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書物 - (2008/03/16 (日) 15:33:07) のソース

#contents

**古びた図面
#expand(420){{{#center(){ 
 ~古びた図面~
 
 
 
  ふんだんに使われた、エジプトの御影石に、
 カララの大理石。それらは速やかに運び込まれ
 秩序正しく組み上げられた。        
 
  何千本という、きらびやかな柱が、天へ伸び
 ている。違和感を感じさせず、旧市街の溶け込
 みゆく神殿群。なだらかに並び、つながり、最
 後にオレスティスの大岩へと収まる。    
 
 
  大岩に座すユピテル神殿は、まさしく神の降
 り立つ場所。夜明けの光に包まれるとき、神殿
 は光り輝き、天空の一部となる。トラキア人た
 ちは、この地を神域と呼ぶ。        
 
  ラビリウスの手腕は、賢人ヒッポダモスに比
 肩するといえよう。数々の伝説は、すべて本当
 のことだったのだ。            
 
 
  誇りとなる、実り多き仕事だった。この都市
 の名が表すように、例えそれが私情によるもの
 であったとしても。            
 
}
}}}

**奴隷長の日記
#expand(420){{{#center(){ 
 ~奴隷長の日記~
 
 
 
  新しく入ったトラキア人たちに仕事を教える
 日々。それにしても、マストルの不器用さには
 困り果てる。               
 
  今日は皇帝様のお食事中、ガラス皿を落とし
 て割ってしまった。幸いアンティノス様が取り
 繕ってくださり、何とかその場は納まったが、
 もう大切な給士の役目をさせるわけにはいかな
 いだろう。                
 
 
 
  アンティノス様は本当におやさしい方だ。 
 
  聞いた話では、皇帝様が盗賊どもの隠れ家を
 せん滅した際、牢獄に幽閉されていたアンティ
 ノス様を見つけられ、救出されたそうだ。  
 
 
 皇帝様はその権力を振りかざすことなどなく、
 自分に仕えてくれと願い、説得され、そしてア
 ンティノス様はそれにこたえられた。    
 
  なんと劇的で美しい話だろう。わたしが詩人
 なら、お二人を称える詩を献上するところだ。
 
 
  ここにも大分慣れてきた。ティヴォリのお屋
 敷ほど広くはないが、地下通路は比べるまでも
 なく複雑で、未だに時々迷ってしまう。   
 
  だが、お二人に仕えることは身に余る光栄。
 奴隷長として精一杯がんばろう。      
 
 
}
}}}

**近衛兵の日誌
#expand(420){{{#center(){ 
 ~近衛兵の日誌~
 
 
 
  都市の改築は八割方終了している。住民の協
 力もあって、工事は至って順調に進んだ。  
 
  恐れていた東方からの侵攻も、今のところ見
 受けられない。北方の蛮族以外にローマを敵に
 回す無謀な奴らは、もう少ないという話だ。 
 
 
  それにしても、ハドリアヌス様のお考えが分
 からない。何故このような辺境をご自身の隠居
 先に定められたのだろう?         
 
  確かに、ここはローマにとって東方の拠点で
 あり、重要な場所ではあるが、余生を送られる
 場所として、はたして適切なのだろうか?  
 
 
  あの神官を地下でよく見かける。オシリス神
 に仕える者という話だが、あの目つきといい気
 配といい、どうも不気味だ。        
 
}
}}}

**紙切れの束
#expand(420){{{#center(){ 
 ~紙切れの束~
 
 
 
  神官の使いという奴が、大量の食物を買いに 
 来た。儀式に必要というが、軍隊を数ヶ月は維 
 持できる量だ。               
 
  どんな儀式を行なうのだろう? 神がかった 
 奴らの考えることは、よく分からないね。   
 
 
  しかしこれだけの荷を、あの岩山の頂上まで 
 運ばなければならない。参道のほとんどが階段 
 だから、荷車で運ぶことは無理だ。      
 
 
  まったく、迷惑な場所に神殿を建ててくれた。
 
}
}}}

**女主人の日記
#expand(420){{{#center(){ 
 ~女主人の日記~
 
 
 
