【想い】ハルフゥ(R)
基本情報
名前 【想い】ハルフゥ
種族 海種
ジョブ マジシャン
召喚コスト 50
<タイプ> 妖艶
タイプ マーメイド
HP 500
ATK 80
DEF 90
覚醒
超覚醒
アーツ
CV 岩崎 愛
備考 海種〔ハルフゥ〕との同時登録不可

アビリティ
召喚 なし
覚醒 普通の人魚の漲る激励
自身と自身の周囲にいる、HPが一定以下の自ユニットの防御力が上がる。
超覚醒 人魚ビーム
攻撃力が上がり、ファイタースタイル時に射程距離が延びる。さらに、ファイタースタイル時の通常攻撃のダメージと、魔法弾の弾速が上がる。
最近修正されたバージョン Ver3.510 [2017.01.26]

ステータス
状態 HP ATK/DEF
召喚 500 80/90
覚醒 550 100/110
100/160(HP300以下)
超覚醒 600 200/190
200/240(HP300以下)

DATA・フレーバーテキスト
+ Ver3.5
Ver3.5
身長 1.57め~た~(人脚時)だよ!
体重 46.5きろ(人脚時)だよ!
夢は? およめさんだよ!
好きな人 いるみたいだよ!
脈のほどは? まだまだつまには早いかな~
キ~~マ~~~~!! わ~ん! コジュートおこった~
イラストレーター 匡吉
フレーバーテキスト
 episode:【想い】ハルフゥ

(from "Ver.KK  【粛醒】ムー")


『アルカニア海戦 Ⅲ』 


追いすがる敵は振り切り、進路を阻む敵も全て駆逐した。

アルカニア島までの距離はあと残り数キロであった。

しかし、ポセイドン艦隊の上陸をあくまで拒もうという島の意思が溢れ出たかのように、島沿岸の海面より、見渡す限りを白く染める強烈な光が拡散した。

あまりの眩しさに先頭で旗艦を引くヒッポカムポスが水を掻く足を止め、合わせて全艦隊が停止する。

船尾楼甲板の玉座にて、額に手をかざしつつ毅然と前を向くポセイドンは、光の収束と共に遠くせり上がった海面を確認し、

「……間に合わなかったか」

と三叉槍の柄を強く握りしめた。そして暫く後に来るであろう高波に備え、錨を下ろし、各員に体をロープで固定するよう指示を飛ばす。

「ポセイドンさん、今の光って……」

玉座の傍に佇むハルフゥが心配そうに訊ねる。

「うん……"ムー"だね。さて、どうしたものか……」

「ムーさん!? ムーさんどうなったの!?」

「………」

「ねぇ、どうなっちゃったの? 何が間に合わなかったの!? もうダメなの!? "あいつ"助けに行けないの!!??」

ハルフゥに高速でがくがく肩を揺さぶられ、ポセイドンが「あうあうあう」と激しく頭を揺らす。

「あーーもう揺らさないで!! 今いろいろ考えてるんだよ! あともう一度言っとくけど、私は偉大なる『深淵の王』だからね!? 私にこんなことするヤツいないからね!? キミって勇気のある人魚だと思ってたけど、ホントはただ無礼なだけなんじゃ……」

「ど う゛な゛の゛よ゛ぅ……」

涙を浮かべて腕にしがみつくハルフゥに、ポセイドンはポリポリと頬を掻いて嘆息すると、

「とにかく、予想した通り"最悪"が起きてしまったようだ。おそらくムーが『レムリア』の記憶を取り戻したんだと思う。こうなる前に回収したかったんだけどね……」

「記憶を……? 取り戻すとどうなるの?」

ポセイドンは舳先の前で身を固くしているヒッポカムポスに目を向けた。

「このヒッポもそうだけど、私たちは遺跡で見つけた『レムリア』の"遺産"を解析し、その技術を取り入れて軍備を増強してるんだ。"伝承"だと、ムーは『レムリアの守護神』――いずれ蘇ると信じられていた『レムリア』の民のために、その遺産を守る番人と伝えられている。つまり記憶を取り戻した彼にとって、私たちは始末すべき"墓荒らし"というわけさ」

「そんな……でもさっきまですごく礼儀正しい感じだったし、ポセイドンさんはあの人を助けた恩人でもあるんでしょ? なら話せばわかってくれるんじゃ……」

「残念ながらそうはいかないだろうね。彼の半分は"機械"だ。きっと思考は"守護神の使命"に上書きされているよ。記憶を失くしていた今までが彼本来の人格なんだろうけどさ……それにしても、だ。タイミングが良すぎる。彼が一人になる瞬間を狙っていたとしか……もっと注意するべきだった。やはり『混沌』が絡んでいるのか、それとも別の……」

