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 うちの旦那の話をしてもいいのかな?

 ぱっと見は熊のぬいぐるみみたいで優しそうだし、わたしもオクテで気付かなかったというか気にしてなかったけどウチの旦那は世間一般に言うオタ系男子。

 まぁわたしもちょっぴりオタ系だから発覚してもそんなに気にならなかった。
 エロゲみたいのが部屋にあっても「男の人はみなこんなもんか」くらいに思ってた。

 で、今年で結婚して約一年くらいなんだけど、ついこないだのこと。
 いつもにこにこして帰ってくる旦那が今日はやけに神妙というか緊張してる。いつも汗かきだが今日は異常な汗。もう秋ですよ?

 気になって聞いても「別に。なんでもないよ」というけど何か不自然。
 ご飯食べさせてテレビ見てるといつもならそそくさとPC立ち上げてネットするのに、今日はわたしの横で汗かきながらわかりもしない野球の結果を見てる。
 横目でちらっと見ると明らかに目がうつろ。

 いい加減暑苦しいので洗面所からタオル持ってきて渡しながら
「どうしたの? どっか具合悪い?」
と聞いてみる。心持ち上目遣いで。

 わたし自身は認めたくないけど、かなりの童顔で小柄なせいかこれをやるとすっげーツボらしい、旦那的に。
 次の瞬間、せっかくのタオルが無意味になりそうなくらい汗だくになって顔を真っ赤にする旦那。
「あのあの……そのその……あqwせdrftgyh」
 なんだか分からないけどひとりでふじこふじこしながら汗を拭き続ける。
 ぶ っ ち ゃ け 暑 苦 し い 。
「お願い……あるんだけど」
「ン?」

 いきなりすくっと立ち上がった旦那は通勤に使ってるかばんから紙袋を取り出してきた。
「なあに?」

 なあんだ、プレゼントかよ、もう、早く言ってよねぇ!的笑顔を浮かべて思わず受け取るわたし。
だって実際このときはマジでそう思ったし。
 しかし、開けてびっくり。わたしのぬか喜びを返してよ、といいたくなるものが飛び出してきた。

 この紺色の布きれは?

 スクール水着?

 お願いって何?

 瞬間頭真っ白。

「……まきちゃんに、着て欲しいんだけど」

 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

 あまりのことにくらくらする頭。もう倒れそう。
 そりゃわたしは童顔でちびだし、この水着も身長的には多分ジャストサイズだろうけど、これを着そうな年の女の子よりは乳も尻もデカイと思うんだけど、それはいいのか?
 つか、これ着てわたしにどうしろと? アンタそういう趣味があってわたしと結婚したのかよ。
 多分、心の中のワケワカラン感情が顔にすごく出てたんだと思う。
 次の瞬間、わたしの手から水着を奪いとったかと思うと、旦那はそりゃもうすさまじい勢いで土下座しだした。
 どれくらいすごいかって言うと聞いてるこっちが罪悪感感じそうなほど。
 僕は最低の男だとか、こんなことを頼むなんて変態だ、殺されても仕方ないとか、明日一番に離婚届もらってくるねとか。

 つか、誰もそこまでいうてないがな。

 何か毒気抜かれた気分でわたしは軽くため息付いた。
「たくちゃん(たくじだからわたしはそう呼んでる)、落ち着きなよ。着るだけ、だよ?」

 わたしがそういうと旦那はびっくりした顔でわたしを見上げた。伏せていた顔を上げるとマジ半泣きで見るも無惨な情けない表情。
 そんな顔するなよ。可愛く思っちゃうじゃないのよ。
「貸して」
「……うん」
 旦那の手から水着をひったくるとわたしは旦那を伴って2階に上がった。わたしだけ寝室にはいると着ていた服をぱぱっと脱いで全裸になる。水着に足を通していくときつくて少しむかつく。どーせ下半身デブですよ。
 しかし、スクール水着なんて何年ぶりだよ。マジっすか。阪神セリーグ優勝がなければ絶対にこんなことしなかったな。
 下半身もそうだけど、乳もそれなりにあるのでパツパツ。収まんないよこれ、どうすんの?

