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Ver3/ケラウノー - (2016/10/05 (水) 09:04:31) のソース

 ケラウノー(UR)
:基本情報|
|BGCOLOR(#FFD9B3):名前|ケラウノー|
|BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種|
|BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|マジシャン|
|BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|20|
|BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|純真者|
|BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|ハーピー|
|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|350|
|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|20|
|BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|20|
|BGCOLOR(#FFD9B3):覚醒|可|
|BGCOLOR(#FFD9B3):超覚醒|可|
|BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|有|
|BGCOLOR(#FFD9B3):CV||
&br()
|>|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ|
|BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|なし|
|BGCOLOR(#FFDC50):CENTER:覚醒|なし|
|BGCOLOR(#FF8383):CENTER:超覚醒|嵐雲を呼ぶ者|
|~|攻撃後の硬直時間が短くなる。&br()さらに、戦場に召喚コストが一定以上の自ユニットがいない時、移動速度が上がる。|
|>|BGCOLOR(#FFD9B3):|
|BGCOLOR(#FFD9B3):STIGMATE|黒い嵐の羽|
|~|自身と、範囲内の自使い魔1体(降魔、魔神を除く)を消滅させ、【紋章】を作る。&br()この紋章は戦場に居る召喚コストが一定以上の自ユニット全ての移動速度を上げる。&br()この能力は、自身が超覚醒していないと使用することができない。|
|BGCOLOR(#FFD9B3):効果時間|他の自ユニットが【紋章】を作るまで|

:ステータス|
|BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF|
|BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|350|20/20|
|BGCOLOR(#FFDC50):CENTER:覚醒|400|30/30|
|BGCOLOR(#FF8383):CENTER:超覚醒|450|90/90&br()45/90〔シュータースタイル時〕|

:DATA・フレーバーテキスト|
#region(close,Ver3.5)
|>|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.5|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|1.49[meter]|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|26[kg]|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|測定不能|
|BGCOLOR(#FFD9B3):別名|黒い雲|
|BGCOLOR(#FFD9B3):嫌いなもの|世界のすべて|
|BGCOLOR(#FFD9B3):『鍵の座』|第6席|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|かわすみ|
|BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト|
