAD』を置いていった。

さて…ゴールデンウイークはまだたっぷりあるけど、宿題も終わったし特にする事はないな…

ゲームでもするか…

柊邸。
まつり「かがみーそろそろ起きようか?」

かがみ「…んー………もう十時かー。昨日は帰ってきてから読書してたからなー。」

まつり「ご飯出来てるよー。」

かがみ「はーい、ありがと。」


かがみ「さて、少しは宿題やっとかないとなー」

つかさ「…おねーちゃんおはよう…」

かがみ「やっと起きたのー?」

つかさ「うーん………お姉ちゃん………勉強してる…?!」

かがみ「うーん。宿題結構あるしねー。」

つかさ「………私も…しなきゃ…」



高翌良邸
………(海外旅行中)。



泉邸
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ…

男邸。

んー見事にすること無いな…
そうだ、こなたに教えてもらったオンラインゲームでもするか。

【ゲーム画面】
ようこそ!『makoto』さん!
『konakona』さんからメッセージが届いています。
[メッセージ:おーす男!やっとログインしたなーとりあえずメッセージをくれー狩場まで連れてくよ]
『konakona』さんにメッセージを送ります。
[とりあえずログインしたけど、狩りとかまだ無理だろ、レベル的に考えて]
(五秒後)
『konakona』さんからメッセージが届きました。
[狩り行く?]
『konakona』さんにメッセージを送ります。
[早過ぎる。]




半日程遊んでしまった。


柊邸に電話が鳴った。

みゆき「宿題の答え合わせもかねて、勉強会をしませんか?」

かがみ「おぉ良いわね、やろうやろう!」

みゆき「それでは、つかささんにもお伝えしておいて下さい。」

かがみ「了解!あっこなたはどうしよう?」

みゆき「先程こなたさんにもお電話差し上げたのですが、今回は来られない様ですよ?」

かがみ「そう…なんだ?(珍しいわね…)」

泉邸。
そうじろう「こなた、巫女さんの友達から電話だぞー。」

こなた「ほーい。」

こなた「もしもし、つかさ?かがみ?」

かがみ「かがみだけど…(何で伝わってないんだ?)」

こなた「どしたの?」

かがみ「あっあのさー、明日みゆきとつかさと宿題の答え合わせを兼ねた勉強会するんだけど、来なくていいの?」

こなた「おやおや、かがみん私の心配してくれるの?嬉しいねぇ。」

かがみ「べっ別にそんなんじゃないわよ。」

こなた「んー今回は大丈夫。男に教えて(写させて)もらったからー(それに明日はアキバだし)。」

かがみ「えっ…?!そ…そう。………どーせまたゲームばっかやってるんでしょ!たまには自分の力でやんないと休み明けのテストとかで痛い目に遭うわよー!」

こなた「私には一夜漬けという必殺技があるのだよ。」

かがみ「はー…全くあんたは…。じゃあまた休み明けにね。」

こなた「うん、またー。」

かがみは自分のケータイから男のケータイに電話をかけた。

トゥルルル…

男「かがみ?どうしたの?」

かがみ「あのさ、明日ウチで宿題の答え合わせの勉強会するんだけど、男も来ない?」

男「あーごめん。明日ちょっと用事があるんだ。」

かがみ「…そっか。急にごめんね。」

男「こっちこそゴメン。また誘ってね。」

かがみ「うん…。今度は私にも勉強教えてね。それじゃ!」

ツーツー


男「私『にも』…?」






【第三話;ジュンレイ】


ゴールデンウイーク最終日。

朝八時、家のチャイムが鳴った。
ピンポーン。

男「何だよ…こんな朝早く…新聞屋か…?」

ピンポーン…ピンポーン…ピピピピピンポーン!

