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Ver3/ドン・キホーテ - (2015/11/30 (月) 00:53:42) の編集履歴(バックアップ)
ドン・キホーテ(C)
- 基本情報
名前 |
ドン・キホーテ |
種族 |
人獣 |
ジョブ |
アタッカー |
召喚コスト |
60 |
<タイプ> |
純真者 |
タイプ |
テイルズ |
HP |
550 |
ATK |
80 |
DEF |
100 |
覚醒 |
可 |
超覚醒 |
可 |
アーツ |
有 |
CV |
飯田 友子 |
アビリティ |
召喚 |
ハイスマッシュ |
敵ユニットにスマッシュアタックを当てたとき、敵ユニットに与えるダメージが上がる。 |
覚醒 |
ハイスマッシュ |
敵ユニットにスマッシュアタックを当てたとき、敵ユニットに与えるダメージが上がる。 |
超覚醒 |
真揮『ロシナンテ』 |
攻撃力が上がる。 さらに、【アームズ】「イル・アサールト」が使用できるようになる。 |
|
ARMS |
イル・アサールト |
ダッシュアタックをする。 |
効果時間 |
なし |
wait時間 |
10秒 |
- ステータス
状態 |
HP |
ATK/DEF |
召喚 |
550 |
80/100 |
覚醒 |
600 |
110/130 |
超覚醒 |
650 |
210/200〔アビリティ発動時〕 |
- DATA・イラスト・フレーバーテキスト
-
+
|
Ver3.4(VerRe:3.0) |
身長 |
1.58[meter] |
その村は魔物に頭を悩まされていました。魔物は倉の壁や扉を壊しては、中の食糧を盗んでいくのです。その姿を見た者はいませんでしたが、人のものとは思えないほどの食欲と暴れぶりに、これは魔物の仕業に違いない、そう村人たちは考えていました。 そんなある日のこと、噂を聞きつけ村を訪れた女騎士が言いました。 「この村には魔物が出ると聞いた。この私が捕らえてくれよう!」 そう言うやいなや、女騎士は古ぼけた槍を携え、颯爽と飛び出していきました。 翌日、早速魔物を捕まえたと、意気揚々と女騎士が帰ってきました。しかし、報せを受けた村人たちは、女騎士が差し出した魔物を見て驚きました。それは、痩せこけ、頭からみすぼらしいボロをまとったただの幼い少女だったのです。村人たちは怒り、口々に女騎士を罵りました。 --こんな少女が魔物であるものか! --さては報奨目当てだな、この嘘吐き騎士め! 村人たちはすぐに女騎士を村から追い出し、その不憫な少女に温かな食事と綺麗な洋服を与えました。 その夜、少女は村はずれで休息を取る女騎士の元を訪れ、問いました。 あんな風に自分が魔物だなどと伝えても信じてもらえるはずがない。なぜあんなことをしたのかと、と。 「村の皆にどう伝わろうが、君が事件をおこしていた魔物であったのは確かだろう?騎士たる者いかなるときも正直たれ、というのが祖父の教えでね」 自信に満ちた女騎士の答えに、少女は呆れながら、目深にかぶったボロを脱いで言いました。ならなぜ自分のこの「角」のことを言わなかったのか、この角を見せれば、村人たちも自分が魔物であるとわかっただろうに、と。 「私は『魔物を捕まえる』という約束は果たした。それで十分さ。あとは、自分の心に“正直”であったまでだよ」 笑ってそう言ってのけた女騎士に、少女は少しだけ驚いた後、微笑みを返して言いました。 --あんた、おかしな騎士サマっすね。 「これが、私が祖父から受け継いだ、ドン・キホーテ流なのさ」
~『夢なりし紅の騎士物語』 その1~ |
体重 |
47[kg] |
大切なもの |
騎士道 |
尊敬する人 |
祖父 |
二つ名 |
微笑みの騎士 |
従者 |
最近見つかった |
イラストレーター |
NAJI柳田 |
-
|
- 考察
- 意外にも層が薄かった人獣の60アタッカー。ハイスマッシュ2つとスマッシュを撃つアームズを持つ、ダッシュアタックによる攻撃を重点に強化されている。