|少女は、人間が嫌いだった。&br()&br()たいして強くもないくせに、どうして自分の信念を曲げずに生きようとするのか、&br()その様が、嫌で嫌で仕方なかった。&br()&br()守るべきもののためにがむしゃらに戦って、傷ついて、&br()息つく暇もなく次の戦いに備えなければならなくて…&br()そんな乱暴な生き方をするから、魂は疲れ、弱り果て…やがては闇を作り出す。&br()&br()心の闇は世界の脅威。絶対に増やしてはいけないもの。&br()だから、小さな闇が膨らむ前に、少女はその魂を奪わなければならなかった。&br()&br()愚かで面倒な人間たち…本当に、本当に――&br()&br()「大っ嫌い…人間もこの世界も、みんなみんな消えて、なくなっちゃえばいいんだ…」&br()&br()分厚く黒い雲の下、冷たい影が広がっている。&br()凄まじい嵐が吹き荒れた後の、不気味に静まり返ったその地の真ん中で、少女はひとり呟いた。&br()&br()姉たちから離れ、“あの男”に出会ってから――もう、どれだけの嵐を起こしただろう。&br()&br()『気に入らないものは、壊してすっきりしちまえばいい』&br()&br()…男に言われるまま、嵐を起こし、壊して、傷つけて、めちゃくちゃにしてきたが&br()…すっきりするどころか、少女の心は、ひたすら暗く沈むばかりだった。&br()&br()ふいに、少女の背後の空間に黒い渦が巻き上がり、その中から、全身に紋様を刻んだ頭巾の男が現れた。&br()&br()「なーんか陰気臭ぇと思ったらやっぱりテメェか。すっかり全部吹っ飛んじまってんなぁ&br()…ここら一帯闇と憎しみで満たされてやがる… 力は充分高まったみてぇだな&br()…全く、他の奴らもテメェくらいに“優秀”だったら良かったのによ」&br()&br()昼間だというのに一面に暗く冷たい影が広がる様を見て、存外満足そうに男は言った。&br()&br()「…別に…ただいつもと同じように、嵐を呼んだだけだよ&br()…わたしにはもう、それしかすることないし…」&br()&br()少女は突然現れた男に驚くことも、少しの表情も変えることなく、淡々と答えた。&br()&br()「いやいやいや、そ~んな謙遜すんじゃねぇよ。…ちょーっと助言して放ったらかしただけなのに、&br()イイ感じに仕上がったじゃねぇか。もう後戻りができねぇくらいに闇に染まってよ、&br()その先は行きどまりのスーパーゴール、世界の終わりってやつだぜ。そこでオレがお迎えに上がったっつー訳だ」&br()&br()「…そう…だね…わたしにはもう…どこにも…帰る場所も…」&br()&br()帰る場所…一瞬彼女の頭をよぎったのは、自ら決別した姉たちと、一人の少年――&br()&br()――お姉ちゃんたち…もう、会うことはないかもしれないね。でも、わたしは後悔してないよ。&br()この世界にひとつだけ気になるものがあるとしたら――昔見た、&br()“あの時”の男の子……なんでかな、言葉も交わしたことがないのに、あの子のことが気になってしょうがないのは。&br()…あの紅い光を見てから、わたしは――&br()「ケラウノー!!」&br()突然、闇を切り裂くように響いた声に、少女はハッと顔を上げた。&br()&br()見ると、そこには居たのは――&br()&br()「やっと…やっと見つけた…!」&br()「あー! 男の人といるー! こらぁ! どういうことなの!? お姉ちゃん聞いてないぞー!」&br()「…アエロお姉ちゃん…オキュペテお姉ちゃん…」&br()&br()二人の姉…そして、その後ろ、ほっとしたように優しい表情でこちらを見ている青年は――&br()&br()「…良かった…とりあえず無事みたいだな…」&br()「……!!」&br()&br()間違いない――“あの時”の男の子… あの時、姉二人と一緒に出会った、紅い光を放つ子だ。&br()すっかり成長しているが、その身から感じる光は、あの時と変わらない。&br()&br()「どうして、こんなところに…」&br()&br()少女はぎゅっと自らの手を握り締め、ただ姉たちと青年を見つめるばかりだった。&br()&br()しかし、そんな少女の様子に、頭巾の男はうんざりしたように溜息をついた。&br()&br()「…はあああああ…最後の最後にめんどくせぇ感じのが出てきやがったな&br()…オイ、迎えに来たっつったがよ、やっぱ先に行ってるぜ――この先でお前を待つ、必ず来いよ?」&br()&br()男はそう言って頭巾の奥から鋭い視線を少女に送ると、空間に手を翳して再び黒い渦を作り上げた。