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Ver3.3 |
Ver3.3 |
身長 |
見下ろす側よ |
「あは、いたいた」 弟神である須佐之男命の猛りを遠くに感じ、月読命は楽しげに口を歪めます。 「あらあら あんなにハシャイじゃって」 一生のお願いだからというので、ほんの少しだけ目をつぶってあげた隙に逃げ出した須佐之男命を追って、たどり着いたところは、月夜の中つ国でした。 「まさか次元を超えて逃げるなんて、お姉ちゃんびっくりしちゃったわ。鬼ごっこにしては大げさじゃない?」 須佐之男命が逃げ出した理由は月読命にはわかりませんでしたが、月読命にとって理由などはどうでもよいのです。 思うに、天地開闢以来、弟とは姉に尽くし、姉を楽しませ、姉のために存在するものである以上、月読命がそうと決めたからにはこれは彼女にとって楽しい鬼ごっこに他なりませんでした。 「ちょっと驚きはしたけど...でもダメね。新しい世界に来たからってあれじゃ、気配がダダ漏れだもの」 やっぱりいつまでも子供ね、と月読命は笑いました。 「さーて、そろそろ追いついちゃうわよ。うふふ...お月様からは誰も逃げられないんだから!」 --------『紅蓮古事記』其の拾壱 |
体重 |
死にたいの? |
最高速度 |
月光のごとく |
好きなもの |
弟 |
一番好きなこと |
弟と遊ぶこと |
一番楽しいこと |
弟で遊ぶこと |
イラストレーター |
lack |
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