- アームズはその場で状況に関係なくスマッシュ攻撃を放つもの。
- その特性を利用し、スマッシュを放った後にアームズを発動すると、擬似二段攻撃が可能になる。
- アームズのダッシュアタックにはハイスマッシュも適用されるためかなりの火力が期待できる。
- また助走や自身の速度に関係なくスマッシュを放てるため、スロウブーストを食らった際逃げにも活用ができる。
- ただし1度使用すると10秒間使用できなくなるため連発することはできない。
- またアームズのダッシュアタックによる硬直時間も発生し、その間に敵に集中砲火を受ける危険性もある。
- 無暗にアームズを使用することにもリスクがあることを頭にいれて、戦況に応じて使い分けていきたい。
- キャラクター説明
- LoV2からの復帰となる。
- モチーフは「騎士道精神」をテーマにしたスペインの小説「ドン・キホーテ」の主人公。
- 本来のドン・キホーテは「騎士道に影響されすぎて自身を騎士と勘違いする『中年男性』」であるが、LoVでは「祖父の名を襲名した孫娘」という設定。
- アームズにもなっている「ロシナンテ」は愛馬の名。原典では「やせ細った馬」だったが、LoV3ではごつすぎる木馬に。
- そしてイラストで描かれている風車は原典でも最も有名だと思われる「風車を怪物と勘違いし特攻する」シーンからか。
- 関連カード
コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします
- 2からの設定なので仕方ないかもだけどLoVのドン・キホーテは孫が(勝手に)襲名したものでドン・キホーテ本人ではないよ -- (名無しさん) 2015-11-26 18:15:50
- 編集したものですが、2の設定知らずに書いてしまいました。直しておきます -- (名無しさん) 2015-11-26 19:00:43
- 相手のスロウを受けてる状態でもスマッシュが可能。 -- (名無しさん) 2015-11-29 18:23:37
- 3.5 フレーバー(1/2)
「はっはっは! みんなかっこいいいぞ! これは強そうな騎士様だ!」
とある村の広場、物珍しい巨大な木馬に群がる子供たちを、満面の笑顔を浮かべた女騎士が抱き上げ、木馬に乗せてやっています。
「ご主人様、みんな喜んでるっすね! …あ、クソガキ! ロシナンテを蹴るんじゃないっす!! 山の向こうまで投げ飛ばすっすよ!」
その横には、興奮する子供たちを整列させようと四苦八苦する、女騎士の従者の姿。
「ははは、いいんだサンチョ、ロシナンテも喜んでいるしな。こんなに機嫌のいいロシナンテは久しぶりに見たよ」
「機嫌… そ、そうっすね! ロシナンテ超ご機嫌! いつもより硬くて目が死んでて、ウルトラ昇天ハッピーな感じっすもんね!!」
「ふふ…だろう? しかし、ここは良い村だな――皆、本当に素敵な笑顔をしている。おじい様が言っていた“敵から守るべきもの”とは、このような笑顔なのかもしれない…」
「敵? ご主人様には敵がいるんすか?」
女騎士は、思いつめた表情で祖父から受け継いだ槍を見つめました。
「ああ… 私には“敵”がいる。果たして、今の私で“あれ”と戦い、倒すことなどできるのだろうか…」
「――できますよ、あなたならば」
不意に、澄んだ声が響き、広場に春のように暖かな風が流れました。見ると、いつの間にか、ふたりのそばに黄金髪の美しい女が立っていました。
「あなたが、ドン・キホーテ卿ですね?」
「ごきげんよう、ご婦人。いかにも、私がドン・キホーテ・デ・ラマンチャ3世だ」
「あ~はいはい、いい年してあんたもロシナンテに乗りたいんすか? ほら、だったらあの列の一番後ろに並ぶッすよ! 大人なら言われなくても順番を守るっす!」
「私は木馬に乗りたいわけでは…」
「あぁ? じゃ何しに来たんすか? まーたご主人様の純真さに目を付けた悪徳詐欺野郎っすか!?」
「はは、サンチョ、こないだの方は食うにも食えず、仕方なく嘘をついてしまったのさ。あのお金、私は後悔していないよ」