 姿見でちらっと見てみる。うあぁぁ、これは恥ずかしい。
 着てから正直後悔。しかしわたしから着るって言ったものをいまさらイヤだとは言えない。
 いつの間にかからからに乾いたのどにつばを飲み込んで、わたしは廊下にいる旦那に声をかけた。
「……たくちゃん。着たよ」
 知らずのうちに顔が真っ赤になってたと思う。恥ずかしいので胸だけ腕組みして隠すようにする。
「……入るよ」
 おずおずと旦那が寝室の入り口から顔を覗かせる。わたしの心臓バクバク。旦那もそうだったのかな?
 瞬間二人で黙って立ちつくす。
 羞恥プレイってこんなんかな? 恥ずかしすぎて声も出ない。
 くらくらする頭で、わたしは意識せず上目遣いで旦那を見た。気が付いたとき、わたしはベッドに押し倒されていた。
「やっ……ちょ、たくちゃ……」
 抵抗しようにもわたしと旦那とでは体格差がかなりあるので何もできない。
 つか、怖いよ、興奮しすぎだ旦那。
「ちょっと……落ち着いて。おねが……んっ」
 さすがの旦那も少し我に返ったのか、少し力を弱めてくれた。
「ごめんまき! ごめんね! でもすっごい可愛いから、つい……」
 すぐに(´・ω・`) 顔の旦那にそう言われるとわたしもちょっと気が引ける。
「いいけど……。興奮しちゃった?」
「うん」
「そっか……」
 上気してほんわかした顔の旦那にそう言われると悪い気はしない。多分この時点で旦那のエロ勢いにちょっと乗せられてたんだと思う。
「着ただけじゃたくちゃんもつまんないよね?」
「えっ?」
「……エッチぃカッコ、して欲しい?」
 ( ゚Д゚)ポカーン顔の旦那。一瞬の間の後、首がもげるんじゃないかって勢いで何回も頷く。
 いくら関西人だからってどうしてそういうこというかなわたしは。ノリ良すぎだ自分。
 といってもどういうのがエロいのかよく分からんままに色々ポーズを取ってみる。
 感心した表情で自分を見る旦那の表情に、気恥ずかしさと、どっか誇らしげな気分がわいてくる。コスプレとかそういうのにハマる人の気持ちがちょっと分かった気がする。
 だってね、これは濡れるよ! マジ。だんだん自分でも目がトロンてしてくるのがわかるのね。やべ、わたし興奮してるよ、みたいな。

