らき☆のべ
ゆたか編 11P
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lakcy
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その日の放課後。俺は忙しなく生徒会の仕事に勤しんでいた。
「むぅ・・・八坂が居れば会計の仕事などする必要なかったのだが・・・」
八坂はアニ研の仕事とやらで居なかった。
あれでも部長らしいので、止めるわけにも行かなかった。というか、逃げられた。
「・・・あの野郎。今度、みっちり説教しとこう・・・」
電卓を打ちながら、様々な部活に回す予算の計算などをしていた。
「・・・何でアニ研の予算が剣道部を上回るんだ?」
校長・・・あんたまさかオタクじゃないだろうな?
これはあくまでも校長の意向なので俺がとやかく言えたものじゃないのは分かっているが・・・何故か納得がいかない。
キーンコーンカーンコーン・・・
「む。もうこんな時間か・・・」
午後5時。まだ仕事が山積みなので、帰るわけにも行かない。
「・・・会長とは忙しいものだ。」
俺は、また無言で生徒会の仕事を再開した。
八坂の仕事の分が終わり、今度は生徒会長の仕事に移る。
「・・・校長のカツラが飛ぶ、か。」
その日の出来事などの記録。
「ってふざけるなぁああああ!」
カツラ!?笑わせんな!
俺はその報告書をビリビリと引き裂き、仕事に戻る。
「全く・・・カツラごときに仕事を増やされてはたまったものじゃない・・・」
しかし・・・仕事が多い。それは次第に、苛立ちになっていった。
午後7時。
「・・・これで・・・終わりっ!」
俺は最後の一文字を書き終わり、大きな欠伸をした。
「ふあぁ~・・・眠いなぁ・・・」
その時、ノックが鳴った。
コンコン
「・・・こんな時間に誰だろうな。どうぞー。」
ガララッ
「あ、幸一さん。夜分にすみません。」
戸を開けた先に居たのは、なんとゆたかだった。
「ゆたか?どうしたんだ、こんな時間に・・・」
「会長、大変そうですから・・・差し入れに来たんです。」
「差し入れ?」
「はい。」
ゆたかはにっこり笑うと、包みを取り出した。
「これは・・・?」
俺はそれを受け取って、開けてみた。
入っていたのは、まだ温かい弁当箱だった。
「ゆたか。これは一体どうしたんだ?」
俺が聞くと、ゆたかはにっこり笑って
「お弁当です。」
と言った。
「これ・・・食べちゃってもいいのか?」
「どうぞ。幸一さんのためのお弁当ですから・・・」
その時のゆたかは、何故か元気が無いように見えた。
具合が悪いわけでも無さそうなのに。