その時、にわかに甲板が騒めき、シャークマンの一体が玉座の下に駆け寄って告げた。

「王! 衝撃波ガ来ルゼ!」

「おっとそうだった――みんな体はロープに繋いでるな? 対ショック姿勢! どこかにしっかり掴まれ!! ヒッポ! 潜行だ!!」

ポセイドンの号令と共に、海馬たちが一斉に船を曳き海中へと潜り始める。同時にひと際大きな旗艦の全高をも超える高波が全艦隊に多いかぶさった。

凄まじい海流に抵抗すべく、外輪を高速回転させて耐える船体が捻じれ、軋みを上げる。海馬たちもまた、少しでも船の波除けとなろうと、必死に海中にて体を起こして船を庇う――。

そうして耐えること数分、波が落ち着いたのを見計らい、艦隊は様子を見ながら再び浮上した。

いち早く海上に出たポセイドンは、全船の浮上を確認すると伝声管の蓋を開き「状況報告!」と指示を飛ばす。するとすぐさま、伝声管から次々と各艦の状況が報告される。

ポセイドンは玉座に腰を下ろしてその内容を聞きながら、

「……一キロは流されたか。改良したグラビティアンカーでここまで運ばれるとか、どれだけのパワーだよ。ホント、恐れ入るね」

そう呟き、"客人たち"の様子に目をやった。

ハルフゥは玉座に結んでいた縄を解いて、またもや目を回して倒れ込んでしまったキマを介抱しており、機械を覗き込んでいたノーチラスは、ムーの引き起こした波の様子が気になるのか、船縁から海面を覗き込んでいる。そしてノアはあいかわらず箱に閉じこもったまま縄に絡まっていた。

「みんな無事なようだね」

「うん……それで、これからどうするの?」

ハルフゥがキマを水槽に寝かせつつ、玉座のポセイドンを見上げる。

「そうだね。退がればまたクトゥルーたちとやり合うことになるし、ムーを放っておいては島には辿り着けない」

「つまり、ムーさんと戦うってこと?」

「彼とは"盟約"を結んでいる。彼の本意による破棄でないならば、当然穏便に済ませたいところだけどね――とりあえずは、今の彼の力を確かめるとしようか」

そう言うと、ポセイドンは再び伝声管の蓋を開いた。

「翼包囲だ! 右翼、二番艦シー・パンサー隊! 左翼、三番艦シーライオン隊! それぞれ『霊子魚雷』を十機セット! 標的を囲め!」

すると、旗艦の両脇に並ぶ船の側面ハッチが開き、右舷後方の船から黒い海獣が、左舷後方の船からは金色の海獣が、それぞれについた三つの首を高く伸ばし、六重の咆哮を上げて颯爽と海に飛び込んだ。続いて「鋼の筒」を抱えた「クローラー」と「海サソリ」の群れが続々と飛び出し、鳥が翼を広げるように広く展開していく。

その様子を眺めつつ、ポセイドンは遠距離通信用のオーブを手に取り、

「よし! そのまま標的との距離一キロまで近づくんだ。いいかい、近づき過ぎちゃ駄目だよ!」

そう指示を出すと、「博士、"アレ"の準備の方はどうなった?」とノーチラスに声を掛けた。

ノーチラスは、

「まだじゃよ~。苦戦中じゃな~」

と返すものの、未だ船縁から海を覗き込んだままで、特に作業をしている様子はない。その態度に、ポセイドンはこめかみにうっすら青筋を浮かべたが、

「なら先にモニタリングを頼めるかい? 今からムーに仕掛けるからさ」

ぐっと堪えつつ強張った笑みを浮かべる。

しかしノーチラスはどこ吹く風で、やっぱり海を見下ろしたまま、

「んーーそれよか、さっきの波でいろいろ流れてきてのぉ、結構気になるもんがそこかしこに引っかかっとるんじゃ。ほれ、アレとかソレとか……あ、わしあのおっきいの欲しい!」

「あーもう、わかったよ! 誰か博士の好きなもの好きなだけ引き上げといて!!」

ポセイドンが命じると、数体のシャークマンたちが網を投げ、船縁に浮かぶ雑多な残骸やら大小様々な生物を引き上げ始めた。それを見て、多関節の腕をカチカチ鳴らして喜んだノーチラスは、やっと船縁から離れて持ち場の機械へと戻っていく。

それを横目にやれやれと息を吐いたポセイドンは、望遠鏡を覗き込んだ。

丸い視界の中央で、全身に光を纏い、長い髪をたなびかせたムーがこちらを睨んでいる。

「やはり、間違いないか……」

そう呟くとキッと目に力を込め、オーブに向かって叫んだ。

「『霊子魚雷』、放てーー!!」

指令に応えて海獣たちが吠え、それを合図にクローラーと海サソリが抱えた筒に一斉に霊気を送り込む。すると筒が震え出し、筒底から激しく霊子を噴射したかと思うと、凄まじい速度でムーへと走った。

