+
|
Ver3.4(VerRe:3.0) |
Ver3.4(VerRe:3.0) |
身長 |
2.25[meter] |
体重 |
98[kg] |
最高速度 |
108[km/h] |
根源 |
ヴィシュヌ |
異名 |
ゴーパーラ |
弱点 |
足の裏 |
イラストレーター |
RARE ENGINE |
フレーバーテキスト |
『第八の化身』は与えられた使命に従い、戦輪を手に世界中を駆けた。 ある時には英雄としてはびこる魔から民を守り、またある時には教示者として人間達を導いた。 しかし、そんな数多の偉業を成した彼の心に、未だ重石のように残る戦いがあった。
それは、あの紅蓮の瞳を持つ王との戦い。 化身はかの友と戦場を駆け、魔を討ち、世を夢境へと導くために戦った。 そして、戦輪から世界を覗き、友が導く世界が正しきものであるのかを見定めようと『約束』をした。 だが紅い瞳の友は、さらなる世の幸せの為、化身の導く手を振り払い――扉の向こうへと姿を消した。
確かに世界は救われ、正しく、幸福へと導かれた。 しかし、誰にも知られぬ紅い涙を流しながら戦った友だけは、幸せへと導くことができなかった…。 果たして、彼を欠いたこの世界は、『正しき世界』といえるのか―― わだかまりは渦を巻き、化身を苦しめ、彼を、友を追い求める旅へと走らせた。
走りながら、化身はいつしか夢を見ていた。 紅い光の糸が綻び、化身を誘うように揺らめく。 その光は友の瞳の輝きによく似ていた。 期待と不安を抱えながら、化身は紅い光に手繰り寄せられるように走る――。
霞がゆっくりと晴れるように夢から覚めると、そこは火の消え落ちた戦場だった。 強い雨が、戦場にたまった不浄の一切を洗い流すように降りしきっている。
その中で、一人の若者が天を仰ぎ立ちすくんでいた。若者は拳を固く握り締め――哭いていた。 その慟哭は、在りし日の友を思い起させた。 この者は…そうか、ならば今度こそ――化身は若者に歩み寄り、手を差し出した。
「泣くな、私が汝を勝利へ導こう。だが、汝が世界を正しく導かぬならば。 私は絶対死を迎えても構わぬ。汝の首を戦輪が撥ねようぞ」
その言葉こそ厳しくも、化身の目には喜びと優しさが満ちていた。 |
|