  アヴィキス様は一度お顔を出されたきり。忙
 しい方だから仕方ないのだけれど、自分のご主
 人様の顔を知らない奴隷の方が多いのだから、
 困りものだわ。              
 
 
  世界中に十数軒の豪邸を持っているそうだか
 ら、こんな辺境に来ることは、もうないのかも
 しれない。                
 
  寂しいけれど、ご恩に報いるため、留守を預
 る者として頑張らなくては。        
 
 
  明日はカシウス様のお屋敷に、二十本のアン
 フォラを届けなければいけない。あの方は美少
 年がお好きだから、スポルスに行かせるとしま
 しょう。                 
 
 老皇帝様といい、最近の殿方は困ったもの。 
 
}
}}}

**獣皮の手紙
#expand(420){{{#center(){ 
 ~獣皮の手紙~
 
 
 
 
  ポルティコへ              
 
  この都市はへんだ。生きている住民はひとり
 もいない。生きている死体なら、そこら中をは
 いまわっているがな。           
 
 
  たんさく中にまよいこんだ場所で、ミノタウ
 ロスにでくわした。あれは人間がつくった魔物
 というはなしだ。これはどういうことだ?  
 
  数日まえまで住民は生活していたようだ。こ
 んせきが残っている。ヤバイにおいがプンプン
 する。                  
 
 
  しかし、お宝は山とある。カギのかかってい
 ない宝物庫が、たくさんならんでいるようなも
 のだ。命をかけてもそんはないぜ? おまえも
 はやくこいよ。              
 
}
}}}

**警備兵の日誌
#expand(420){{{#center(){ 
 ~警備兵の日誌~
 
 
 
  ノネ4日前               
 
  今日もいくつか式典が行なわれたようだ。皇
 帝様の隠居地ということで、金儲けを企む商人
 どもが、この地に集まって来ているらしい。 
 
  それにしても、ここ最近ローマからの伝書鳩
 がこない。最後の伝書鳩が来てから、ひと月は
 経つというのに。気がかりだ。       
 
 
 カレンデ18日前             
 
  岩山の近くで不審な一団を見かけた。追いか
 けたが、クモの子を散らすように逃げていって
 しまった。まさか蛮族の先遣隊ではないか? 
 
 
 カレンデ                 
 
  アンティノス様が死んだという噂が流れてい
 る。隊長に聞いてみたのだが、上からは何も聞
 かされていないらしい。この前の不審な一団と
 いい、嫌な予感がする。          
 
 
 イドゥス                 
 
  岩山の方が騒がしい。大きな儀式を行なうと
 いう御触れがあったが、それだろうか?   
 
  詳しいことは伏せられている。何の儀式だろ
 う? 今晩は眠れそうにない。       
 
}
}}}

**小さな木板
#expand(420){{{#center(){ 
 ~小さな木板~
 
 
 
  今まで我らの信仰は尊重されてきた。だが、 
 あの老皇帝は違った。            
 
  魂の栄光を司る聖なる岩山に、あのような神 
 殿を建てるとは。このままでは、肉体から解放 
 された魂が道を見失ってしまう。       
 
 
  ハドリアヌスは呪われるだろう。ローマの要 
 求を受け入れてしまった。我らも同罪だ。   
 
  呪われた肉体は日の光を嫌い、地の底をはい 
 かいする。残された魂は行き場を失いさまよう。
 
 
  もはや天上での繁栄は約束されない。    
 
}
}}}

**書きかけの手紙
#expand(420){{{#center(){ 
 ~書きかけの手紙~
 
 
 
  50人の剣闘士、13頭の刃虎、4頭の象。
 これだけでも十分だが、目玉はあの巨人どもだ
 ろう。目の肥えた観客でも、あれには度肝を抜
 かれるはずだ。              
 
  問題は、奴らの相手となる剣闘士を見つけら
 れるかどうかだ。相当の腕利きでないと、潰さ
 れて、すぐに闘技が終わってしまう。    
 
 
  兄のステロペスは剛力の持ち主だ。どんな鎧
 を着ていても、振り下ろす一撃で潰されてしま
 うだろう。
 
  弟のアルゲスは巨人のくせに気が弱い。すぐ
 逃げ出してしまう。だがな、遠くから石を投げ
 つけてくるんだ。頭が良いのか悪いのか、卑怯
 な野郎だ。
 
 
  しかしこれが、狙いはいいかげんなんだ。問
 違えて兄貴の体に石をぶつけることが、時々あ
 る。でかいだけに細かい事が苦手なんだ。  
 
  コスコニウスよ、奴らをここまで連れて来る
 ことは簡単ではなかった。どうやったと思うか
 ね? 次に会うときに教えてやろう。上等のワ
 インを用意して、楽しみにしておいてくれ。
 
