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Ver3.2 |
Ver3.2 |
身長 |
1.95[meter] |
大国主神は国造りの盟友、少彦名神のもとを訪れました。 ですが彼の姿はついぞ見当たりません。しんと静まり返った少彦名神の社。 そこには倉から出したばかりの上等な酒が、ひっそりと残されているのみでした。 「あいつがこんな上モノを放って出かけるわきゃぁねぇな」 揉め事の匂いを感じ取り、大国主神は小さく嘆息しました。 「そうとなれば致し方なしだ。ひとつスクナの野郎を探しにいくとするかね」 火急の用があったわけではありませんが、 盟友の一大事とあらば看過できぬが大国主神です。 ところが、探すとは決めたものの、少彦名神の行方は皆目見当もつきません。 さてどうしたものか…ひとしきり頭をひねった大国主神は、 やがて何か思いついたかのようにどっかと座りこみました。 「…この酒に手がかりがあるかもしれねぇな」 大国主神はちびっと酒を飲みました。しかし何もわかりません。 「…こりゃぁ もちっとよく調べねぇとわからんかな」 大国主神はごくごくと酒を飲みました。しかし何もわかりません。 赤ら顔な大国主神は神妙な面持ちで立ち上がりました。 「…こうなりゃ 酒蔵の方も調べるしかぁねぇわなぁ… ひっく」 少彦名神を探しにいくのは、もう少し先になりそうでした。 . ――『紅蓮古事記』其の陸 |
体重 |
97[kg] |
役目 |
国造り |
性格 |
豪快で楽天的 |
別名 |
オオナムチ |
相棒 |
スクナヒコナ |
イラストレーター |
RAREENGINE |
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