男「こなたか…」


こなた「おはよー!ってまだ寝てたのかよー!」

男「お前…学校のある日もそれ位やる気を出してくれ…」

こなた「だってアキバだよ!聖地だよ!」

男「分かった分かった。ちょっと待ってて、仕度するから。」

こなた「40秒で支度しな。」


電車に乗った。アキバまでは40分程だ。

男「今日は遅刻しなかったな。てか本当なら糟日部に九時って約束だったけどな。」

こなた「いやー昨日もネトゲーしてたんだけどさ、途中からななこさんがログインして来て『勉強しとけやー』とか言うから、なんか監視されてるみたいで早めに寝たよー。」

男「ななこさんって黒井先生?」

こなた「そーそー。」

男「意外だな…先生ネトゲーとかやるんだ。」


アナウンス『北千手~北千手です。』


こなた「ほら乗り換えるよ!」

男「何というモチベーション。」

男「そう言えば、かがみに、お前と俺が勉強した事言った?」

こなた「んー言ったかもしれない。」

男「やっぱそうか。」

こなた「何かのフラグかい?」

男「そんなんじゃねーよ!なんかそんなような事言ってたから。」

こなた「かがみんが?」

男「うん。」

こなた「ふーん。」

男「お前今まではかがみに宿題写させてもらってたんだろ。」

こなた「………こう土俵際ぎゅうぎゅうまで追いつめられちゃしょうがねぇ」

男「だからお前は何歳だ!」

こなた「じゃあ、真実はいつも一つ」

男「見た目は子供か。」

こなた「…レベルを上げたな男…。」

アキバ到着。
男「ハイ○カ様、この街はおかしいです。」

こなた「おー見て見て!ゲマズだよ!とらあなだよ!メイトだよ!!」

男「2/3は地元にあるじゃないか。」

こなた「規模のレベルが違う違う!」

男「置いてかないでぇ…」


こなた「いやー買った買った。ポイントがたまりまくりだよー」

男「荷物持ってやるよ。」

こなた「えっ…うん。じゃあ軽くなったとこでメロンも行っとこうかー!」

男「なんかレジすごい並んでるから上のゲーセンいていい?」

こなた「うむ、ここは男にはレベルが高すぎるかもしれん。」

男「じゃあ上に居るから、誘拐されんなよ。」


男「ヒマだな…格ゲーでもするか。」

十五分後。
男『俺のミリアにブリジットで挑んでくる奴が居るとは!』
ブリジット「いやーん」
男「嘘だッッ!」

こなた「よ。」

男「やっぱお前か。」

男「あれ?メロンでは何も買わなかったのか?」

こなた「うむ、買えないことを忘れてたよ。…年齢的に。」

男「おまっ…」

こなた「いつもは、おとーさんに買ってきてもらうからさー」

男「泉家に秩序は無いのか…」

こなた「あ、男、メイドカフェ行こうか。」

男「mjd?」


こなた「さぁこの上だよ。」

男「なんでドン・●ホーテの上にメイドカフェがあるんだ…」

メイドさん「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様!」

こなた「おー」
男「…」

柊邸。
みゆき「しかし残念ですねー。こなたさんがいないと少し寂しいです。」

つかさ「でも男君も頭いいんだねーこなちゃんは何だかんだ言って記憶力いいし…私だけ置いてけぼりな気持ちだなー」

みゆき「そんなことありませんよ。つかささんの発想力は素晴らしいじゃありませんか。私は何か覚えるのは好きですけど、考えて応用する力がありませんから羨ましいです。」

つかさ「そんなこと無いよー///」

かがみ「…」

みゆき「…かがみさん、大丈夫ですか?」

かがみ「えっ?!だっ大丈夫よ!ちょっと分からない問題があって!」

みゆき「どこですか?」

かがみ「えっとね…」

帰りの電車。

男「凄まじいカルチャーショックの連続だった…」

こなた「これで男も立派な大人になったという訳だね。」

男「いや、ダメな大人だろそれは。」

こなた「そうそう、男にプレゼントがあるんだ。」

男「えっ?」

こなた「はいこれ。メイトのポイント特典で貰った、『よく分からないテレカ』。」

男「何だって?(CV:大塚○夫)」

こなた「いやーポイントかなり貯めたんだけどさ、このテレカのキャラ知らないんだよねー」

男「よく分かんないけどテレカとか、もう使わないだろ。」

こなた「使うなよー!限定版のテレカを使うなんて許されざる事だよ!!」

男「わっ…分かったよ。でもかなりポイント貯めたんだろ?貰っていいのか?」

こなた「うん、キャラ知らないし、これは男にあげなきゃいけない気がする。」

男「?よく分かんないけどありがとう。」


こなたの最寄り駅に着いた。
こなた「じゃーまた明日。」

男「うん。お休み。ゲームすんなよ。」

こなた「それは無理な相談てやつだ、男よ。」

男「せめて遅刻はすんなよ。」

こなた「了解した。」


俺も家に着いた。
『疲れたな…』
『…なんていうか、楽しそうだったなこなた…』
『昔の事とか本当に覚えてないのか?』
『こなた的にはオタクトーク出来る友達が出来てラッキーって感じなのか?』
『俺にとって、こなたってどういう存在なんだ?』

