あらすじ

時代は2世紀後半。出雲では騎馬民族の末裔である渡来系の布都(ふつ)族が先住の倭人を支配し、周辺のエミシと勢力争いをしている。筑紫には秦の徐福によって開かれた邪馬台国(やまとこく)があるが、一部は漢の圧迫を恐れてさらに東進し大和の地にある。
ナムジは出雲の海岸で拾われた出自の知れぬ孤児であり、倭人と同じ刺青をしている。スサノオを頭領とする布都族を見返そうとする反骨精神を持つが、その後継者であるスセリを妻とすることになる。自分の出自に悩みつつも、出雲の範疇を越えた世界を統べる大望を抱き、大和や筑紫邪馬台国へと出兵する。邪馬台国は日向へと遷都し、ナムジを虜囚として出雲との決戦に出る。
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  1. 倭の国・於投馬(いずも)の浜に漂着した一人の少年。彼の名はナムジ、後の大國主である。やがて彼は周囲を治める頭領スサノオの娘スセリと運命的な出会いを果たすが!? 巨匠・安彦良和が鮮やかに描く古代ロマン!
  2. スセリを娶る条件として比婆山の鬼魅払いを命じられたナムジ。その墳穴にいたのは、母神イザナミ! 果たしてナムジは黄泉比良坂を戻ってこられるのか! ? 安彦良和が描く古代ロマン第二巻!
  3. ヒボコを倒すべく大江に乗り込むナムジ。だが剣を交えるうち彼に何かを感じ、戦に勝利するものの取り逃がす。里に戻ったナムジはスセリの制止を振り切ってヒボコを討つ旅へ――安彦良和が描く古代ロマン第三巻!
  4. 囚われのスサノオを助けに向かったナムジは思いがけずヒボコと再会する。彼の忠告を聞かず邪馬台(やまと)に捕らえられたナムジに、日霊女(ヒミコ)の過酷な裁きが下る! 安彦良和が描く古代ロマン最終巻!

ナムジに関する口コミ

#bf

ナムジ



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感想・コメント

コメント
  • 単体でも面白いが、あくまでも壮大な序章という印象を受けるナムジ。
    スセリ(ビメ)と大国主の出会いはそんな感じにするのねー
    卑弥呼=天照大神ってのは割とよくある解釈だけど、スサノオとの関係性はそう解釈するのかー
    など、いちいちフムフムってなります。
    イセポは因幡の白兎??微妙に役割違う気がするけど!??
    続編の神武も早く読まなきゃ!って焦燥感に駆られます。
    面白い!

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