 そうこうしてるうちに最初黙ってた旦那からぽつぽつとリクエストが出てきた。旦那の言うままに四つんばいになってからおしりを旦那のほうに向けてみたり。
 これが雌豹のポーズってやつですか? 裸でやるよかエロ恥ずかしいかも知れない。おくさん、お薦めですよ?
 次に体育座りになった。おしりのほうに手をついて、ぐっと胸を強調するみたいに胸を張る。
「……そのまま、足、ひらいてみて」
 普段からは信じられないくらい真剣な口調。気圧されておずおずと脚を開く。
「もうちょっと。思い切って」
 ここまでくるともう完全に旦那の言うがまま。自分でもはっきり興奮しちゃってるのがわかるくらい。
「うん……」
 かすれた声でそう言った。なんだか脚が震えてきちゃう。
 意を決して、思いっきり両脚を広げてみせる。きつい水着が吸い付くように身体を締め付ける感触。
「……」
 旦那の真剣な視線が怖いようななんとも言えない感覚。頭痺れそう。
「こぉ……かな?」
 からだが熱くなる。
「まきちゃん……」
 旦那の視線がある一点を食い入るように見ている。何? 何かはみ出てるのか?
 少し不安になって旦那の視線が指してそうな場所を探る。やっぱ股間だよね? 何?
「……濡れてるね」
 ほへ?
 慌てて視線を自分の股間に落とす。パツパツの水着があそこに食い込むように張り付いていて、形がはっきり浮き出ちゃってる。
「えっ、あっこれはそのあの……あqwせdrftgひゅj」
 今度はわたしがふじこふじこする番だった。反射的に閉じかけた脚をいつの間にか旦那の大きな手ががっちりと押さえ込んでいた。
「ダメ、だよ、閉じちゃ……」
 うわっ、いつの間になんでアンタそんなにかぶりつきですか。股間から顔生えたのかと思ったがな。
「ちょ、たくちゃ……ダメ、やだ……そんなにそばで見ないで……」
 そうはいってもわたしに言わせれば野球のグローブみたいなデカイ手で押さえつけられたらもう動けない。
「……ほら、ちょっと染みになって……」
 旦那の丸っこくて太い指先がわたしのそこをくすぐるようになぞる。
「んんっ……」
 ぴったり張り付いてるおかげで旦那のデカイ指でもピンポイントにわたしの敏感なとこが刺激された。
 声が出ちゃうのを懸命に我慢する。でも、身体の素直な反応までは隠せない。びくんっってからだが震えちゃう。身体の奥底がきゅっってなる感覚の後、あったかい何かがじわっと来る独特の感触。
 そんなわたしの反応を試すように、旦那は微妙な力加減でそこを刺激し続けた。
 何もかもデカイくせに(あ、ちんこは普通サイズだけど)けっこう器用なんだよこの男は。
「やっ……だ、ダメ、ずるいっ……ょ」
 抗議はしてみるものの、こんなカッコして身体よじらせて言っても説得力ない。つか、余計興奮するわな。
 そしたら、ぴた。と旦那が指を止めた。
「……止めちゃう?」
 ちょっと興奮気味ではあるけど、いつもののんびりした口調。言葉責めかよ! いつ覚えたの、そんなこと。
 しかも、何だよ、その薄笑い。こっちがどうなってるか分かっててそういうこと言うな。ずるい。
「やだ……。だって……」
「だって?」
 ちょこちょこ……と指を動かし始める。
「やっ……んんっ。気持ち……いいん、だも……ん」
「……ここ? ここかな……?」
 ぐにぐに……つんつん、と旦那の指がわたしの敏感なとこをつついてく。
 ここかな……じゃねーよ! わかってるやん、アンタ!
「んぅ……っ、ぁ、やっ、あんっ、あっあっ」
 もう声が出るのをこらえきれない。がくがくと腰をうごめかせてわたしは旦那の指のなすがままに声を上げ続けた。
「まきちゃん、すっごい、濡れてきたよ。ほら」
 旦那の太い指が責め続けられて息も絶え絶えなわたしの眼前に突きつけられる。
 湿り気を帯び、てらてらと鈍く光る旦那の指先。恥ずかしさが頂点に達して顔が熱くなる。
「……そ、そんなの、見せないでよ……やだ」
 それだけいうのが精一杯だった。ぐったりした身体に力が入らない。
「お風呂……入ろっか?」
「……うん」
 言うが早いか旦那は着ていた部屋着をばばばばっと脱ぎ捨てた。
 ちんちんおっきした旦那の股間を見たことないわけじゃなかったけど、今日のそれは思わず目を見張る勢い。なんだそれ。いつもよかでっかくね?
 ちんこの勢いが身体全体に乗り移ったように旦那は、わたしをひょいとお姫様だっこするとそのまま階段を駆け下りた。そして狭い我が家を風呂場に猛ダッシュ。したような気がした。
「た、たくちゃん……水着、脱がなきゃ」
「まだそのままでいいよ」
 えっ?
 まだ楽しむ気ですかアンタ。
 いつもからは考えられないほど機敏にてきぱきと湯船にお湯を張り出す旦那。エロPowerってすげーっ。
 少し唖然としているわたしにかまわず、シャワーの湯温を調整した旦那がにこやかに手招きする。
 家はぶっちゃけ狭いが風呂場だけは旦那の体格もあって広く作った。それこそラブホ並みに。
 ちょっと冷静になったせいかやっぱ気恥ずかしい。旦那に背を向けるように立つ。
 わたし好みの温度に調整されたシャワーのお湯が背中から浴びせられた。あったかい。
 背中から、肩。腕からシャワーのヘッドが前に回って鎖骨から胸に。
 何か変な感じ。水を吸った水着が少し重くなって、身体を締め付けるように張り付いていく。濡れて、鈍く光った水着が身体のラインをくっきりと浮きだたせる。それでなくともパツパツなのに。
 旦那の太い手のひらも、シャワーのお湯に合わせるようにわたしの身体をはい回る。
 いつの間にか脇の下から前に回った旦那の手のひらがわたしの胸を持ち上げるように撫で回していた。
「ちょ……たくちゃ……んっ、ダメ、自分で、やるから、あんっ」
「だめだよ……」
 なにがダメなのか意味ワカンネ。
 ぴったりと張り付いた水着のせいで浮き出た乳首をいつの間にか旦那の指がつまんで、はじいて、を繰り返していた。自分で言うのもなんだけどすごいエロい。ヤバイくらい。
「あっ、あぁんっ……、たくちゃ……んんぁっ!」
 ぐねぐねとからだが動いちゃう。もうダメ。力はいんない。膝ががくがくとなって倒れちゃいそうなのを必死に旦那にしがみつくようにしてこらえる。
「まきちゃん……すごいエッチだ。大好きだよ」
 そんなことをささやきながらも旦那はわたしを責め続けた。いつの間にか肩ひもがずらされ、少しだけできた隙間に旦那の指が進入してきた。
 自分でもあきれるほどに固く尖った乳首が、狭い水着の中で再び旦那の指でつままれ、弾かれる。
「あっ、あっ、ああああんっ」
 ちょっとSMっぽい。拘束感ていうのかな。何これ。未体験ゾーン突入。
 旦那が指を動かすたびに張り付いた水着が引っ張られて、食い込む。
「んんぁっ……」
 背筋がビンと伸びて、その度に旦那にもたれかかる。おしりと腰の間くらいに当たる、熱く、固くいきりたった旦那の股間のアレ。
 その感触にわたしの中のメスの本能みたいなのが強烈に刺激されるのがわかる。理屈じゃないんだよね。
 旦那にあんあん言わされながら、無意識のうちに手を伸ばしてた。手のひらで包み込む。熱く、固く、そして先走りでぬめった感触。
”これが欲しい。”
 自然とわたしの手のひらが旦那のアレをさすってた。
「えっ、あっ、ちょ、まきちゃ……だめだよ」
 泡を食ったような旦那の声。そしてわたしの手の中のものがひときわふくれあがるような感覚の後、
ビクビクッ、と脈打った。
 えっ? 反射的に手を引っ込めたが遅かった。
「ああっ」
 どこか情けない旦那の声、そしてわたしの背中に飛び散る熱い何かの感触。
 一瞬の沈黙の後、旦那が長いため息を漏らした。
「……ごめん」
「……イッちゃった?」
「……うん」
 振り返ると(´・ω・`) 顔の旦那と、いきり立ったちんこから垂れる白い液体。
 だらんと何か暖かいものが背筋を垂れていく感覚にぞくっとしてわたしは肩をすくめた。
「我慢できなかったんだ、たくちゃん」
 何かおかしくなって、つい笑っちゃった。
「もぉ……しょうがないなぁ。そんなに、興奮してたんだね……」
 自然とわたしは呆然と立ってる旦那の前に跪いていた。
「キレイに、してあげる……」
 すっごい咽喉声。我ながらよくそんなセクシー声が出たもんだ。
 まして自分からせがんでフェラとか初めてだし。ちょっと手が震えちゃった。
 垂れてる白いのをアイス舐めるみたいに舌ですくい取る。独特の臭いと、苦みが、この時は全然苦にならなかった。
「んぅ……」
 ぺろぺろと舐め舐めすると旦那がかすかにうめいた。ちろっと見上げる。
「気持ち、いい?」
「うん……」
 意を決して、ぱくっとくわえ込む。先っぽにまだ残ってる精液のぬめり。さっき舐めとったのと一緒に、絡めて飲み込む。
 吸い込むように、旦那の分身をぐっと飲み込んだ。まだ熱く、固い。ぴくんと震えて、まだ残ってたらしいのがにじみ出る。
 それも、ゴクンと飲み込んで、お口の中いっぱいになってるアレに舌を絡める。ちょっと苦しい。
「ん……、気持ち、いいよ、まきちゃ……」
 舌全体を押しつけるように舐めてから、唇で締め付ける。そのまま、ゆっくりと上下。こすれて、唾液がぬめる音がいやらしい。
 水を吸った重みで、外された肩ひもがだらんと垂れ下がり、上半身がむき出しになった。気にせず、わたしは旦那の分身を夢中で舐め、しゃぶっていた。
 発射して、少し勢いが弱まりかけていた旦那の分身が、みるみる力を得ていくのがわかる。
 わたし自身も、旦那のアレが自分の口の中でふくれていく感覚に、酔っていた。唇の端から、少し泡だった唾液が垂れていくのが分かったけど、かまわない。
 下腹部の奥の方がキュンキュンする。身体の奥底から熱いものがあふれていくのがわかる。
「ま、まき、ちゃん、ダメ、また、イッちゃうよ……」
 苦しそうにうめいていた旦那の声に、我に返った。
 無我夢中でくわえ込んでいた旦那の分身から、唇を離す。
 赤黒くいきり立った旦那のアレは、わたしの唾液でてかてかに光って、異様にエロイ。
「ふはぁ……」
 風呂場の床にぺたんと座り込んで、わたしはため息を漏らした。