 
  しかし、あのラビリウス様が協力してくれる
 とは。巨人には他にも使い道があるといってい
 た。あの方の考えることは計り知れない。  
 
}
}}}

**邪教徒書簡1
#expand(420){{{#center(){ 
 ~邪教徒書簡1~
 
 
 
  都市の改築は予定通り進んでいる。儀式の間
 も無事に出来上がった。ユピテル神殿の最下層
 が、我らの祭壇となっているとは、誰も気がつ
 くまい。                 
 
  ここは、我らに約束されし地だ。     
 
 
  予想通りラビリウスの追求は厳しかったが、
 われは皇帝の強い信頼を得ている。安心してく
 れ。この隠し宮殿は、我が魔力により何者も立
 ち入ることはできない。          
 
 
  ラマシュト様の御心の下に。       
 
}
}}}

**邪教徒書簡2
#expand(420){{{#center(){ 
 ~邪教徒書簡2~
 
 
 
  計画は順調だ。いけにえの食事に混ぜてきた
 毒が、そろそろ効果を出しはじめる。死んでし
 まっては意味がないぞ。慎重に事を進めよ。 
 
  仮死状態となったいけにえは数週間目覚めな
 い。その間に皇帝を洗脳する。魂の復活を信じ
 込ませ、我らの操り人形となってもらう。  
 
 
  門題はラビリウスだ。われを疑っている。儀
 式までの間、ここに居られてはまずい。   
 
  にせの書状を用意するのだ。元老院からの緊
 急の知らせがよいだろう。どこかへ、それもで
 きるだけ遠くへ旅立ってもらう必要がある。 
 
 
  儀式は次の満月に行なう。皆の働きに期待し
 ている。                 
 
 
  ラマシュト様の御心の下に。       
 
}
}}}

**邪教徒書簡3
#expand(420){{{#center(){ 
 ~邪教徒書簡3~
 
 
 
  儀式は成功した。いけにえの魂が肉体から切 
 り離されたとき、異界において、激しい力の渦 
 が巻き起こったのだ。オレスティスの霊脈はそ 
 れに呼応し、息吹いた。           
 
  すべて、われの想定通りだ。        
 
 
  しかし霊脈の激しい放流により、都市に住ま 
 う民の魂も、肉体から不完全に抜け出たようだ。
 
  残された肉体は生きる屍となり、闇をさまよ 
 うことだろう。               
 
 
  ラマシュト様の御加護がなければ、我らも危 
 うかった。                 
 
  あの老皇帝にも、強い影響があったようだ。 
 霊脈に溺れ、以前にも増して侮りがたい魔力に 
 満ちあふれている。             
 
 
  だが、案ずることはない。そのために、いけ 
 にえの魂を儀式の間に封じたのだ。      
 
  あれは愛する者の魂をより所に、その身朽ち 
 果てるまで、神殿にこもっていることだろう。 
 
 
  我らは強大な霊脈の力と、ローマ皇帝の威光 
 を、共に手中に収めたのだ。このチある限り、 
 我らの繁栄は約束される。          
 
  そしてこの鋼石によって、われには、新たな 
 地位が与えられるだろう。          
 
 
  今、われは時間を必要としている。副王様へ 
 のご報告はもう少し待つように。       
 
  また、元老院に気がつかれる前に、事態を収 
 拾しなければならない。さらなる皆の働きに期 
 待している。                
 
 
  ラマシュト様の御心の下に。        
 
}
}}}

**邪教徒書簡4
#expand(420){{{#center(){ 
 ~邪教徒書簡4~
 
 
 
  時間の経過がおかしい。宮殿の構造が刻々と
 変化する。この岩山を中心に結界が張られてい
 るのだ。                 
 
  どう歩いても出口にたどり着くことができな
 い。我が魔力は岩盤に吸収されてしまう。完全
 に閉じ込められてしまった。        
 
  らびりうすだ。こんなことができるのは奴し
 かいない。奴を侮りすぎていたようだ。   
 
  何とかしてこの結界から脱出せねば、すべて
 が無駄となってしまう。          
 
 
  宮殿の数ヶ所に、我らの知らぬ装置が設置さ
 れている。乳白色をした鉤爪のような物体だ。
 
  われが見たところ魔法の扉と思われる。霊脈
 を利用して空間を操作しているようだ。ラビリ
 ウスが仕掛けたものに間違いないだろう。  
 
 
  装置を調べるのだ。かならず封印を解く術が
 あるはずだ。               
 
 
  ラマシュト様の御心の下に。        
 
}
}}}

**血染めの手紙
#expand(420){{{#center(){ 
 ~血染めの手紙~
 
 
 
