土場藩国

缶詰

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lathyrus_odoratus

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#こちらの記事は、現実世界に存在するISO(国際標準規格)で製造業に求められる事を参考にして作成しました。

【土場産高級缶詰(1000トン分)】 (部品26:RD26)
 ┣【缶】
 ┃ ┣【1:リサイクル活動】土場藩国では、製品の包装等に対して、リサイクルが可能で不法投棄されても自然環境に対して危険性が少ない素材を用いられている。
 ┃ ┣【2:内容物】 土場藩国の犬用缶詰は、わんわん帝國でもっとも好まれる標準的な味付けになっている。犬の必要摂取栄養量に合わせている為、人間には薄味に感じられるが、緊急時に備えて人間にも食べられる様に調味料等を加えれば満足できる様に工夫がされている。
 ┃ ┣【3:シリアルコード】土場製品にはロットごとにシリアルコードが設定されており、容器自体に刻印されている。そのため、規格的に不適合な製品が存在した場合は早期にそのロットに従って回収する事ができる。
 ┃ ┗【4:トレーサビリティ】土場製品は材料段階から管理されており、規格に不適合な製品が出た場合は、製品のロットから製造工程を調査し原因を究明する事に努めている。
 ┃
 ┣【食品加工工場】
 ┃ ┣【5:作業員】土場の企業に勤務するものは、後述する教育及び訓練(試験等)を受ける事が求められており、その段階に応じて役職や職務上の権限等が与えられている。
 ┃ ┣【6:衛生状態の確保】食品加工工場では、異物混入対策として作業従事者には保護衣・保護マスク等の衛生管理品を支給しており、工場内も雑菌等が繁殖しないようにクリーンな環境が保たれている。
 ┃ ┣【7:産業廃棄物の管理】工場等の施設から排出される産業廃棄物は、国家又は自治体等に認可された処理業者により処分する事が義務付けられている。
 ┃ ┗【8:教育と訓練】食品工場の作業員及び管理者は、1月に1度、半日程度の教育(講習)と教育効果の確認試験が義務付けられており、その試験に合格した者のみが作業に従事する事ができる。
 ┃
 ┣【異物混入防止】
 ┃ ┣【9:マニュアル化】食品加工工場では、品質と安全性を確保するため、作業手順・管理基準・検査項目などを設けており、作業員及び管理者は設定されたマニュアルに沿ってそれらを行っている。
 ┃ ┣【10:標準規格】食糧の大規模生産地であり、輸出国である土場藩国では輸出先の各国で制定されている成分や食品添加物等の法規制(又は管理基準)をクリアした国内標準規格を用いて食糧の安全性を確保している。
 ┃ ┣【11:警備体制】現在の土場藩国は、社会的信用を獲得するべく困窮している蒼梧藩国に緊急支援を実施している。しかし、その際に品質的なトラブルが発生するとマイナスイメージが着くために、食糧生産施設には異物混入などの敵対行為に備えて、重要性に応じた警備が実施されている。
 ┃ ┣【12:警備員】警備には土場の誇る犬が多く配置されており、鋭敏な嗅覚などの感覚と人間との連携により妨害工作に備えている。
 ┃ ┣【13:信頼性の確保】食糧生産においては、信頼性が重要である為、土場藩国では将来発生する可能性がある危険性を予測し、各食品工場に対策を通告して遵守を求めている。
 ┃ ┗【14:ヒヤリハットの報告】ハインリッヒの法則によると、実際に重大な事故等が発生する背景には、300以上の軽微な危険(ヒヤリとする事やハッとする事など)が日常的に存在していると言われている。それらの軽微な危険を工場に対して作業員が管理者に報告した場合、報告者に対してささやかではあるが褒賞が与えられ、管理者はそれへの対策を行っている。
 ┃
 ┣【食料生産地】
 ┃ ┣【15:生産者】食糧生産は機械化が進められており、過酷な肉体労働などは最小限になるように配慮されている。また、国として重要な産業として位置づけているために生産者の収入が十分なものであるように生産者組合等の状態確認も国として行っている。
 ┃ ┣【16:生産物チェック体制】食糧生産者は、定期的に第三者機関により生産体制の監査を受ける事が義務付けられており、環境汚染などが食品に影響を与えないように配慮されている。
 ┃ ┗【17:食品調査員】上記の監査を担当するものであり、化学的な成分確認のほか、犬による感覚器官を用いており、消費者に悪影響を与えない様に管理されている。
 ┃
 ┗【管理体制】
   ┣【18:危険性に対する予防処置】食糧生産においては、信頼性が重要である為、土場藩国では将来発生する可能性がある危険性を予測し、各食品工場に対策を通告して遵守を求めている。
   ┣【19環境保全方針】環境汚染に対する対策は、将来的に汚染に対処しようとすると余分な費用が必要になると試算されているため、現状で可能な対策が法として定められている。
   ┣【20:身元保証制度】土場の製品において重要視される信頼性を確保するため、管理職や重要な役職に付く者には多くの場合、保証人を求められる。しかし、それは確実な収入上昇に繋がるため、志望する者もまたいるのである。
   ┣【21:過去に発生した情報の共有】危険性というものはどんな状況で発生するか予測しきれるとは限らない。したがって、各工場の管理者はそれぞれで発生した事故や不適切事項等に関して他の工場と情報共有し、事故等の対策を行っている。
   ┣【22:管理情報の保全】土場藩国では製品の製造に関係する管理情報は10年間の保管が義務付けられており、不適切な製品が製造された場合は、その記録を参照して見直しが行われている。
   ┣【23:輸出先の承認】法規制を遵守する事が採算に見合わない様な基準を用いてる国に関しては国内標準規格には採用せず、輸入するかの判断を相手国に委ねている。
   ┣【24:法令順守】食糧の輸出において最重要視されるのが食の安全性である。外国向けの商品として食糧を扱う土場藩国において輸出先の国内法などの基準をクリアし信頼性を確保するのは重要課題なのである。
   ┣【25:表示義務】土場藩国で製造される食料品には、成分及び食品添加物の表示が義務付けられており、近年ではアレルギー物質等の表示も行われている。
   ┗【26:リスクと機会】土場藩国の企業の多くは発生する可能性があるリスク(賠償による経済的損失 等)と機会(信頼性向上、利益拡大、業務改善 等の企業収益の確保)を模索し、対応に務めている。
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