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Ver3.3 |
身長 |
1.75[meter] |
徳川御庭番衆が頭領、服部半蔵―― 歴史が動く時、その陰に半蔵ありと謳われる彼の身は、今、異界の地“れむぎあ”にあった。 その目的は、幕府が密命――かつて時の狭間に流されし「二振りの妖刀」の回収。 島原に開かれし“げぇと”の向こうに、その妖刀の気を感知した半蔵は、この地へと降り立ったのである。
そして、さらに「妖刀」の気を辿り至ったが、この<魔界城>の天守。 半蔵は、其の城が長、天草四朗時貞の背後に立っていた。 「…来ましたか 徳川の犬が」 半蔵はその言葉に返すことなく、無言で首を刈り切った。 しかし、切り落とされた天草の首は、ゆらりと宙に浮くと、不敵な笑みをこぼした。
「残念ながら ここにあの『妖刀』はありませんよ クク… 文字通り足が生えて逃げていきました しかし どうあろうと あれは私のもの 犬になどもったいない あなたも柳生の小倅同様 この世界で朽ち果てるがいい」
刹那、天守を包む魔性の炎。嘲笑を上げながら陽炎のように掻き消える天草の首。 「…面妖な術を使う しかし まさか十兵衛ほどの男が… 『村正』に『村雨』 妖刀の呪いとでもいうのか…」 そう呟くと、一陣の風が吹き、半蔵もまた、燃え盛る天守から消え去った。 ───『赤月剣風帖』 巻の六 |
体重 |
70[kg] |
最高速度 |
夜風の如く |
主家 |
徳川家 |
流派 |
伊賀流忍術 |
愛刀 |
朧と斬月 |
イラストレーター |
風間 雷太 |
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