  アンティノス様が亡くなられて以来、ハドリ
 アヌス様は変わってしまわれた。      
 
  視線が定まらず、空中を見つめ独り言をつぶ
 やいているかと思えば、急に感極まって泣きだ
 される。食事はほとんど召上らないし、夜は十
 分に眠れていないご様子。頬はこけ、目の下に
 は隈が絶えない。             
 
  昨日まではそうだったのだ。悲しみに溺れて
 いなさった。               
 
  しかし、今朝のハドリアヌス様の目には異様
 な輝きが宿っていた。立ち直られたのかと思っ
 たが、どうも様子がおかしい。       
 
 
  いつも傍らにより添っている神官マルドゥク
 が、微笑を浮かべていた。嫌な感じだ。   
 
  パルテニウスよ、奴は何かを企んでいるぞ。
 警戒の目を光らせていてくれ。       
 
 
  わたしはラビリウスを呼び戻すため、ローマ
 へ向かう。彼の力が必要になるはずだ。   
 
                  シーゲル
 
}
}}}

**夢想録1
#expand(420){{{#center(){ 
 ~夢想録1~
 
 
 
  誰が為でもない、純粋なる独白を、今ここに
 書き記す。これは我が魂の告白である。   
 
  ハドリアヌスという名の肉体は、魂の入れ物
 としての役目を終えつつある。この朽ちゆくの
 みの肉体、そして疲労した精神は、皇帝として
 多くを経験してきた証であり、我が人生の誇り
 であるはずだ。              
 
 
  はたして、それに如何ほどの価値があったと
 いうのか?                
 
  若かりし頃、度を好むわたしにとって、戦争
 は外国へ行くための良い口実だった。しかし、
 そこで、どれだけ武勲を挙げたとしても、個と
 しての満足を得ることはついになかった。  
 
 
  皇帝という地位を手中にした後、あらゆるも
 のをつくり上げた。城壁を築き、都市を興し、
 法を整備した。そして国は栄え、人々は豊かに
 なったかもしれぬが、わたしは何を得た?  
 
  追従、嫉妬、裏切り、汚職、放蕩、飽食… 
 これが我が努力の見返りだろいうのだろうか?
 
 
  わたしはすべてに絶望し、残された人生に決
 着をつけることばかり、夢想していた。   
 
  しかし、神はわたしを見捨てはしなかった。
 今、わたしの傍にはアンティノスがいる。大理
 石の肉体、高潔な精神、そして黄金の魂…すべ
 てが完全な美である奇跡。この者が傍にいるだ
 けで我が魂の暗黒は晴れ渡るのだ。     
 
 
}
}}}

**夢想録2
#expand(420){{{#center(){ 
 ~夢想録2~
 
 
 
  我が魂の片割れ、アンティノスよ。    
 
  多くの人間を目にしてきたが、おまえほど高
 潔で、純粋な精神の持ち主はいない。    
 
  はじめて出会った頃、皇帝という人間を前に
 して、あのようにまっすぐな視線を返してきた
 者は、後にも先にもお前一人、今この時も忘れ
 えぬ瞬間だ。               
 
 
  兵を伴いエフィソスへと向かう途中の小さな
 農村で、害をなす盗賊を誅してほしいと民によ
 る訴えがなければ、あの忌まわしき地下牢から
 おまえを救い出すこともなかったであろう。 
 
  あのような境遇におかれてなお、高潔な精神
 を保つことができる人間がいるという事実に、
 わが心は打たれたのだ。          
 
 
  それより以前は、我が人生の終結ばかりを考
 えていた。今では、如何にしてお前と過ごす時
 間を長らえることができるかに腐心している。
 
  マルドゥクという異国の神官の言葉を信ずれ
 ば、このチは、時を遅める力を持つとのこと。
 ここで共に余生を過ごすことが出来れば、それ
 こそが、我が人生の報酬としてふさわしい。
 
  ラビリウスはあの者を信用していないようだ
 が、わたしは、この老体に残された時間を引き
 伸ばすこちができるのならば、どんなに可能性
 が低くとも試さなければならぬのだ。    
 
  長年の友人の忠告より、我が眼前を照らし出
 す太陽であるお前との時間が大切だということ
 を分かってもらいたい。          
 
}
}}}

**夢想録3
#expand(420){{{#center(){ 
 ~夢想録3~
 
 
 
