《猫又(猫叉)》
1.
年を経て妖怪化した猫のこと。
通常十年以上生き、人の生気を多く吸った猫がこれに化すといわれる。二股に分かれた尾を持ち、普通の猫よりも体躯が大きく、陰火(熱のない炎)である「鬼火」を操るという。
なお猫の十歳は人間に換算すると七十歳くらいに相当する。
「猫又」と表記されることが非常に多いが、実は水木しげる先生の表記を正統とすれば「猫股」が正しい模様。
余談だが日本では古来より化け猫の絡む怪異譚も多く、中には囲炉裏で勝手に火を熾す「五徳猫」というものや、人の姿に化けて飼い主の妻と不倫を働いたり、見事な浄瑠璃を披露したりという怪異譚を残した猛者もいるらしい。
さらに余談だが、夜道で旅人の足にまとわりついて動きを止めてしまう妖怪「脛擦り(すねこすり)」も猫の姿をしているらしい。
2.
ビーマニシリーズコンポーザーの一人猫叉Masterのこと。本名は佐藤直之。
字が似ているためか「猫又Master」と誤表記されることも多い(妖怪としての「猫股」でも正式表記ではないしw)。
元々CSポップン楽曲や「幻想水滸伝」などのBGM制作を手がけていたが、CS10収録の「Beyond The Earth」(コンテンポラリーネイション)の人気によりACポップン環境に進出。そこで人気が爆発し、現在では
弐寺でも多く曲を提供している。
郷愁的なメロディのインスト曲に定評があり、逆に歌モノにはまったくといっても縁がないようである。
また、彼の本名のせいかサトウさんを使用している(もしくは、サトウさん好きを明言している)ファンが
熱帯で猫叉曲を投げられる傾向もあるとかないとか。
最終更新:2009年02月08日 02:30