魚雷の描く白い軌跡を、皆が固唾を飲んで見守る。

しかし伸びゆくラインの中央に浮かぶムーは、特に動じる様子無く王錫を掲げると、その先端から眩い光を発した。

王錫の光は薄青い光の膜となり、ムーを中心に同心円状に広がっていく――すると、膜に触れた魚雷たちが突如速力を失い、次々と沈んでいくではないか。

見守る者たちの方々から落胆の息が漏れたが、ポセイドンはハナからそうなることを予見していたのか、僅かに目を細めただけでノーチラスに訊ねた。 

「どうかな博士?」

「んあ~~、二百メートルっちゅうところかのぉ」

「二百か、それくらいなら……」

「何今の!? どうなったの!?」

状況が理解できず戸惑うハルフゥにポセイドンが答える。

「『太陽石』の"力場"さ。彼の中に収められた『太陽石』は生命、物質問わず、あらゆるエネルギーに作用し、影響を及ぼす。"活性化"から、"沈静化"まで自在にね。今あの膜の中に入れば、どんな生命であろうと霊気を鎮められて生きた死体になっちゃうってわけ。だからその効果範囲を測ってみたんだけど……」

「……そんなすごいの、なんとかなるの?」

「正直、厄介だね。霊気をたっぷり詰めた『霊子魚雷』があの一瞬で停止させられてしまうんだ。となれば、手は"これ"しかない。やりたくはなかったけど――」

そう言うとポセイドンは立ち上がり、

「四番艦から十五番艦、機関長を残し総員退艦!!」

そう気勢を張って指令を下した。

「た、退艦……!?」

「あー、確かにのう。それしかないわなぁ」

「あーもう! わかんないことばっかり! 何!? おじいさん、どういうことなのおおおお!」

ハルフゥが今度はノーチラスの肩を高速で揺すり、ノーチラスが「わ~し~の~な~な~い~ろ~の脳~細胞が~~」と声を震わせ、必死にその腕を振りほどく。

「はぁ、はぁ……なんじゃこの人魚っ娘は!? つまりなぁ、"船を突っ込ませる"っちゅうこっちゃ。この艦隊の船はみ~んなあのレムリアの小僧を真似た『黄金機構』を積んどる。さすがに中の動力源は『太陽石』っちゅうわけにはいかんがの。じゃが『黄金機構』は太陽石の影響を受けにくいよって、突っ込めばあの力場を突破できるかも、っちゅう話じゃ」

「ご名答、その通り」

「でもそんなことしたら、船に押しつぶされてムーさん死んじゃうんじゃ……」

「そこらへんも考えての作戦だよ。向こうもただ黙ってぶつけられるわけにはいかないからね。当然エネルギーを放出して物理的な破壊に出るはずだ。それを繰り返させ、『太陽石』のエネルギーが尽きたところを捕縛する。消耗作戦だけど、これしかない」

ハルフゥは二人の解説を呆けた顔で聞いていたが、少し頭で咀嚼した後に納得したようで、

「そっか! さっすがポセイドンさん!!」

と笑顔を浮かべ、「よかった……これであいつ助けにいける……」と胸を撫でおろす。

「ふふーん。そうそう、そういう尊敬の眼差しね! も~っと褒めてくれていいよ!」

その反応にポセイドンは砕けた笑みで胸を張ると、「そうだ、念には念を入れて……」と、さらに何やら伝声管に指示を飛ばす。しかし――三叉槍を握るその手には、ぎゅっと力が込められたままだった。

そうして一通り指示を終え顔を上げると、先の攻撃ではっきりと艦隊を敵と認識したのか、ムーが"力場"を展開させたまま、艦隊に向かい高速で移動を開始していた。

「さぁ、正念場だ!! タイミングを間違えて力場に飲まれたら一瞬で沈められるぞ! キャンサー、シザーズ、四番艦から十五番艦の海馬たちを解放、並びに同艦機関長、標的接近速度に合わせ角度修正の上『黄金機構』始動! 私の号令までは退艦するなよ? 二番艦、三番艦は退避した船員を収容した後、後方に五百メートル後退! 四番艦から七番艦は、臨界運転にて合図を待て!!」 

矢継ぎ早の指示と共に海面が山のように盛り上がり、浮上した青灰と赤色、二体の巨蟹が、その巨大なハサミで次々と海馬たちの引き具を断ち切っていく。そしてゆっくり艦隊の前面に進み出た四隻の船が、外輪の軸から白煙を上げつつ、今から起こる戦いに武者震いするかの如く船体を震わせた。