&br()&br()しかし、少女は心ここにあらずか、返事をせず、男の方を見もしない。&br()そんな少女に頭巾の男は「チッ」っとひとつ舌打ちすると、少女のそばまで歩み寄りさらに続けた。&br()&br()「今更来ねぇとか言わねぇとは思うが…長くは待たねぇぜ。オレはクソ忙しいからよ…あんま長引かせんじゃねぇぞ、優等生」&br()&br()そう言って、男は渦の中に姿を消した。&br()&br()「ケラウノー…今の人、誰なの…?&br()アンタ、今まで何してたの…?&br()ううん、それよりも…どうして急にいなくなったの?」&br()&br()大きい方の姉が、そう問いながらゆっくりと近づいてくる。&br()少女はすぐさま離れるように飛び上がると、険しい顔で姉を睨んだ。&br()&br()「来ないで!話すことなんてなにもない…!そっちこそ何しに来たの?&br()言っておくけど、わたし、お姉ちゃんたちのことなんて、もうどうでもいいんだから!」&br()&br()「…!!…ケラウノー、何を言って…」&br()「だから消えて…あんまりしつこいようなら…手加減できない」&br()&br()その言葉と同時に…少女の周囲に、冷たい風が巻き起こった。&br()&br()激しく、冷たく、自ら周囲のものを傷つけようと、&br()意志をもっているかのように吹きすさぶ黒い風&br()――姉たちは、妹の纏うそれに目を見開いた。&br()&br()「…その風は…ケラウノー…まさか、風を使って人を傷つけたの…!?」&br()「…そうだよ…もう戻れない…わたしは、お姉ちゃんたちとは違うんだから!」&br()&br()少女が叫び、その羽を思い切り振り上げた瞬間&br()――黒い風が轟音と共に凄まじい勢いで広がり、姉を襲った。&br()&br()「きゃあっ!」&br()「おねぇちゃん!」&br()「アエロ!!」&br()&br()吹き飛ばされた姉の体が地に叩き付けられる寸前、とっさに動いた青年がその身を受け止めるも、&br()あまりの勢いに共に倒れこんでしまう。倒れた二人を庇うように小さな姉が前に出て、きっと少女を睨んで声を荒げた。&br()&br()「ケラウノー!おねぇちゃんを攻撃するなんて…!&br()あたしたちハーピーの風を操る力は、そんなことのためにあるんじゃないでしょ!?」&br()&br()小さな姉の言葉に、今度は少女が目を剥き…心のうちを爆発させるかのように、叫んだ。&br()&br()「じゃあわたしたちの風って、一体何なの!?人間の魂を奪う時、脅すように背中に吹き付けるためのもの!?」&br()「ケラウノー…?」&br()「アエロお姉ちゃん、言ったよね!?心の闇は世界の脅威…絶対に増やしてはいけないもの&br()…だからわたしたちは、生きることを諦めて、闇を抱えた人間の魂を冥界に運ばなきゃいけないって!&br()それが未来の人間たちの幸せに繋がるんだって!&br()でも、わたしはいつも…魂を奪う時、嫌で嫌でしょうがなかった!&br()魂を覆う闇の奥に、その人間が守っていたものへの愛情や、かつて抱いていた未来への希望が見えて&br()…なんでこういうものを救ってあげられずに、奪うことしかできないんだろうって、ずっと苦しかったよ!」&br()&br()勢いのままに心のうちを一気に吐き出すと、少女ははあはあと肩で息をする。&br()姉二人は言葉を失い…ただ少女を呆然と見つめることしかできなかった。&br()「…ケラウノー、それは、違うぞ」&br()その時、青年が、静かに口を開いた。&br()&br()「お前たちハーピーが魂を奪うことしかできないなんて…それは、絶対に違う。&br()現にオレは、お前たちのおかげで生きる気力を貰って、今、ここにいる。恩も感じてる。&br()…だからこそ、お前さんを連れ帰ろうと、アエロたちとここまで一緒に来たんだ」&br()&br()青年は少女の目を真っ直ぐに見つめたまま、諭すようにゆっくりと、しかしはっきりとした口調で言った。&br()&br()「だから、お前がアエロとオキュペテを拒絶して、戦おうって言うなら…俺もちょっとだけ、参加させてもらうつもりでいる」&br()&br()その言葉とともに、青年の片方の目が紅く煌めいた。同時に、二人の姉の体からも、紅い光の靄が立ち昇る。&br()&br()「…その、紅い光…お姉ちゃんたち、やっぱりこいつと“契約”してるんだね…」&br()「…まあね…アンタ、“あの時”こいつ――バルドの“光”を見て、急にいなくなっちゃったでしょ?