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Ver3.1 |
Ver3.1 |
全長 |
12[meter] |
彼は知っていた。自らがもたらす終末に何の意味もないことを。 彼は理解していた。終末の先に産み落とされる世界もまた、 「新たな終末」に向かうためだけに受胎することを。 いつからか諦めていた。かつての彼は、幾億の輪廻を経ても 己を束縛する“それ”に挑み続けた。だが、その度に自らの無力さに打ちひしがれた。 その大地を穿つ牙も、天さえ引き裂く爪も、その連鎖だけは断ち切ることができなかった…。 然して運命は巡る――今また、「戒め」から解き放たれた彼は、 いつものように「終末の魔狼」を演じ――いや、見よ。此度の彼の目の輝きを…! 今、彼の目は脈動するかの如く、爛々と輝いている。彼は気付いたのだ。 ――我が唯一人認める敵、そして友“隻腕の戦神”よ…勇気ある者よ… 貴様が「戒め」を解いた時、その目に浮かんだ悲しみと期待を我はしかと見た。 いいだろう…今は待とう。牙を、爪を研ぎ、濁々と巡る運命の特異点たる、 「蒼翠の聖竜」に相まみえん“その時”を…! |
重量 |
11[t] |
性格 |
思慮深い |
認める者 |
テュール |
標的 |
蒼翠の聖龍 |
目的 |
完全なる終焉 |
イラストレーター |
タナカケルビン |
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