ポセイドンは迫るムーを見つめると、すっと目を閉じ――


「第一波、放てえええ!!」


号令が轟き、先頭の四隻が唸りを上げてムーへと突進した。

対するムーは、何が来ようと問題ないとでもいうのか、王錫を掲げて力場を張ったまま、速度を落とすことも、進路を変えることもなく真っ直ぐ突っ込んでくる。

「力場接触マデ残リ九十メートル!」

見張り台のシャークマンが叫んだ。

「五十、四十、三十……」

甲板、海面、各所で見守る者たちの手に力が入る。

「十……接触します!!」

ガスンッ――広げた扇をすぼめるように力場に突入した四隻の船尾が、見えない壁に衝突したように跳ね上がった。

ハルフゥがギュッと目を閉じて祈る様に手を握り合わせ、ポセイドンが船を後押しするように力強い視線を送る。

動力を伝える船の外輪は――止まっていない。そして、四つの舳先がゆっくり力場へと差し込まれ、次第に速度を上げていく。

「やった! 進んでる!」

「よおおし! いっけえええ!!」

ポセイドンの声に勢いを増したように、船がぐんぐん速度を上げてムーへと迫る――。

そこでムーはやっと速度を緩めると、両手で王錫を掴みぐんと力を込めた。

無音の光が閃いた。

遅れてドンッ、とソニックブームが宙に綺麗な輪を描き、空気を焼く光線が真っ直ぐ船を貫いた。

一瞬で溶解し沈む船――その光がさらに一つ、二つ、三つ、閃くたびに、船が溶け消え轟沈する。

「いいぞ……」

ポセイドンは三叉槍を振り上げ、さらに叫んだ。

「いけるぞ! 休ませるな! 第二波! 続けえええ!」

激しく外輪を唸らせて、続けざまに四隻の船がムーへと特攻をかける。

船が再び力場を突破すると、ムーもまた、即座に光線を放って応戦する。すると、今度の船には火薬が詰め込まれていたのか、激しい爆音と共に炎が噴き上がり、海上を炎の赤と煙の黒に染める――。

そして、ムーが足を止めた。

ポセイドンが思わず片足を前に踏み出す。

「第三波出力を調整! これで最後だ!! あいつを干上がらせろ!! 放てえええ!!」

ドンッ、ドンッ、と音を立てて爆散する船と炎の間を突っ切り、さらなる四隻が高速を維持しつつ力場に突進する。

それを見たムーは、今までよりもじっくり王錫に力を溜めると、今度は四本同時に光線を放った。

光線は意思を持っているかのように宙にて軌道を修正しつつ、高速で迫る船に寸分の狂いもなく直撃した――のだが、なんと、その光の筋は船の表面を焼きつつも、滑るようにベクトルを逸らして飛び過ぎる。

「は、弾いたの!?」

「ふふん、最後の船にはグラビティアンカーをバラして"重力壁"を張らせた。急ごしらえだから屈折率はそれほどでもないけどね。でも威力をそぎ落とすには十分さ」

ムーがさらに光線を放つが、船は船体を削りつつも速度を緩めない。

遠めに、ムーの顔が仄かに歪んで見えたか――。

しかし、二射、三射とさらに連続で光線を撃ち込まれるうちに、とうとう船の機関部が溶かされ、四隻共に、ムーに辿り着く二十メートル程手前で爆散した。

激しく炎が立ち昇り、流れ出た可燃性の燃料にも火が回ったのか、辺り一面が文字通り火の海と化す。

果たして、ムーは――。


皆が燃え立つ海に注目する中、

「うにゅー、ボンボコいってうるさいー」

水槽で寝ていたキマが目を覚ました。

そして同じく炎に染まる海を見た、そのとき――。

炎の壁が、割れた。

キマは目を大きく開けると、

「わ! まっかっかのなかにおにいちゃんだ! おーい! きかいのおにいちゃーーーん!」

手を振る先に、ムーが立ちすくむ。

爛々と攻撃衝動に染まった目を見開き、強く輝く黄金の光を纏って――。


「……えと……これって……」

ハルフゥが体を強張らせ、

「うん――」

ポセイドンはギリリと歯を噛み、

「失敗だ」

力なく、三叉槍で床を突いた。

その傍を、ノーチラスがひょこひょこと歩き出て遠くのムーを見やる。

「フォッフォッフォ、な~るほどのぉ~。レムリアの記憶と共に『黄金機構』も覚醒してエネルギー循環効率が増したんじゃろうなぁ~。こりゃあ元の比ではないわい」

「そ、それでもだいじょうぶよね? まだ手はあるのよね!?」

ハルフゥがぎこちない笑顔を浮かべつつ、ポセイドンとノーチラスを交互に見る。

しかし、ノーチラスは首を振った。

「どうじゃろうなぁ。あそこで止まっとるのは、だいぶエネルギーを消費したっちゅうのもあるんじゃろうが、こちらの思わぬ攻勢を受けて警戒し、再充填しとるんじゃないかのぉ~。しかも余力を残したままで。力場もまったく消えとらんし~」

そして、ポセイドンは黙って海上で佇むムーを見つめると、

「…………」

「どうされるかの、陛下。まだ"アレ"の起動を試みますかの? アレが動きゃ少しは希望があるやもしれんが……いや、なんでそう思ったんじゃっけ……見た感じそ~んなたいしたもんでもないような……あれ? え~と……」

「いや、もういいよ」

そう言って踵を返し玉座に向かった。

「伝承によると、アレはアトランティスの守護太母と並ぶ大海霊だというからね。コントロールできればムーとも渡り合えるじゃないかと思ったってだけさ。けどあの力場がある以上は望みも薄いだろうな」