  わたしは全てを憎む。          
 
 
  この世界を、神を、命を呪おう。     
 
 
  太陽は落ちた。             
 
 
  二度と魂を暖めることはない。      
 
 
  永遠の冬、永遠の闇。          
 
 
  神殿に感じられる太陽の残り火よ。    
 
 
  我が唯一の慰め。            
 
 
  共に世界が終わるまで、この地に……   
 
 
 
 
}
}}}

**傭兵指南書1
#expand(420){{{#center(){ 
 ~傭兵指南書1~
 
 
 
  調査のために必要なアイテムの幾つかは、支
 給品として一定量を調査隊長から受け取ること
 ができる。                
 
  ただし、アイテムボックスに同じアイテムが
 既に存在している場合、それを差し引いた数が
 支給される。支給される数を超えて所持してい
 る場合は、支給されない。         
 
 
  調査の中で、アイテムが無くなり行き詰った
 ら、公共広場に戻って支給品を受け取り、再挑
 戦すれば生存確率は高まるだろう。     
 
  無理は禁物だ。公共広場に戻っても、それま
 でに得た経験が無駄になるわけではないことを
 忘れるな。                
 
                  アルドラ
 
}
}}}

**傭兵指南書2
#expand(420){{{#center(){ 
 ~傭兵指南書2~
 
 
 
  攻撃と防御は戦いの基本中の基本だ。まずは
 攻撃についてまとめよう。         
 
  □ボタンの小攻撃と△ボタンの大攻撃の組み
 合わせで、さまざまな連続攻撃が可能だ。一通
 りの組み合わせを試して、それぞれの特徴を把
 握しておこう。              
 
 
  大型の敵になればなるほど、相手の行動を攻
 撃で止めることは難しくなってくる。敵をひる
 ませたり、転ばせることができる技を覚えてお
 くと混戦時に役立つだろう。        
 
  背後からの攻撃なら、正面からの攻撃よりも
 相手の行動を止めやすい。よく肝に銘じておく
 ように。                 
 
 
  防御行動は<ガード>と<ドッジ>がある。
 
  <ガード>はRボタンを押している最中、正
 面からの攻撃を防ぐことができる。ただし、爆
 弾の爆発や一部の攻撃は防ぐことができない。
 
  <ドッジ>は、攻撃が当たる瞬間にRボタン
 をすばやく入力することで、敵の攻撃を避ける
 ことができる。こちらは背後からの攻撃も避け
 ることが可能だ。WILも回復するのでチャン
 スがあれば狙っていくべきだ。       
 
                  アルドラ
 
}
}}}

**傭兵指南書3
#expand(420){{{#center(){ 
 ~傭兵指南書3~
 
 
 
  ベルトアイテムの効果や、スキルの効果など
 で、敵の頭の上や自分の体力ゲージの下段にア
 イコンがでることがある。これは<状態異常>
 と呼ばれる状態を示している。       
 
  マイナス効果だけではなく、プラス効果も存
 在し、様々な<状態異常>が同時につくことも
 ある。                  
 
 
  どのベルトアイテム、どのスキルを当てると
 どういった<状態異常>がつくのか? または
 どの敵の攻撃がどういった<状態異常>をして
 くるのかを覚えていくことで、多彩な状況に対
 応できるようになるはずだ。        
 
 
  “すばやい敵には、麻痺や睡眠などの足止め
 効果がある<状態異常>が有効”といった戦術
 を組み立てることで、有利に戦いを進められる
 ようになるだろう。            
 
                  アルドラ
 
}
}}}

**傭兵指南書4
#expand(420){{{#center(){ 
 ~傭兵指南書4~
 
 
 
  敵によっては、暗闇の<状態異常>にしても
 なお追ってくる敵が存在する。       
 
  それらの敵は視覚に頼って行動しているので
 はなく、熱源や音源を追いかけているのかもし
 れない。そういう時、熱風トーチや絶叫トーチ
 を使ってみると、相手が何に反応しているかが
 推測できるだろう。            
 
 
  ベルトアイテムや、スキルで<状態異常>に
 なったとき、その効果によっては光、熱、音な
 どを発することがある。そのようなときは足元
 に現れる効果を見れば、区別できるだろう。 
 
  そのような時、何か敵がいつもと違う反応を
 示せば、その効果が発するものに反応している
 ということだ。              
 
 
  敵を集めたり、遠ざけたりする時に有効な手
 段となる場合もある。思わぬ場所で役立つかも
 しれないので、覚えておいて損はないだろう。
 
                  アルドラ
 
}
}}}

**傭兵指南書5
#expand(420){{{#center(){ 
 ~傭兵指南書5~
 
 
 
