ランスロット(UR)
基本情報
名前 ランスロット
種族 海種
ジョブ アタッカー
召喚コスト 70
<タイプ> 大逆者
タイプ ラウンドナイツ
HP 600
ATK 100
DEF 110
覚醒
超覚醒
アーツ
CV 北沢 力
備考 降魔〔~背徳の騎士~〕との同時登録不可

アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 【白】湖の騎士
自身が戦場に出ている間、自ユニットの移動速度・マナタワー制圧力・アルカナストーン破壊力が上がる。
【黒】アロンダイト
自身の攻撃力と移動速度が上がる。
さらに、自身が攻撃した敵ユニットの攻撃ウェイトを、一定時間止める。
ただし、自身が戦場に出ている間、自ユニットのタワー制圧力とストーン破壊力が下がる。
アーツ CHANGE
超覚醒アビリティの【白】と【黒】を切り替える。
消費マナ 10

ステータス
状態 HP ATK/DEF
召喚 600 100/110
覚醒 650 130/140
超覚醒【白】 700 200/210
超覚醒【黒】 260/210

DATA・フレーバーテキスト
+ Ver3.5
Ver3.5
身長 1.90[meter]
体重 85[kg]
かつて仕えた アーサー王
かつて奪った グィネヴィア妃
かつて殺した 円卓の友
異名 湖の騎士
イラストレーター あかぎ
フレーバーテキスト
かつて、私には敬愛する主君がいた。

王でありながら、どこまでも正しく強い、最高の騎士であり、誰にとっても優しく暖かい、眩き光――そんな人だった。

初めて出会ったのはお互い幼いころ――彼は知らないことだが、幼い私は、ずっと湖から彼を見ていた。

闇の運命を背負った子として、暗い湖の底で人ではない者に育てられた私は、よく湖のほとりに遊びに来る、彼の太陽のような笑顔に魅せられた。

想いつのらせ、幾度かだけ、育ての母の言いつけを破り、陸に上がって彼と遊んだことがあった。きっと彼は覚えてなどいないだろうが、その時の“騎士ごっこ”の思い出が、私の人生を決定づけたのは間違いない。

長じて騎士となり、王となっていた彼に再び巡り合えたことは、まさに運命だったと思う。

ありていにいえば、思い出の中の彼は私の憧れであったし、従者として彼と共に戦えることは、最高の誇りだった。

私は命の限り、彼の一歩後ろを歩き、彼を守り、支え、ついていこう――そんな気持ちを抱き、そんな私の思いに応えるように、彼もまた私を目にかけてくれた。

ある戦の祝勝会の終わり、ひとしきり二人で笑いあった後、彼は照れくさそうに私に言った。


――君の騎士道と剣を、僕は本当に尊敬しているんだ。君が僕を目標と言ってくれるように、君は僕にとっての目標でもある。君は僕に厳しいことを言ってくれるし、それでいて、他のみんなには言えないようなことを、一緒に笑って聞いてくれる…内緒の悪戯とかね。ハハ、こういうのを、親友っていうのかな?――


その時私は、身が震えるほどに――嬉しかった。

そしていつしか、彼の一歩後ろからその横に――最高の騎士であり王である彼の横に並び立ちたい…同じ騎士として、そして彼の最も親しき友として、真に相応しき者となりたい――そう思うようになった。


私は、その背中に追いつこうと必死で鍛錬を重ねた。

しかし、彼の光は眩しすぎた――

その光は、多大な勝利と成功の運命をひき寄せ、地方の王でしかなかった彼を、世界の舞台へと押し上げていった。彼の周囲には優れた騎士が集まり、世界を動かす城の円卓を囲むようになった。

次第に彼の背中は遠くなり、私がどれだけ努力をしても、その距離は縮まるどころか、離されていく一方――息苦しさと焦りを感じ、思うように剣を振れなくなった。

一歩後ろから隣を目指していたはずが、次第に二歩、三歩と後ずさり、彼が放つ光だけがどんどんと強くなる。そのあまりの眩しさに、私は彼から目を背け、自らの体から伸びる影を見つめるだけ――。

しかしそんな私に対する彼の態度は変わることなく、彼が私のもとに駆け寄り、変わらぬ屈託のない笑顔を見せるたびに、私は、惨めな思いに下を向くようになっていった。

王の隣に立てる騎士となりたかった…だが、私にそのような力は無いのではないか……“闇の運命”を抱えた私が見るには、過ぎた夢なのではなかったか……あなたの隣に立ちたかった……あなたと同等になりたかった……私に、まだあなたの親友たりえる資格はあるのだろうか……

