|【名前】|ガルガルド| |【読み方】|がるがるど| |【分類】|[[魔族]]| |【呼ばれ方】|魔王、お父様(娘のみ)| |【備考】|【魔王】【家族思い】【くじ運最悪】| &size(20){&color(gray){(帰っちゃ駄目かな……)}}&size(10){※書籍版2巻挿絵より} **【詳細】 大樹の村のある[[ガルガルド魔王国]]のトップに君臨する文字通りの「魔王」。 見てくれはイケメン中年。なおコミック版ではミノタウロスに似たデカい双角を有している。 [[ユーリ]]の父親で、妻は[[アネ=ロシュール]]。 背中に一枚ある鱗を太陽の剣で突き刺せば倒せるそうだが、[[火楽>街尾火楽]]が剣を破壊したため、弱点の一つは(当人の知らない間に)潰されることになる。 なお、魔王国の習わしで、魔王は代々「王都と定めた地」の名前を名乗ることになっており、実際の本名はキブスリー。 なので、ひょっとしたら前述の太陽の剣絡みは[[別人>ギルスパーク]]なのかもしれない。 普段魔王として政務を行っているときは「フハハハハ」笑いするなど典型的な魔王キャラを作っているようが、プライベートではかなりフランク。 [[火楽>街尾火楽]]との初対面時に「ユーリのパパさん」と呼ぶ事になった(93話)が、 これは浸透せず、[[火楽>街尾火楽]]からは「魔王」、 村の子供達からは「魔王のおじさん」と呼ばれている。 家族思いだが、妻とは離れて暮らしている。これは結婚のときの約束だそうだが、今でも仲睦まじい。 娘であるユーリに対しては親ばかで、娘も自慢に思っていたようだが、 ユーリとそれを利用しようとした取り巻き達が[[ラミア族]]に潰され大樹の村を訪れてからは、娘が精神的に成長したからか 今までにようにべったりという感じにはならなくなったらしく本人は嘆いていた。 魔族の頂点に立つ存在であるのだが、作中での扱いはどちらかというとギャグ担当。 例えば、村が主催する武術大会ではほぼ毎回確実にひどい目にあっており(例えば第二回大会では[[ドース]]と模範試合をすることになる。)、当人も変装をするなどして何とか逃れようとするのだが大抵失敗する。冒頭の独白で推して知るべし。 ちなみに対するドース側の独白は「(参加しちゃ駄目かな…)」である。がんばれ魔王。憐れ魔王。 お蔭で「魔王は誰と対戦するか」が、武術大会の見所にされている状態である。 ただし、魔王の名誉の為に言えば、彼と模範試合をする相手は、基本的に作中でも最強クラスの存在ばかりであり、魔王が弱いという訳ではない。 むしろ魔族どころか亜人種の中でもほぼ最強クラスであり、ドラゴンとも正面からそれなりに戦えるという、それだけ取っても凄まじい戦闘能力の持ち主でもある(ただし本人は「[[ラスティスムーン]]はなんとかなっても、[[門番竜>ドライム]]の姉([[ハクレン]])は嫌な予感しかしない」と評価している)。 実際、魔王を前面に押し出せばフルハルト王国を潰せる程度の実力はあるし、 貴族学園内での決闘騒ぎでは、普段、魔王の情けない姿ばかり見ていた[[ゴール]]達が、その圧倒的な強さに見惚れ、 ハイエルフでも最強格の[[リグネ]]も、魔王の存在には一目置いている。 国内の貴族からも「歴代最強」と言われるほど。 ぶっちゃけ、武術大会…に限らず、大樹の村がらみのイベントでは、圧倒的なまでに運が悪くなる。 もっとも、[[トライン]]の名付けにおいては、娘の名付けに参加できなかったせいか、[[火楽>街尾火楽]]からの相談に対して[[ヴァルグライフ]]、[[ドース]]とともに名付けで激論を交わし、 最終的に、神前での籤で勝利を収めていたりもする。 