  ベルトに登録することができて、戦闘中でも 
 瞬時に使うことが可能なものを、ベルトアイテ 
 ムという。                 
 
  回復アイテムや、きのこ、爆弾、トーチなど 
 が主なベルトアイテムだ。          
 
 
  ベルトアイテムは“自分自身に使うもの”と 
 “敵に対して使うもの”の2つに大別できる。 
 
  ベルトに登録してR+△ボタンを押すことで 
 前者は自らにそのアイテムの効果を与え、後者 
 は足元に設置する。R+□ボタンなら、どちら 
 も前方へ放り投げることができる。      
 
 
  R+△ボタンでのベルトアイテムの使用は、 
 基本的に、どのような状況でも使えるのを覚え 
 ておけ。例えば、敵に倒されてダウンしていて 
 も体力を回復することができるし、ジャンプで 
 敵を飛び越しざまに爆弾を落とすことも可能だ。
 
 
  探索していくなかで、出会う時に適したベル 
 トアイテムを渡鹿しておくと、戦闘が楽になる 
 だろう。                  
 
  いろいろ試して、その特性を把握するのだ。 
 
                  アルドラ
 
}
}}}

**傭兵指南書6
#expand(420){{{#center(){ 
 ~傭兵指南書6~
 
 
 
  レベルアップするごとにアビリティポイント
 を得ることができる。           
 
  アイテムボックスのステータス画面で“アビ
 リティポイント”を選び、このポイントを割り
 振ることで、アビリティレベルを変更できる。
 
 
  一度割り振ったアビリティポイントを、元に
 戻すこともできる。試しに様々なアビリティレ
 ベルを上げてみて、自分の戦闘スタイルに適し
 たものを探してみるといいだろう。     
 
  それぞれのアビリティの効果を以下に記す。
 
 
 STR 力強さ:基本攻撃力に影響する。  
 
 DEX 器用さ:クリティカル確率と、移動ス
         ピードに影響する。    
 
 VIT 生命力:基本体力であるHPと防御力
         に影響する。       
 
 WIL 精神力:スキルの発動に必要なWIL
         の最大量に影響する。   
 
 RES 抵抗力:マイナス効果の状態異常時間
         を短くする。       
 
 大剣マスタリー:大剣を扱ったときの攻撃力に
         影響する。        
 
 2刀マスタリー:2刀流になったときの攻撃力に
         影響する。        
 
 剣盾マスタリー:剣と盾を扱ったときの攻撃力
         に影響する。       
 
 弓マスタリー :弓を扱ったときの攻撃力に影
         響する。         
 
 アイテムの知識:アイテムを使用したときの効
         果をより良くする。    
 
 以上だ。一度ポイントをあるアビリティに割り
 振っても、再度、別のアビリティに振り直すこ
 とが可能だ。積極的に、あらゆるパターンを試
 してみるがいい。
 
                  アルドラ
 
}
}}}

**傭兵指南書7
#expand(420){{{#center(){ 
 ~傭兵指南書7~
 
 
 
 
  スキルを使うときに注意すべき点を、何点か 
 説明しよう。覚えておけば戦闘で役に立つ情報 
 になるはずだ。               
 
 
 1:戦闘中に使用するスキルの登録はアイテム 
   ボックス内のステータス情報が表示されて 
   いるウィンドウの2ページ目でのみ行う。 
   よって、戦闘中は変えることができない。 
   苦戦したら、一度公共広場に戻り、スキル 
   の組み合わせを考え直すことも必要だ。  
   
   
 2:スキルレベルは、使えば使うほど上がり、 
   得られる効果が強化されていく。最初は使 
   いにくいと思っていたスキルも、育てるこ 
   とで印象が変わるかもしれない。     
   また、幾つかのスキルは、敵の種類によっ 
   て意味をなさないものもある。使いどころ 
   を考えて選択するべきだ。        
   
   
 3:同じスキルは連続して出すことができない。
   一度使用した後、しばらくアイコンが点滅 
   していたら、まだ準備ができていない状態 
   だ。ただし、別のスキルであれば続けて使 
   用することができる。この特性を利用すれ 
   ば、攻撃を一気に畳み掛けることも可能だ。
   
   
 4:スキルを出すことができないのは、必要な 
   WILが足りないとき、ジャンプしている 
   とき、そして麻痺、睡眠、激怒といった状 
   態異常のときだ。            
   それ以外であれば、いつでも出すことがで 
   きる。例えダウンしてしまっても、強引に 
   スキルで反撃することが可能だ。     
                   アルドラ
 