「で、でもポセイドンさん、次の手があるのよね? 島には行けるのよね!?」

「そうだね、次の手は――」

そうしてポセイドンは鼻から長い息を吐くと、玉座に深く腰を掛けた。

「撤退だ」

「え……」

ハルフゥが呆けたように玉座を見上げる。

「お、そうなの? じゃあわしはさっきの拾いものの検分をするかの~」

その後ろをノーチラスが嬉しそうに通り過ぎ、そそくさと甲板端で先程引き上げた残骸や生物たちを調べ始める。

ハルフゥの顔が、にわかに歪む。

「まってよ、ポセイドンさん。それじゃあ……」

「ああ、悪いね。君のお仲間を助けることはできない」

そう冷たく言い放つと、ポセイドンは「撤退準備だ! 残った艦は兵を収容して回頭!」と伝声管に指示を出す。

「そんな……」

「さっきの作戦に賭けたんだけど、結果は見ての通りさ。残る戦力も少ない。そしてムーは、レムリアの技術を盗用した私たちをどこまでも追ってくるだろう。残った燃料じゃ正直逃げ切るのもギリギリだ」

「でも……そうだ! ノア、ノアはいいの? 助けてくれなきゃノアは手に入らないわよ!?」


「アレは惜しいけどね、兵たちの命全てをかける程の価値はないさ」

「っ………!」

ハルフゥは何か言い返そうとするが、代わりに自分に何ができるわけでもなく、もはや言葉は出てこなかった。

「ハルフゥ、キミも諦めた方がいい。命あってのなんとやらさ。作戦はお終いだ」

横を向いたままそう告げるポセイドンの表情は、赤金色の髪に阻まれ窺えない――。

そんな二人の重い空気に構うことなく、水槽からキマが元気に飛び上がりハルフゥにしがみついた。

「わーい、もうおわったの? それじゃ、だんなさまんとこにかーえろ!」

「キマは黙ってて!!」

下を向くハルフゥが怒鳴る。

「うっ……」

初めて聞くその声音に、

「ぅぅ……うわわわわ~~~ん! おねえちゃんが怒った~~~!」

キマが驚いて飛び退り、声を上げて泣き始める。しかしハルフゥは顔を伏せたまま――

「言ったじゃない、あいつらを助けてくれるって……」

「だからゴメン。もう無理なんだ」

「無理でも……それでも……」

「ハルフゥ。悪いけど、キミの言葉でこの決定を覆すことないよ」

「ウソつき……」

「それでいいさ。その代わり――」

ポセイドンは立ち上がると、

「君らが逃げ切るまで、しんがりはしっかり務めるよ」

三叉槍を手に取り舳先へと歩き出した。

「え……」

「こう見えて私はこの場の誰よりも強いからね。君らが逃げ切るまでくらいなら持ちこたえてみせるさ」

そう言って「おいっちに、さんし」と手足を動かして体をほぐし始める。

その動きや口調は余裕のある雰囲気に飾られているが、その分だけ、彼女の背中からは表に出せない悔しさが滲んでいた。

それを感じ取ったハルフゥは、

「……あたしも残る」

そう言った。

「はい?」

ポセイドンが振り向き、首をかしげて苦笑を浮かべる。

「はっきり言うけどね、足手まといだよ」

「わかってる……それでも、あいつを見捨てて行けないもん」

「いや、でもさぁ」

「頼ってくれたの――」

ハルフゥの手が小さく握られ、

「あいつらは、なんの取り柄もない普通の人魚で、ただそこらの海でフラフラしてただけのあたしを頼ってくれたの。世界を取り戻すとかよくわかんないし、初めは成り行きだったけど……それでも、だんだんそれが嬉しくなって、あいつらといるのがあたしの普通になって……すごい変な奴ばっかりだし、たまに付いていけないくらい滅茶苦茶するけど……だけど、だからこそあいつらには普通のあたしが必要で、あいつが、あたしにそう言ってくれて……」

その肩を震わせる。

「それがどうしたの? その想いのためにここで死んだって、君の仲間は誰一人助からない」

「そうよね……ごめんなさい。でもこの気持ちはウソじゃないし、私も死ぬつもりはない……けど、助けられないなら、せめてあいつの最後に、少しでも近くにいたいだけ……」

「ふーん」

体をほぐし終えたポセイドンは、くるりと軽快に三叉槍を回して甲板を突くと、

「じゃ、好きにしなよ。そもそもキミとは利害のみの関係だ。キミが危なくなっても助ける余裕はないし、私は自軍の安全を優先するけど、それでもいい?」

そう言って、コクリと頷くハルフゥを肩越しに見やる。顔を上げたハルフゥは目に涙を浮かべつつも、決意の瞳でしっかりと前を向いていた。

その眼差しを受け止めたポセイドンは、やれやれと上を向いて頭を掻き、

「まぁ、私があいつの注意を引き付けてる間に部下たちを逃がすつもりだから、タイミングが合えばその隙に島に向かえばいいんじゃない?」

と振り返った。

その時、

「キマもいくーー!!」

キマが再びハルフゥに飛びついて来た。

「キマもいくよ! いっしょだよ! キマもだんなさまのちかくいきたい! おねえちゃんだけじゃないよ! だからひとりじゃないし、さみしくないよ!」

「キマ……あんた……」

涙で目を腫らして訴えるキマに、ハルフゥが優し気に微笑みそっと頭に手を置く。

「でもダメよ。あんたこのあたしより弱いんだし、ホントに危ないんだから。あんたは逃げなさい」

しかしキマはブンブン首を振りつつ、両手を上げて叫ぶ。

「おねえちゃんだけずるい! キマ強くなったし! キマはだんなさまの"つま"なんだから! "つま"はたまにはコジュートにもさからっちゃうんだよ!! キマは、だんなさまと、おねえちゃんと、かぞくみーんなでさいごまでそいとげるんだからーー!!!」