そんな私の心の闇が、私に彼の大切なものを奪わせ、非常な裏切りへと導いた。


そしてその闇が、『あれ』を世界に呼び寄せた――


* * *


「あ~いたいた。オメェよぉ、い~加減にしちゃってくれねぇかなぁ。言ったろ? 逃げても無駄だってよ。お前がどこに行こうと、オレにはその居場所がす~ぐわかっちまうんだよ」

人里離れた静かな森の中――全身に紋様を刻んだ頭巾の男は、目の前の騎士の背中に向かって、うんざりした様子で声をかけた。

果たしてその声が聴こえているのか、遠い目で空を見上げる騎士を見て、頭巾の男はやれやれと首を振った。

「…逃げたのではない…ただ、この度の貴兄の命にはどうしても従うことはできないというだけだ」

その澄んだ湖の如く穏やかな瞳、そして、手にした白銀に輝く“円卓の証”――まさに彼こそ、かつて円卓最強の騎士と謳われたランスロット、その人であった。

「だぁから、それを逃げるっつーんだよ! …チッ ったく何が良くて何が駄目なんだか、わかりにきぃんだよ! 付き合いたての彼女か、テメェは! そういうはなぁ、マジで大人のすることじゃねぇぞ?」
「…この度の殺生にはまるで意味がない。そもそも、貴兄の言う“仕事”とは、どれも騎士道に反する非道なものばかりだ。たとえ私の魂の“所有者”である貴兄が命じたことだとしても、譲れぬものもある」
「だーかーらー、だいたい毎回殺生で破壊だっつぅの! なーんでこないだのは良くて、今回のは駄目なんだよ!!」
「………」
「……マジ態度悪ぃなテメェ… あーそうかよ、じゃあオレも何度も言うぜ? お前が仕事を果たさない限りは、“死なせてやらねぇ”ってな」

その言葉を聞き、ランスロットは疲れたように目を閉じ、頭巾の男から顔を背けた。

死なせてもらえない――それは、彼にとって、最も辛い言葉だった。

本当ならば、自ら命を絶ったあのとき、彼の生涯は、完全に終わったはずだった。しかし、再び目覚めた彼は、『忌み種』なるものを植え付けられ、『教会』という存在の所有物となっていた。

今や、自らの体を斬りつけたところで、傷はすぐふさがり、血すら流れることはない… だが、人でなくなったことなどどうでも良かった。ランスロットは、再び『ランスロット』として存在しなければならなくなったことに絶望していた。

「まぁ、オレとしても計算外だったんだけどな。ポーからテメェの魂を受け取ったとき、既にイイ具合に“染まってる”と思ってよぉ、“種”ぶっこんで目覚めさせたらハイ完成! ってはずだったんだが… どうもテメェはまだ染まりきってねぇみてぇだ。ちゃ~んといい子に仕事して染まっちまえばラクになれるんだぜ? オメェはオメェじゃなくなって、罪の意識なんてど~でもよくなる。全部終わりゃ望み通り殺してやるし、願ったり叶ったりだろうがよ」

そう言いながら、頭巾の男はゆっくりと騎士に近づき、その顔を覗き込んだ。

「…なのにテメェはそうしたがらねぇ。なんでだろうな? …オレは結構観察力とかあっからよぉ、どぉれ、少し見てやろうか… ほぉれ、見える~見える~」

頭巾の男は、ランスロットの前で両手をくねくねとさせて目を細めた。ランスロットはその視線から目をそむけ、じっと動かない。

「あ~ あ~ あ~ 見えるなぁ、テメェのウジウジしたダッセェ未練を感じるぜ。犯した罪を忘れたら、かつての仲間との繋がりが切れちまうとでも思ってやがるのかぁ?」
「……」
「んじゃアレだ、実はどっかで仲間と再会して、テメェの罪を赦してもらえるんじゃねぇかとか、ご期待妄想かましてやがんのか? そんでまた高潔な騎士に戻ってめでたしめでたし狙いってやつだ」
「黙れ…」
「ハハ! それでか、そんなら今さら騎士道がどうとか言ってんのもわかるぜ。健気だねぇ、クソ裏切り者のくせしてよぉ」
「――それ以上は、許さん」