}
}}}

**必読合成入門1
#expand(420){{{#center(){
 ~必読合成入門1~
 
 
 
  合成とは、ある物質に別の物質を混ぜて鍛え
 ることで、不思議な効果を宿らせる高度な鍛治
 の技術です。               
 
  合成のベースは武器や鎧などに限ります。加
 えることができるのは、武器か合成素材のみで
 す。合成素材とは鉱石、化石、水晶のことで、
 これらを発見したら、なるべく持ち帰ることを
 お勧めします。              
 
  武器や鎧、合成素材には3つの大いなる力が
 込められていると伝えられています。    
 
  我々のような鍛治を生業とする者は、その力
 を20段階の逆三角形で書き記します。その三
 角形を物質力のパワーゲージと呼んでいます。
 
  ここで肝心なのは<祝福>です。     
 
  パワーゲージのどれかを0、もしくは20に
 変化させることで、武器や鎧に不思議な効果が
 宿ります。これを<祝福>と呼び、その武具を
 装備する者に恩恵を与えてくれるのです。  
 
  <祝福>は一つの武具に最大3つまで、つけ
 ることができます。            
 
  鍛治の風習に“<祝福>を得た武器に一つ名
 を銘うつ”というものがあり、<祝福>の状態
 でその銘は異なります。お気に入りの名前でそ
 ろえるのもいいかもしれませんね。     
 
                  リエッタ
 
}
}}}

**必読合成入門2
#expand(420){{{#center(){ 
 ~必読合成入門2~
 
 
 
  ある<祝福>を、別の武器に移そうと思って
 うまくいかなかった経験はありませんか?  
 
  パワーゲージの同じ場所にそれぞれ<祝福>
 が宿っている状態で、それらを合成しようとす
 ると、その場所のパワーゲージの高い方が優先
 されます。ですから、パワーゲージを合成素材
 などで調整してから合成すると良いでしょう。
 
 
  また、合成しようとした時に、パワーゲージ
 の結果が0以下、もしくは20以上になってし
 まう場合は、合成ができません。      
 
  それも合成素材をうまく使って、パワーゲー
 ジを調節してみてください。パワーゲージは合
 成によって、3つすべて上がることは無く、逆
 に3つすべて下がることもありません。基本的
 に何かが上がれば、何かが下がります。   
 
 
  あとは、武器から鎧に<祝福>を移すときに
 効果が変わってしまうものがあるので、注意が
 必要です。何が何に変わるかは、結果画面をよ
 く見て判断してください。         
 
  また、<祝福>は別のものに移るとき、効果
 が半減してしまうことを忘れずに!     
 
 
  いままで記したことに注意すれば、目的とす
 る<祝福>を狙って別の武具に移すことができ
 るはずです!               
 
  これで、主に装備する武具を変更するときに
 今まで育て上げた<祝福>が無駄になることは
 ないでしょう。              
 
                  リエッタ
 
}
}}}

**必読合成入門3
#expand(420){{{#center(){ 
 ~必読合成入門3~
 
 
 
  最後に合成のコツについて、お伝えしようと 
 思います。                 
 
  これが、合成マスターへの道しるべとなれば 
 幸いです!                 
 
 
 その一                   
  お気に入りの武器、または鎧を、むやみに合 
 成し続けると、<祝福>の力が弱くなってしま 
 うこともあるので、注意! 結果画面でRボタ 
 ンをおして、以前の能力値と比較しましょう。 
 
 
 そのニ                   
  目的意識を持った合成をしましょう。闇雲に 
 合成をし続けても、ある一定以上の強さは得ら 
 れません。攻撃力アップに特化したり、弱点を 
 補う<祝福>で固めるなど、アビリティや戦闘 
 スタイルにあわせて工夫するのが良いでしょう!
 
 
 その三                   
  装備しなければ<祝福>の効果は得られませ 
 ん。逆にいえば、サブ装備も<祝福>の効果が 
 得られます。メイン装備と、鎧だけでは効果が 
 物足りないときは、サブ装備をしっかり鍛えて 
 あげると良いでしょう!           
 