「キマ……」

すると、ガンッと何かを激しく叩きつける音が響き、離れた場所で残骸を調査していたノーチラスが派手な足音を立ててずんずん近寄ってきた。そして、

「すっごくやかましい!! 黙らんかおバカセルキーめ! 考察の邪魔じゃろうが!」

とキマの頭に甲殻のチョップを振り下ろした。

「いったーーい! なんだよ! へんな貝あたまのくせにー! そっちこそだまらっしゃいな"つまパーンチ"!!」

「(バキンッ!!)へぐぅっ!!」

キマが頭に撃ち込んだパンチの衝撃に、ノーチラスが吹っ飛び倒れ込む。

「だ、大丈夫かい、博士……?」

ポセイドンが声をかけるが、ノーチラスはぴくぴくと手足を痙攣させたまま動かない。

突然会話に割って入り、不遇にも瞬時に退場した哀れなノーチラスを眺めつつ、ポセイドンは「おほん」と咳ばらいをしてから気を取り直して告げた。

「……なんだか締まらないけど、そろそろムーも動き出すだろうし、私は行くよ」

「あたしも行くわ。ごめんねキマ、やっぱり連れていけない……元気でね」

「えー! キマもいくー!」

『それじゃ私もー』

と、今度は別の方向から聞こえた緊張感の欠片もないゆるふわ声に、皆が「へ?」と振り向く。

見ると、いつの間にか、緑髪の少女が眠そうに欠伸をしつつ縄に絡まった機械の箱の上に座っていた。

「ノア……」

『ピピピ――ふわぁ~、おはようございます~。いい揺れ具合だったのでちょとお昼寝してしまいました』

「"私も"って……あんた見てないからわかってないんでしょうけど、今こことっても危険なのよ!?」

『あらら、ハルフゥさま、何か危険なんですか? やだー、こわーい――で、何が?』

「ほら、あそこにいるムーさんが『レムリア』ってのの記憶に目覚めちゃったとかで――」

ノアはハルフゥの指さす方向を見て、「んー」と目を凝らす。

『あー、あれは機甲技術を応用した生物兵器さんですね。そして周囲のエナジーフィールドはアルカヌム粒子の低速運動法則を利用した力場です。少しレベルが低いですが、この世界の生物にしてはよく作りましたねー、偉い偉い』

そう言うと、何事もなさげにもう一度欠伸をした。

その様子に何か感づいたのか、ポセイドンが訊ねた。

「……ノア、もしかしてキミ、アレをどうにかできるのか?」

『できませんよ』

「それじゃなんでそんな……」

『でもできる人ならいます』

「それって誰さ!?」

ノアはくるっと箱の上で横に一回転すると、

『あなたです』

ビシッとハルフゥを指さした。

「あ、あたしぃ!!??」

『はい。あなたには、私のアルカヌムナノエネルギーの殆どをお渡ししています。ですからその体の内にはあの力場と同じく―― んー、わかりやすく言うと、「想いを形にするエネルギー」がどっかんどっかん詰まってるんです。つまり、それを放てばあんな力場くらい、へっちゃらぴーのいえーいで解体できますよ』

「そうなのかい!?」

ポセイドンがハルフゥの肩を掴む。

「わ、わからないけどそうみたい? え? そうなの!?」

『理論的にはいけます。状況を鑑みるに、できなきゃ残念死んじゃいますねー』

「しかしそれが本当なら……いや、でも無茶だ。あのフィールドを突破できても、その先にはムー本人がいる。充填してさっきよりパワーが増した彼を制するなんてことは……」

「『ムー』ですか……彼を鎮める方法ならばなくもありません」

さらに別の方向から声がした。

まったく耳慣れない凛としたその声に、今度は何だと一同が振り向くと――そこには、スッと背筋の伸びた佇まいも美しく、頭の甲殻に大きくヒビを走らせたノーチラスが立っていた。