俺の中のこなたの意味が変わり始めたとき、俺は自分の事に精一杯で、周囲の空気が変わり始めている事に気付けなかった。







【第四話;ガッコウ】


翌日。ゴールデンウイークが終わり、久しぶりに学校に登校した。




男「おはよー。」

かがみ・つかさ「おはよー。」
こなた「おーす。」

かがみ「なんだか久しぶりに会う気がするわね。」

男「わんこ以来だしね。」
こなた「かがみはしばらく見ないうちにずいぶん大きくなったねぇ」

かがみ「あんたは親戚のおじさんか!」


ホームに電車が入ってきた。
つかさ「ゴールデンウイーク、終わっちゃったねー。」

かがみ「もうすぐ中間テストだしね。」

こなた「あー忘れていたことを…」

かがみ「あんたは特に覚えてなきゃダメだろーが。」

つかさ「ゴールデンウイークは、中間テストの勉強しなきゃって思うんだけど、宿題で手いっぱいになっちゃって結局やれなんだよねー。」

かがみ「そうそう、短い休みなのに意外と宿題多いしね。」

かがみ「そういえば男はゴールデンウイーク始まってすぐに宿題終わらしてたんでしょ?いつの間にやってたの?」

男「いや、授業で宿題出た日のうちに大体終わらしてたよ。」

つかさ「すごい…男君は鉄人だね。」

男「いや、午後の授業中に内職したりとかだから、真面目では無いよ。」

かがみ「…(やっぱり頭良いんだなぁ…)」

チャイムが鳴る。
黒井先生「みんな、ゴールデンウイークは楽しんだかー?まぁ宿題も割とあったし遊ぶ時間も無かったやろな。悪いけど先生はたーーーっぷり遊ばせてもらったわ!」

Boooooooooo!教室にブーイングが鳴り響く。

男「ダメだろ…先生として…。」


午前の授業が終わった。
こなた「おとこー!チョココロネ買いに行くぞー!」

男「ふっふっふ…残念ながら今日は弁当持参なのだよ!!」

こなた「うわっ男が自分のために弁当作ってるよ。」

男「な…なんだよ、つかさだってそうだろ?」

こなた「つかさはいーんだよー!」

男「男女差別だ!第一自分で作った方が安く済むんだよ!!」

こなた「ただでさえ女顔の男が、弁当なんか作った日には、アッーーーなフラグしか思いつかないよ。」

男「…(何か嫌なデジャヴュが…)。」

こなた「それなら私の分も作ってきても構わんぞ?」

男「調子に乗るな早くチョココロネと牛乳買いに行け。」

こなた「男もツンデレ属性があるなニヤニヤ。」


こなたは購買に走って行った。

男「そういえばかがみ遅いね?」

つかさ「あっ、お姉ちゃん今日は自分のクラスでたべるってー。」

男「ふーん。」

つかさ「ねえ、男君。」

男「ん、何?」

つかさ「あのね、ちょっと言いにくい事なんだけど…」

男「気にしないよ、何?」

つかさ「男君がね、時間があるときでいいから、勉強教えてもらえないかな?」

男「え?そんなこと別に全然構わないよ?」

つかさ「あっあのね、教えてもらう事は他のみんなには内緒にしたいの。」

男「ん?別にいいけどなんで?」

つかさ「実は今までは、分らない事があるとお姉ちゃんに教えてもらってたんだけど、いっつもだとお姉ちゃんの足ひっぱっちゃうでしょ?だから男君にこっそり教えてもらおうかなーって。」

男「確かにかがみの性格だと俺が教えてるとか言ったら気を使いそうだね。いいよ、お互い時間があるとき一緒に勉強しよう。」

つかさ「やったぁ!じゃあ早速明日とかいいかな?中間近いし…。」

男「いいよ。図書館とかでやる?」

つかさ「んー図書館はお姉ちゃんも使うし、男君がいいなら、男君の家がいいなー。」

男「家?別にいいよ。じゃあ時間は任せるから、決まったら言って。」

つかさ「ありがとーー!」


こなたが購買から帰ってきた。
こなた「あれ?かがみんは?」

つかさ「あ…お姉ちゃんはねー…」

放課後。
今日は(普通の)本屋で買いたい本があったので、みんなとは別に帰った。
本を買って本屋から出ると、偶然帰宅中のかがみにあった。

かがみ「うわっ、男!」

男「そんなに驚くこと?」

かがみ「いや、みんなと帰ったとばかり思ってたから…。」

男「かがみこそ、みんなと一緒じゃなかったんだ?昼もそうだったけど。」

かがみ「今日はクラスの友達と一緒だったのよ。」

男「そっか。」
俺たちは歩きだした。

かがみ「何買ったの?」

男「ハリー・○ッター。」

かがみ「あれ?もう新巻出てたっけ?」

男「あっ…えーと、英語版。」

かがみ「…!!すごいね!」

男「い…いや、意味分かんないとこいっぱいあるよ?日本語版が待ちきれなくてさ。」

かがみ「…。」

しばらく歩いていると、かがみが思い出したように切り出してきた。


かがみ「そういえばさ、ゴールデンウイークの最後の日、男来なかったけど、あの日も個人的に勉強してたの?」

俺は少し戸惑った。
答えは簡単。『こなたとアキバに遊びに行っていた』だ。
でも確かこなたはその事はかがみに言ってないような気がした。
俺が『かがみを誘えば?』と言ったら、確か拒否したように思う。
何でもない事のようだが、何か重要な事のような気もした。



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年09月10日 12:05