 
  とにかく、合成を完了する前に、わたしが示 
 す合成の結果予測をよく見て、他の組み合わせ 
 の方がよくないか、いろいろ比較してみてから 
 決定するのがお勧めですよ。         
 
  お気に入りの武器は、時間をかけてじっくり 
 鍛えてあげてください!           
                  リエッタ 
 
}
}}}

**物々交換心得1
#expand(420){{{#center(){
 ~物々交換心得1~
 
 
 
  この世の中、あまりにモノの価値をわかって
 いない客が多い……なので、このような心得を
 書かなければいけない。この紙もタダではない
 が、ここに記したことを覚えてもらうことで、
 よりいっそう、わたしの利益につながるのであ
 れば、必要な投資と考えざるを得ない。   
 
  いや、こんなことを書いていてもインクの無
 駄だ。本題に入るべし。          
 
  必要のないモノは貯め込んでおいて、必要な
 モノと交換……これが大前提だ。      
 
  効果が小さいアイテムも、数があれば、より
 よい効果を持つアイテムと交換することができ
 る。いらないからといって無闇にモノを捨てる
 ことは、モノの価値がわかっていない者がやる
 憎むべき行為……考えるだけでハラワタが煮え
 くり返る!                
 
  興奮してしまった……とにかく、わたしが伝
 えたいのは、見つけたら拾い、拾ったら貯め、
 貯まったら必要なモノと交換すべしということ
 だけだ。                 
 
  この心得を読んだ客が、貴重品を捨てるよう
 な愚行を繰り返さないことを願う。     
 
                   ブラド
 
}
}}}

**物々交換心得2
#expand(420){{{#center(){ 
 ~物々交換心得2~
 
 
 
  わたしが提案するトレードの条件は一つとは 
 限らない。その中で一番集まっているもの、集 
 めやすいもので選べば効率的なはずだ。    
 
  今までに行ったことがある場所でも、必要な 
 モノが落ちるかもしれない。どこで、どんなモ 
 ノが手に入るかを気に留めておくと、あとで必 
 要なモノが出てきたときに、その記憶が頼りに 
 なるだろう。                
 
 
  また、欲しいモノとの交換に必要なモノが足 
 りなくても、簡単にあきらめてはいけない。  
 
  例えば、AはBと交換が可能で、BはCと交 
 換が可能だとする。もし、Aが必要なときにB 
 が手元に無くとも、Cを持っていれば、それを 
 Bに交換し、そのBを用いてAを得ることがで 
 きる……少し遠回りだが、必要なモノを手に入 
 れるための重要なトレードテクニックだ。   
 
 
  わたしの商品棚には支給品では手に入らない 
 様々なアイテムや合成素材を豊富にとりそろえ 
 ているつもりだ。              
 
  これらの商品を、お客である傭兵が利用する 
 ことで調査の効率が上がり、その傭兵は、さら 
 に良い品をここに持ち帰ることができるはずだ。
 
 
 
  このように利害が一致しているとき、商売は 
 正しく機能するものなのだ。         
 
  (我ながら良いことを書いた)       
 
                   ブラド 
 
}
}}}

**物々交換心得3
#expand(420){{{#center(){ 
 ~物々交換心得3~
 
 
 
  調査員や傭兵たとが運んでくる品々を鑑定し、
 彼らの話と総合すると、それぞれのモノが持っ 
 ている特性に気がつきはじめた。その特性につ 
 いて、まとめて記しておこう。        
 
 
  体力を徐々に回復する粉薬を服用すると、し 
 ばらく、体から光を発するようだ。精神力を徐 
 々に回復する酒を飲んでも同様の効果があり、 
 その状態で歩き回っていると、光を好む魔物が 
 よってきたと、ある兵士が調査隊長様に報告し 
 ているのを耳にした。            
 
 
  剛力の魔石は、その効果を受けた者から熱が 
 発せられるようだ。守護の魔石では光が、疾風 
 の魔石では音が、それぞれ発せられるらしい。 
 
  主だった効果の影に、副次的な効果が隠され 
 ているわけだ。               
 
 
  この点に着目して作られたと思われる品が、 
 トーチと呼ばれるものだ。          
 
  絶叫トーチからは音、閃光トーチは光、熱風 
 トーチは熱を発する。これらの効果を覚えてお 
 けば、それぞれに反応する敵を、おびきよせる 
 ことができるだろう。            
 
 
  柄にもなく、学者のようなことをしてしまい 
 少々頭が疲れたが、扱っている商品に関して正 
 しい知識を得ることは商人として基本の姿勢だ 
 からな。                  
 
 それにこのような情報をまとめて仕上げれば、 
 それで商売ができるかもしれないではないか? 
 
                   ブラド 
 
}
}}}
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