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Ver3.5 |
Ver3.5 |
全長 |
2.6[meter] |
異界から現れレムギアの地を蹂躙せんとする強大なる皇と、それに抗う者たちの戦い。小さな蜂起から始まったその戦いは、やがて世界を二分するほどに大きく、無慈悲にその戦火を広げていった。 そして彼もまた、動乱の渦中へ赴くべく異界を駆けていた。 「善」なる者と共にあり、「善」を勝利へと導く――それこそが彼の使命であり、存在意義であった。彼の天を突く雄々しき金色の角は、正しきものを助ける剣として、いついかなる時も「悪」を断じてきたはずであった――今、この時までは…。 「…わかった、つまりお前はクマで、ヤギはこいつなんだな?」 「だから違うと言っておろうが! いやまぁ…こやつは確かにヤギだが…我は“悪魔”だ! クマでもない!」 「…? だから何がちがうんだ? 最近のクマは見た目はヤギだし言うこともわけわからんちんだし、困ったやつだ。おまえもそー思うよな、白ヤギ」 「ええい、埒があかぬ…! 汝のせいでより話がややこしくなったではないか! 責任を取ってこの愚か者に、我が何者であるのか言って聞かせるがよい、白ヤギよ!」 善性の象徴のような無垢な少女と、悪性の象徴たる悪魔。 「善」なる者を助くが務めとして両者の諍いへと分け入った彼は、はじめて自身の価値観が揺らぐのを感じていた。
~『恐るべきウェンディゴ伝説』恐怖の8の③~
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重量 |
200[kg] |
最高速度 |
一駆けで山を越える |
使命 |
「善」への助力 |
性別 |
雄 |
腐れ縁 |
エンキ |
イラストレーター |
一徳 |
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