「次は、まきちゃんの番だよ……」
「うん……」
 旦那に言われるまま、浴槽の縁に手をつかされて、おしりをぐっと突き出すようにして立たされる。
「もうちょっと脚広げて……」
 恥ずかしい。けど、熱くぬめってるはずのあの部分を旦那にいじってほしがっているわたしがいた。
 ぴたんと張り付いた水着がずらされる。張り付いていたものがはがされる不思議な感覚。そしてそれに伴って下半身がきりきりと締め付けられる。
 旦那のごつい指が、わたしのそこをゆっくりと広げ、晒した。ぬめりけを帯びた液体をかき混ぜるような音。
「すごい……ぐちょぐちょだよ……」
「ちが……ぅ、それ、は……」
 バレバレの否定。フェラした後のわたしがぐちょぐちょに欲情するのは、いつものこと。
「あ、あんっ……!」
 不意に声が漏れた。またあのいやらしい音。そして何かがわたしの中に侵入してくる感覚。
 びくんと身体を震わせて、わたしの中がぎゅぎゅっっと伸縮を繰り返した。からみつき、旦那の太くて丸い指を受け入れてうごめく。
 軽く曲げられた旦那の指先が、少しかき混ぜるような動きとともに、ゆっくりと出し入れされていく。
 いつも、ベッドの上でいじられるときとは逆向き。だけど、指の節がいつもとは違う刺激をわたしの中の感じるポイントに与えてくれる。
「あっ、やっ、やだ、ダメ、そんなに……動かさない……でッ、あ、あ、あんっ!」
 すぐに腰砕けになるわたしの身体を、空いている方の旦那の手ががっしりと支えてくれるおかげで、わたしはへたり込むことも許されないままに責められ続けた。
 時にテンポや強弱をつけ、リズミカルに旦那の太い指が粘液をかき混ぜる水音と一緒にわたしの中を出入りしていく。ぐ、ぐっと時折一番奥底を突き上げながら。
「あっ、あっ、ダメ、イッちゃう、ダメ、たくちゃ……あああんっ!」
 わたしの中がぎゅぎゅっとひときわ激しく収縮した。いつも以上の早さで、わたしは頂点に達しかけた。
 浴槽の縁を掴む指先が真っ白になるほど力が入る。
「ふぁぅんっ、あ、あ、ああっ」
 ビクビクッ、とわたしの腰が無様にうごめいた、ところで、すっ、と旦那の指が慌ただしく引き抜かれた。
「……なんで、やめるのぉ……」
 失望のため息が思わず口から漏れる。
 達しかけていた欲情が解放されず、うずきが焦燥感に変わるのが自分でも分かった。
「……だって、そんなにすぐイッちゃったら、もったいない、でしょ?」
 天然なのか狙ってるのか分からない旦那の言葉。余計に焦らされる。ひどい。
「そんな、の、ずる……ああああんっ」
 ひときわ大きくオクターブの上がったわたしの声が風呂場に大きく響き渡った。
 むき出しにされた、わたしのそこの、一番感じる部分が旦那の指でつまみ上げられ、転がされていた。
 ぬめりけを帯びた液体が指でまぶされ、熱く腫れ上がったクリを、旦那の大きな指の腹がぐりぐり……と転がすようにはじく。
 どろっ……とした何かがあふれる。ぴちゃぴちゃ……とあのいやらしい音がわたしの耳を打ち、わたしは泣くような声を幾度も上げさせられた。
 ふっと目の前が真っ白になる。宙に浮かぶような、落ちていくような感覚の中、何も聞こえなくなった。