&br()だから、この光を追ってけば、アンタに会える気がしたの…」&br()&br()そう応える姉たちの体に力が漲るのを感じ、少女は目を細めた。&br()&br()「…バカみたい…」&br()&br()紅い光…昔、初めて見たとき、ぞくっと寒気が走った感覚を、少女は今でも覚えていた。&br()&br()――あの時と同じ…なんて力強く…美しくて……嫌な光…!&br()&br()「…わたしはね…その光が一番嫌いなの…それは特別な力…そいつは選ばれた戦士&br()…そいつはとても強いから、ずっと戦い続けなくちゃいけない。弱くて不器用な、ただの人間のくせに…!&br()いつか闇に染まったその魂を奪うときのことを考えると、わたしは頭がおかしくなりそうなの!&br()わたしが摘み取る魂が持っていた希望は、一体どれだけ大きかったんだろうってさ!」&br()&br()そう叫ぶと、一際大きく飛び上がり…少女は、赤みがかった金糸雀色の翼を一度強く羽ばたかせると、黒く染まった枝へと降り立った。&br()&br()その顔からは完全に表情が消え失せ……3人に冷ややかな視線を向けて、少女は言った。&br()&br()「…もういい。お姉ちゃんたちとは、何を話してもムダみたいだから」&br()「ケラウ――!」&br()&br()少女を中心に、強烈な黒い風が巻き起こる。&br()&br()地に落ちた影が、少女の風により一層に濃くなり、まるで夜のような闇があたりを覆う。&br()そして、鼓膜が破けそうなほどの轟音とともに、凄まじい風が吹き荒れた。&br()&br()* * * *&br()&br()「おねぇちゃん…!」&br()&br()ゆさゆさと揺さぶられる感覚に、アエロは細く目を開いた。&br()&br()真っ先に視界に入ったのは、目を真っ赤にしたオキュペテと、心配そうなバルドの顔――&br()ふたりの姿を見た途端、アエロはハッと息を飲み、勢いよく体を起こした。&br()&br()「…ケラウノーは…!!」&br()「…だめ…行っちゃったみたい…」&br()&br()オキュペテが力なく応え、その瞳からぽろぽろと涙が零れた。&br()&br()「どうしよう、おねぇちゃん…ケラウノー、もう気配も全く感じられなくなっちゃったよ…」&br()&br()その言葉に、アエロは感覚を研ぎ澄ませてケラウノーを探った。しかし、感じる気配も、応える風も、もう無かった。&br()&br()「…もー、泣くんじゃないの。一回会えたんだもん、二回目だってきっとあるわよ。&br()あの子の考えてることも、ちょっとは聞くことができたんだし――」&br()&br()アエロは気丈にそう言ったものの…その先を、口にすることができなかった。&br()&br()やっとの思いで見つけた末の妹…また、遠くへ行ってしまった――&br()次に会えたとしても…あの恐ろしい力を、止めることができるだろうか――?&br()&br()「大丈夫だ」&br()&br()その肩に優しく手を置き――バルドが、力強く言った。&br()&br()「次にアイツに会う時は、オレたちももっと強くなってる。…それに、アイツにはちゃんと言ってやらなきゃならないからな。&br()…オレは魂に闇を作ったりしない。もしそうなったとしても、絶対にその闇を乗り越えて見せる。&br()オレの魂は、絶対お前らには渡さない、ってな」&br()&br()「ちょっとバルドおにいちゃん! それじゃまるで、私たちが死神みたいだよ!」&br()&br()慌てて反論するオキュペテの言葉に、アエロは脱力したように笑った。&br()&br()そして思い切り息を吸うと、大きく頷き、言った。&br()&br()「ケラウノー…次は絶対、アンタを連れて帰るんだからね!」|
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:考察|
本文

:キャラクター説明|
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- 超覚醒のアビリティは戦場に30コス以上が居ると無効 &br()スティグメイトの対象は30コスト以上 &br()超覚醒アストレイアと画面下から上までの移動時間を比較した結果、 &br()ケラウノーが31c、超覚醒アストレイアが39c、スマッシュ込みだと36c &br()スティグメイトの効果は多分10%程度だと思われる  -- 名無しさん  (2016-10-05 09:04:31)
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