「『「「 誰!!?? 」」』」

一同が目を剥く。

「フォッフォッフォッ、皆様何をおっしゃいますか。わたくしですよ。神聖アトランティス帝国科学省最高外科医療博士、ノーチラス・エラ・ルクレピオスにございます」

「いやいやいや、キミそんなキャラじゃないし!!」

「や~ん! "貝アタマ"がへんになっちゃった~! あれ? こっちのがまとも? そんでへん? あれ~?」

「あ。もしかしてさっきキマが殴ったから……」

『あー、キマさまにも私のエネルギー入ってますからねー。ソフトタッチでも多少の事象変動くらいおきることもありますよ。はっはっは』

戦いの覚悟を決めたこの期に及び、次々と起こる珍妙な出来事に、ポセイドンは軽くこめかみを抑えつつも今一度訊ねた。

「ふぅ……このメンツなら、どんなシリアスな状況でゆるい事態が起きても驚かないと思ってたけど、まだこんな……で、博士、その方法とは?」

「『ペリュトン』です」

ノーチラスが静かに答える。

「ぺりゅ……何?」

『ああ、アレですよ、ハルフゥさま。あの眼帯っ子が思わせぶりにアレアレ言ってた"アレ"のことです。きっと』

「しかしアレでは、ムーを倒すことは出来ないだろう?」

『ほら、アレって言った』

「ノアうるさい」

ノアを睨みつけるポセイドンに、ノーチラスは甲殻で覆われた口角を仄かに上げ、

「いいえ、倒しません。"元に戻す"のですよ」

と穏やかに微笑んだ。

「戻す?」

「はい」

そして何かを思いだそうとするように、肥大した脳の詰まった殻を指でコツコツと叩く。

「んん、なんだかやけに脳に響きますね……」

「キマわかった! パンチするとまともになるんだね! ならキマがもういっかい――むぎゅぅっ!」

「あの、もうちょっとそのままでいて欲しいんで、今はそこらへんいじらない方が……」

拳を振り上げたキマの口を塞ぎつつ、ハルフゥがノーチラスに先を促す。

「ふむ……まぁ、良いでしょう。この船の船倉に格納してある『ペリュトン』は、元はただの海霊なのですがね、実は神聖アトランティス帝国滅亡の折、わたくしがアトランティオイ科学の粋を集めて手を加えた――謂わば『人造海霊』なのです」

「人造……? しかし『ペリュトン』は、アトランティオイの超自然派に祭られた二大守護海霊の一体のはずだろう? それを同じアトランティオイである博士が何故……」

ノーチラスは顔を上げると、

「それには、訳がありました。アトランティス"最後の王子たち"の悲しい物語が……しかし、今それを語る時間はないでしょう。端的に申し上げますと、『ペリュトン』には『ムー』の素体たる、『ムスフェルタ王子』の記憶が隔離してあるのです。彼が国を捨てると決めた時、私はアトランティスの守護太母たるもう一柱の大海霊ディエラント・マー・マウと、その朋友ペリュトン自身に頼まれ、彼に施術をしたのです」

そう、遥か昔を想いやるように遠くを見た。

「ふむ、色々驚きではあるけど……つまり、『ペリュトン』を起動してムーに本来の記憶をダウンロードし、上書きしてしまえばいいと――そういうことかい?」

「ご明察でございます、陛下」

「けど、キミはさっき『ペリュトン』の起動に苦戦していると……」

「はい。彼は長き封印の時の中で、すっかり海霊としての霊気を失い邪気に犯されてしまっておりましたから――しかし、運は我らに味方しました。ご覧ください。ここに、若き海霊の個体が――」

ノーチラスの長い甲殻の腕が指し示す先には、さっきまで彼が調査していた雑多な残骸と生物たちが転がり――そしてその中には、巨大な碧色の海竜が気を失い横たわっていた。

「それって……」

「はい、海霊の子にございます。名は確か『フィンガル・ルル・ペリュトン』――私が最後に会ったときは、まだ小さな赤ん坊でしたがね。おそらくこの者もまた、世界の危機を察して失われし『ペリュトン』を復活させる為、この海域に参ったのかと。まだ息もある故、この者から"海霊気"を移せば問題なく起動するでしょう」

「"運"が味方したって……? そんな都合のいいことが……」

「しかし事実は事実。間違いも問題もございません」

その時、ドンッ、と海が跳ねた。

次いで船外から差す強烈な光が一同を照らす。

皆が目を覆いつつ指の隙間から光源を見ると、海上に佇むムーが、海に落ちた太陽の如き光を放っていた。

『あららー、充電かんりょーみたいですねー』

「ああ、タイムアップだ。しかしここにきて、"ピース"が一気に揃うなんて出来過ぎだろ……なんだこれは……こんな偶然……」

ポセイドンが思案気に爪を噛み、ハルフゥがその顔を覗き込む。

「ポセイドンさん、考えてる場合じゃ……」

「うん、そうなんだけど…………いや、偶然じゃ……ないのか? これを"反発力"と考えれば……」

そして、何かに思い至ったように目に力を宿らせて立ち上がると、

「そう……そうか…………ふふん、あはは! クロートーたちめ! 味な"運命"を仕込んでくれる!! ならいける……いけるぞ!!」

そう言って改めて槍を握り直し、力強くハルフゥに手を差し出した。

「ならば、鍵はキミだ。やれそうかい?」

「え……あの薄青いゆらゆらを消すんだよね……パンチとかじゃダメだろうし……ねぇノア、なんかコツとかないの?」

『そうですねー、検索しますと-----ピピ、ピピピー。はい、出ました。古来より『必殺技』というものは思いのたけの思いを込めて思い切り放つ、そんでもって思いの強い方が勝つ、らしいです。あと、名前を叫べば威力倍増だとか』