 我に返ったとき、わたしは浴槽の縁にしなだれかかるようにしてへたり込んでいた。そばにはちょっとびっくり顔の旦那。
 なんだかからだに力が入らない。あぁもう……。
「すごい声出してた……」
 とかぼそぼそ言うなよ、恥ずかしいよ旦那。気持ち良かったんだもんしょうがないじゃない。
 恥ずかしさをごまかすように向き合ってだっこをせがむ。いや、余計恥ずかしいかも。
 なんでにこにこしてんだ、ごるぁー。巻き舌で喋るぞ。
 旦那の首に腕を巻き付けるようにしてキスをせがむ。息が苦しくなるくらいお互いの唇をむさぼってから、
 わたしは旦那に抱きかかえられて浴槽に二人入った。ものすごい勢いでお湯があふれかえる。もったいねぇ。
 すこしぬるくなってたけど、あったかい。
 二人でぴったり密着。お湯に濡れて鈍く光るスク水。はだけられた胸を旦那の胸に押しつけるようにして、旦那必殺の上目遣いでじっと見つめてみる。
「……たくちゃ……もぉ、我慢、できない、わたし……」
 自分でも笑っちゃうくらいの甘え声。
「たくちゃんの……コレ、欲しい、欲しいよ……」
 おなかに当たるそれは、まだビンビンに固くなったままだった。
「……うん、僕も、我慢できない、まきちゃんの中に入れたいよ……」
 お湯の中だと、張り付きが少しましになって水着がずらしやすかった。ほんの少し、下に引っ張ってから、おしりの方まで大きくずらす。暖かいお湯に隅々まで包み込まれる感覚。変なの。
 わたしは湯船につかりこんだ旦那の肩を支えにして、ゆっくりと、腰を沈めていった。
「ん……ぅんっ」
 固いものがわたしの身体に埋め込まれていく。待ち望んだものに刺し貫かれて、わたしの中が歓喜の収縮を何度も繰り返した。
「ふぁぅぅんんっ!」
 水の中だけど、体重がぐっとかかって内臓をどん、と突かれる感覚にわたしは思わず声を漏らした。
「あっ、あっ、あっ! あんっ! いい、あんっ!」
 旦那に揺さぶるように突き上げられ、わたしは恥ずかしげもなく大声で鳴き続けた。
 ちゃぷちゃぷ、と水音がして、浴槽からお湯があふれかえる。でも、もうかまわない。
「ああっ、ダメ、そんな、ダメ、あ、あ、あん!」
 ぶるぶると揺れるわたしの胸の先端を、旦那の唇がくわえ、舐め始めた。もちろん、わたしを突き上げながら。
 強弱をつけ、唇で挟み込まれたそれを舌先で転がし、吸い上げられる。
 いとも簡単にわたしは頂点に達した。声も出せず、うなるようなうめき。一瞬気が遠くなる。
 でも、すぐに身体を突き上げられ、わたしの全身を快感が支配する。
「あ、ぁ、ぁぁ、ああんっ!」
 力強い抽送に、からだが痺れ、何度も震えが訪れる。
「まきちゃ……ん、気持ち、いい、よ、すごい、あぁ……! まきちゃん」
 何度も名前を呼ばれ、突き上げられ、わたしも旦那の名前を叫んで、しがみついた。
「たく、たくちゃ、ん、あ、あん、あん、あん、あんっ!」