良きにしろ悪しきにしろ籤運については自覚があるようで、決闘の一番手を決める籤を引くことになった際は予告通りに引き当てている。 為政者としてはなかなかのやり手であり、家臣からの評判も悪くはない。 フルハルト王国との戦争でも、その気になれば攻め潰せるのだが、 潰したところで戦争の間接的な原因となった食料事情の窮乏は解決できないため、敢えて膠着状態に持ち込んで外交的な決着を図り、 [[火楽>街尾火楽]]がもたらしたダンジョンイモを活用して、魔王国(と、長期的にはその周辺地域)の食糧事情を改善しながら直接の交戦を可能な限り回避するなど、きっちり王様らしいことはしている。 また、[[転移門]]がらみのように、魔王国に関わることになれば、[[火楽>街尾火楽]]が相手でも、言うべきことは言っている。 [[火楽>街尾火楽]]との関係は、当初はその強大な戦力と交友関係の豊富さから警戒感も持っていたが、現在では普通に村に遊びに来る関係になっている。 村人からも「村長の友人」として認識されており、村のイベントでも来賓として参加しているのが当然視されているほど。 武術大会以外のイベントでは、魔王もノリノリで参加をしている。 [[火楽>街尾火楽]]の頼みについても(彼が魔王国に敵意を持っていないことを理解したためか)、基本的には、あっさりと受け入れることが多い。 最近の趣味は、大樹の村にいる子猫と遊ぶことと野球。 子猫をかわいがるために数日おきに村を来訪し、10日に1回は、シャシャートの街にある野球チーム「猛虎魔王軍」の監督として活躍している。 (子猫も魔王に懐いており、[[火楽>街尾火楽]]がいじける場面がある。また、何度も子猫を連れて帰ろうとした。) また最近の悩みは、妻をどうやってデートに連れ出すか、である。(フルハルト王国との戦争?何それ?) ちなみに猛虎魔王軍の監督としてもかなりのやり手であり、他国から亡命してきた王族達を選手として組み込む傍ら、 [[ゴール]]達や[[オージェス]]達を、適宜入団させるなど選手層の強化を図るわ、[[火楽>街尾火楽]]との交渉により多額の資金を合法的に獲得するなどしている。 もっとも、資金獲得については、現状、大樹の村が輸出超過状態であり、魔王国の経済が混乱しかねない状況になっている(本来、魔王国内で還流されるべき富が、大樹の村に一極集中している)ため、その解決の一助とするべく動いたという側面もあり、このあたりの事情でも為政者としての能力を見せているようだ。 |武闘会|内容|備考|発言等|h |第一回|[[ドース]]から手合わせに誘われるも断る||魔王「ははははは。ご冗談を」| |第二回|絶望の顔でドースと模擬戦|かなり粘った&br()熱い拍手を送られる|[[ユーリ]]に見直してもらえた| |第三回|[[ザブトン]]達を相手に綱引きチーム戦&br()一度目は勝利、二度目は敗北||| |第四回|王の部に参加|詳細不明|| |第五回|[[ライメイレン]]と対戦|意地を見せた|| |第六回|[[妖精女王]]の悪戯によって&br()ドース対[[ギラル]]のフリーバトルに巻き込まれる|死にそうになった|| |第七回|ギラルと対戦|悲鳴が武闘会名物化|| |第八回|[[始祖さん>ヴァルグライフ]]に圧倒される|詳細不明|| |第九回|食べすぎでぽっこりお腹のギラルと対戦&br()果敢に攻め込むが敗北||村長「その勇姿は忘れない」| |第十回|王の部に参加&br()物言わず集中(クジに)&br()[[ピリカ>ピリカ=ウィンアップ]]に勝利||村長「魔王、めっちゃ生き生きしていた」&br()魔王「痛い痛い痛いっ、あの剣、めっちゃ痛かった」| ||||| ||||| #table_zebra(noble, #f0f0f0, #ffffff) ----