「できるよおねえちゃん! キマもできたもん! おもいきったおもいのとかを"ばーん"だよ!」

「え……うそ、これホントに?? じゃあ、ちょっとだけ……思いを込めて……」

ハルフゥが目をつぶって小さく手を前に出す。すると、

「……えっ!? そう、なんだ……」

その手に何かを感じたか、

「よくわかんないけど、なんかイメージ出来たかも……」

そう戸惑い雑じりの笑みを浮かべつつ、ポセイドンの手を取った。

その手を、ニヤリと笑って強く握り返したポセイドンは、

「よし! 行こう!」

と三叉槍の矛先で円を描く。するとその中心から大量の泡が噴き出して、中から巨大なエイが現れた。

そしてそのままハルフゥを引っ張ってエイの上に放り上げると、自らもその背に飛び乗る。

「博士! 『ペリュトン』の準備は?」

「仕込みは充分、四十秒も頂ければ完璧に」

「上出来だ!」

そしてポセイドンはハルフゥの背に手を置き、微笑みかけた。

「さっきはゴメン。私にも立場があってね。けれど"やれる"とわかればとことんだ。だからキミも自信を持って。キミは失礼なやつだが、その"想いの強さ"は本物だ。この『深淵の王』が保証するよ!」

「あはは……なんかすみません。でも――せいいっぱいやってみます!」

申し訳なさそうに答えるハルフゥも、そうしっかりと頷く。

そして二人は同時に前を向いた。

二つの力強い視線は、共に遠くで光を放つムーに向けられていた。

「ハイヤー!」

ポセイドンが槍でヒレを叩き、凄まじい速度でエイが飛び出した。

エイは海面を跳ねるように飛び進み、どんどんムーとの距離を縮めていく。

そして、二人を視界に収めたムーが身構えた。

「じゃ、頼んだよ」

「はい!」

ハルフゥもまた、ムーの視線から目を逸らすことなく、愛用の鉾を両手で握る。

「あいつらを守るんだ……思い切り、思いのたけを込めて力を放つ……あいつがあたしに言ってくれたこと……あいつとの思い出……あいつの笑顔……あいつへの……」

力いっぱい鉾を握り締め、

「"想い"を込めて――!」

思い切り突き出した。


「に――――人魚びいいいいいいいいいむ!!!」


そして、世界が青く染まった。


≪ Continued to "SPノア"≫

考察
根元としていくつもの環境を支えてきた海種の30コストが二つ名つきでマジシャンの中型枠として再登場。
召喚スペックは問題なし。覚醒した時点でスペック上昇はないが、HP300以下になるとDEFが50も上がり非常に硬くなる。また、周囲にいる自ユニットに対してもHP減少時にDEFを20上げる効果を与えるので、集団で動きやすい海種と非常に噛み合っている。
超覚醒で200/190まで上昇し、ファイタースタイル時にレンジアップがつく。このレンジアップが非常に長く、傾星の妖狐と同程度まで長くなりさらに通常時の攻撃のみ弾速がアビリティが発動した九尾の狐ほどまで早くなる。
さらにマジシャン属性のATK100相当の追加ダメージまで入るので九尾の狐と傾星の妖狐の良いとこ取りをしてさらに追加ダメージと非常に強い。
レンジアップ持ちは総じてDEFが低いのが課題であったがHP300以下でDEFが50上がり240になることを考えると撤退も他のレンジアップ持ちに比べてしやすいが、油断は禁物である。
ちなみに、レンジアップはファイタースタイル時であれば発動するのでスプレッドでもレンジアップは適用される。ストーン防衛時などに小粒処理をしたい場合には必要となるだろう。しかし弾速と追加ダメージは変化しないので悪しからず。

Ver3.510 [2017.01.26]において、「人魚ビーム」の攻撃力上昇値が、+40から+20へ下方修正された。

キャラクター説明
本文


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  • 【】ハルフゥ、自分以外は20アップ見たいです。ランカー決戦見る限り、エステルのディフェンスが180になっていたので。 -- 名無しさん (2017-01-24 07:15:07)
  • ATK200になってるのを確認 -- とあるLoVプレイヤー (2017-05-01 21:55:26)
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  • まぁそりゃサクヤ上方よりこうした方が面白いしな
    しかも強い頃のサクヤ使ってた奴に見た目までサクヤじゃないとダメだ!なんて奴はいないと思うし
    こいつがインフレ版サクヤだと思えば良い -- 名無しさん (2017-01-12 15:11:30)
  • コノハナサクヤ強化はよ -- 名無しさん (2017-01-12 17:20:24)
  • サクヤエラッタしてもええんじゃよ -- 名無しさん (2017-01-16 00:34:00)
  • 考察に僻みをいれるのはどうかと思うんだが… -- 名無しさん (2017-01-16 08:14:39)
  • ここのwiki編者の悪い癖だよな…
    僻み部分をコメントアウトしました -- 名無しさん (2017-01-16 14:04:24)
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最終更新:2020年07月12日 10:24