 わたしの中が激しく収縮を繰り返した。おこりのように身体が震え、旦那にしがみつく力が強くなる。
 ふたりがつながっているあたりを中心にして燃えるような感覚が強く、広がっていく。
「まき……ちゃ」
 旦那のうめき声が、一瞬強く、そして遠ざかっていった。
「あああああんっ、あ、あ、あああっ!」
 自分の声とは思えないような、吠えるようなうめき。そして、わたしの中で、熱いものがほとばしった。
「……んんぅ……っ!」

 ぽちゃん、と水音がした。真っ白になってぼやけていた視界が急速に鮮やかになっていく。
「はぁぁ……」
 ゆっくりと息を吐いて、わたしは二、三度瞬きをした。弛緩しきった旦那の顔が目にはいる。わたしの中で、まだ脈打つように震える旦那の分身。
「……ふぁ、んっ、気持ち、よかった?」
「……うん」
 汗なのか、湯気のせいなのか、分からないほど水滴にまみれたお互いの顔を見て、二人で笑った。

 そして、今日。休日出勤とかで出かけてた旦那は、さっき帰ってきて早々、今なぜかわたしの目の前で土下座している。

 それを見るわたしの手の中には、紺に白エプロンのメイド服一式。

 何故、買う前に一言言わないんだ、この男は。

 苦笑いして、ため息をついたわたしはにんまりと旦那に笑いかけた。
「……たくちゃん。落ち着いて。着るだけ、だからね?」

(おわり)

最終更新:2006年07月15日 20:07