ランスロットは頭巾の男の首元に刃を突き付けて凄んだ。そして、怒りを鎮めるようにゆっくりと肩で呼吸をしつつ、激しい形相で頭巾の男を睨みつける。

頭巾の男は目を見開くと、口をすぼめてすぅっと大きく息を吸い込むみ、ぶはぁ、と一気に吐き出した。

「びっっっっっっくりしたあああ!! いくらテメェがオレを攻撃できねぇってわかっててもな、びっくりすんだろ!! いつも言ってんだろが! オレは臆病だってよぉ!!」
「………」

夜の森の静けさが、ふたりのやり取りの滑稽さをより一層浮かび上がらせる。

頭巾の男は、刃の切っ先を見ながらおどおどと顎を引き、ランスロットの後ろに回り込んで肩をたたいた。

「…わかったわかった、騎士道な。悪かったよ、元気出せよ彼女ぉ… そうだよなぁ、色々あってテメェはとにかく死にてぇんだもんなぁ~」

男はそう言うと、何かを考えるように顎に手をそえて宙を見あげる。そして、何かを思いついたように、ポンと手を叩き、「あぁ~ そうだ! そうしようぜ!!」と嬉しそうにランスロットに顔を向ける。

「もっかい、試しに死んでみっか」
「……?」
「実際な、死んでもらっちゃこまるがよ、上手くいきゃぁ…あ? オレ的には上手くいかなかったらか? まぁ、死ねるかもしんねぇ。でも死ねなかったら、すっぱり“染まって”立派な『鍵』の完成だぜ」

ひとり楽しそうに体を揺らす頭巾の男に、ランスロットがいぶかしげな目を向ける。

「何を言っている…」

頭巾の男はピタリと止まり、肩ごしに振り向いた。

「あぁ? お優しいオレが、テメェの未練を断ち切ってやる、つってんだよ」

頭巾の男はそのままぶつぶつと何かを呟くと――手にした“機甲グリモア”を開き、ニヤリと笑った。

「…そんじゃ、会いに行こうか――お友だちによ」

考察
海種の新たな70コストアタッカーであり降魔の~背徳の騎士~本人。
その為~背徳の騎士~とは同時登録ができなくなっている。
キマor【妻】キマ、アニュイの2種類のコストカットに対応しており基礎スペックも100/110と及第点。
召喚と覚醒でアビリティが無いのが痛いが超覚醒でチェンジ能力を得る。
白は自ユニットの移動速度・マナタワー制圧力・アルカナストーン破壊力が上がる。の味方のサポート。当然自身も含む。
この内マナタワー制圧力・アルカナストーン破壊力に対応するアビリティを持つ~廃滅の機神~とはジョブも含めすべてにおいて相性が良い。
黒は白とは逆に戦闘特化になりATKが260、超覚醒スピードアップに加えディレイアタックと戦闘面で優遇されるが、自分のマナタワー制圧力・アルカナストーン破壊力が実質半分になる。だが移動速度は下がらない。
フリックで弾けばディレイアタックの効果によりスロウアタックの効果がほぼ切れる為足の速さも含め逃げやすい。
90コストディフェンダーには流石に捕まってしまうが相手のスロウのタイミングをずらす事ができれば逃げることもできる。
また海種にはジャックフロストと根本トライブサポートAにより実質黒はATKは280前後となりクトゥルフ以外のマジシャンであれば大抵は大ダメージを与えすぐに撤退させることができる。
だが問題はマジシャンの隣には高確率で降魔ディフェンダーが存在するのでそのまま返り討ちされない様に注意。

~廃滅の機神~以外にも不死との相性も良い。
不死には大型のアタッカーが存在していないのでこのユニットが傭兵として入ることによりアレクトーの破砕力やモルガンの紋章効果により白状態の破砕力がさらにあがる。
隣にディフェンダーを用意する場合【】ドリアン・グレイであれば最高速の場合、黒状態で並走でき、白状態であればアタッカーを追い抜くスピードを得る。
ジャックフロストとは方向性が違うがモルガンも不死で紋章を作ればATKが+10される。
マグノリアを使用することでスービエと似たようなディレイアタックを行える。

チェンジ持ちはテクニカルな動きを要求されるので状況判断を誤らない様なプレイングを要求される。

キャラクター説明
本文


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  • 超覚醒 黒時
    atk260def210 -- 名無しさん (2016-10-04 01:21:07)
  • 白のタワー制圧+25、石割+50で黒のタワー制圧-20、石割-50 -- 名無しさん (2016-11-04 09:16:40)
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最終更新:2016年11月27日 21:04