「サンチョは後悔してるっす! あの後、この村に辿りついてお慈悲をもらうまで、一週間もの塩と水生活、これ以上、ご主人様の健康を損なうことはできないっす! ご主人様の栄養を守るのは従者たるサンチョの役目っすからね!」
「あの… 悪徳詐欺師でもないですよ」
「じゃあ、何の悪徳勧誘っすか?」
「悪徳は曲がらないのね…」
女は困ったような笑顔を浮かべましたが、気を取り直すと、女騎士の目をしっかりと見据えて告げました。
「私は“炎の矢と力の女神”。あなたを、迎えに来たのです」
「…女神… 私を迎えに…?」
「はい。ハーメルンから話は聞きました。あなたの美しい心――その子供のような純真さと、騎士として正しき義を成そうとするひたむきな気持ち――あなたこそ、私たちが探していた“剣”のひとりに相違ありません」
「…剣…」
「ぬぅ…あんた、あの金持ちゆとりパパラ笛野郎の仲間っすか… ご主人様、こいつは信用なりませんよ! なんか胡散臭さ
- ~「ぬぅ…あんた、あの金持ちゆとりパパラ笛野郎の仲間っすか… ご主人様、こいつは信用なりませんよ! なんか胡散臭さ爆発って感じっす!」
従者は丸出しの敵意で女神を威嚇しましたが、女騎士は従者の頭を優しく撫でると、落ち着いた声で言いました。
「大丈夫だよ、サンチョ――なるほどな。わかっていたさ… わかっていたとも――そうか、とうとうその時が来たのだな…」
女騎士は、何かをかみしめるように一度空を仰ぐと、女神に決意の目を向けました。その目には騎士としての凛とした光、そして少年のような、新たな冒険への期待と好奇に満ちた光が混じり合い、輝いていました。
「女神よ、鍵となる数字は“13”――確か、そうだったな」
自身に満ちた笑顔を浮かべる女騎士の言葉に、女神は驚いた表情を見せました。
「あなたは、知っていたのですか…?」
「おじい様から昔聞かされていてね――やがて訪れる“光と闇の戦い”について――」
「そこまで… まさか私たち以外に、この運命を予見できる人物がいただなんて…」
驚く女神をよそに、女騎士は木馬に近づくと、その首を愛おしそうに撫でました。
「ああ、私が小さいころ、このロシナンテに乗せてもらいながらおじい様がよく語り聞かせて聞かせてくれたんだ。世界の“敵”――この世のすべてを闇に染めようともくろむ悪魔たちが、13個の暗黒の宝玉を手中に収めたとき復活する、暗黒竜の伝説を――」
「………へ?」
「そしてその暗黒竜を打ち倒せるのは、女神に導かれ、真の騎士道を究めた者のみ――だったな」
「…えーと…」
「ご… ご主人様にそんなかっけー使命が……」
「サンチョ、黙っていてすまない… 今の私がどこまで通用するかはわからない… きっと厳しい道行きになるであろう。しかし、私は騎士ドン・キホーテ、時が来てしまったのならば行くしかない――付き合ってくれるな?」
「何言ってるっすか! このサンチョ、地の果てが見えてもそれをぶち破って付いていくっすよ! うっひゃ~ そうなればサンチョも“伝説の従者”っすねぇ!!」
「あの… 盛り上がっているところごめんなさい… 何かその話は違って…」
「なに、女神よ、心配には及ばないさ。私はこの日の為に、真の騎士たらんとたゆまずに鍛錬を行ってきたのだ。 見ていてくれ、私は立派に伝説となってみせよう! さぁ、そうと決まれば出立だ。ゆくぞ! サンチョ! イル・アサーーールト!!」
「はいっすーーーーー!!」
そう言って颯爽と走り去る女騎士と従者を、女神は茫然と見つめていましたが、やがてあきらめたように溜息をつきました。
「ふぅ… 本当に無垢な… まぁ、あの子が『13の剣』であるのは間違いないのだし、彼女の持つ“正義たる者の運命”を信じましょう」
女騎士の自信と冒険の喜びにに満ちた背中を見送りながら、女神はそう微笑んで、頬をかいたのでした。
~『夢なりし紅の騎士物語』 その7~ -- (名無しさん) 2016-07-04 01:27:56
- 身長
1.58[meter]
体重
47[kg]
大切なもの
騎士道
怒る姿
見た者はいない
哀しむ姿
見た者はいない
親友
ドルシネア
NaBaBa -- (名無しさん) 2016-07-04 01:29:54