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Ver3.5 |
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身長 |
クソが! |
×××の月●●日
今日も『13の鍵』探しだ。今日は、ヘリオポリス神群とかいうやつらのところに行ってみよーと思う。やつらは太陽神がとっぷ張ってるらしーからね、光のぞくせーが強い神たちの中にいる、戦争とか嵐とかを司る神なんて、だいーぶ闇的に期待大だ。その分荒々しーかもしんないけど、げひーんでそやーな感じはバンくんで慣れてるし。そいじゃ、張り切っていってみよー。
* * * *
「ほ~~う、なるほどなぁ、クソなるほどだぜぇ。なんにせよだ、このオレ様に目ぇつけるたぁ、クッソセンスいいぜぇテメェ!」 「…なんか、いきなりだいぶフランクにそやだなあんた」 「ああ? オレは異邦の神でもあるんだ。クソみてぇなよそモンにも、クッソ寛大なのよぉ! で、そのクソ『13の鍵』ってなぁ、何すりゃあいいんだ?」 「…クソ、多いな… まあいいや。あたいたち『教会』は『13の忌み種』がてきごーするやつらを探してるんだよ。それがうまくてきごーすれば、そいつは13席ある『鍵の座』に座ることができるんだ」 「フン………で、何すりゃあいいんだ?」 「うん、だからね、まずはあんたに『忌み種』が合うか試させてもらおうかな」 「………その次は?」 「…次? そうだな、仕込んだ忌み種が成長するように、あんたの光の中にくすぶってる闇を育ててもらうんだ」 「………次」 「…なんだ、せっかちだな。上手く成長したら、ある方々がこの世界に来やすいように、破壊の限りを尽くしてもらうよ」 「あぁぁぁ?」 「(ビクッ!)…な、なんだよ」 「…クソいいじゃねぇか! クソ単純でいい! そういうのはクソ好物だぜぇ! でぇ、次はどうする!!」 「う、うん… 最終的には、『ファティマの扉』ってのを開くのが『鍵』の目的だよ」 「………じゃ、その前」 「…ま、前? だから、その、破壊の限り…」 「いいいいいぜぇぇぇぇ! そりゃあいい! クッソクソいいぜぇ! そういうのはクッソ好みだあああ! で、どうすりゃそれになれる!?」 「いや、だからね、光の中にくすぶ―――」 「その次ぃぃぃぃ!!!」 「ヒッ…は、はか…い…?」 「んんんいいいいぜえええええ! そういうなぁ、クッソこのみだあああああああ!!」 「…………」 「…で?」 「…………ごめん」 「ああ?」 「…ちょっと、今日は帰るね」 「おお! クソまた来いよ! クソ鍵とか開けて、クッソ待ってるからなああああ!」
* * * *
…しょーじき、ビックリした。げひーんとか、そやーとかいうれべるじゃなかった。あんなものが存在するんだな。世界は広いな。まじめにバンくんとかが可愛く見えた。次からは、戦争とか嵐とか、そういうのは止めて、もっと頭のよさそーなやつを探そー。しかし、ホント、思い出しただけでクッソ――やべ、うつった…。
――ある日の『ポーのスカウト日誌』より
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体重 |
クソうぜぇ! |
戦闘力 |
クソ強ぇぞ |
野望 |
クソでけぇ |
嫌いなもの |
クソガキ |
司るもの |
悪と嵐と戦争 |
イラストレーター |
加藤 さやか |
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