《弐寺(にでら)》
正式名称「beatmaniaⅡDX」。
略して「ニデラ」、後に「弐寺」と当て字表記されるようになった。
単に「寺」とも書かれる。
いわゆる「七鍵ビーマニ」。
本家beatmaniaが五鍵盤+スクラッチの形に対し、こちらは鍵盤が七つになり、なおかつ初代と異なり1Pと2Pでスクラッチの配置が違う(旧来は1P2Pともに右側だったが、弐寺では1Pのスクラッチが左側に配置されている)。これは、二つ分の譜面を使う14KEY
モード(
DDRでいうDP、のちに弐寺の14KEYモードもDPと呼ばれるようになる)に対応したシステムである。
同じ頃に稼動した
ポップンがライトプレイヤー向けなビーマニの1バージョンとするのであれば、こちらは本家よりさらにクラブミュージック色を強めたバージョンである。
代表的な曲に「Macho Gang」「
Risrim」「
Holic」、中期に登場し14で復活を果たした「
JIVE INTO THE NIGHT」などが挙げられる。こういった通好みの楽曲の存在が、古くから多くのユーザーに愛される大きな要因であると言っても過言ではない。
一方、ここ数年の作品傾向としてごく一部ムービーが非常にオタ臭かったり、連動して非常に
腐女子受けする系統の楽曲も登場するに至り、
2ch等で痛烈に叩かれることも。
なお、弐寺で上級者レベルのプレイヤーがポップンその他のビーマニシリーズを始めると、その上達速度が異様に早いと実しやかに言われる。
ポップン未経験の弐寺上級者が、ポップンに初めて手を出して一週間でレベル40前後の曲をクリアしたという話もあるが、これは物証のない都市伝説に過ぎないとしても、BEMANIトップランカー決定戦2008でのポップン部門優勝者は弐寺が本業という事実もある。そのことから相互上達が決して論拠のないものではないとも言える。
ただし、これは
槍の皮肉を如実に表す事象でもある。
(システムが同じとはいえ)特に思い入れのない人間でも、ただテクニックさえあれば部門の頂点を取れるという面白みのない現実がそこにあるのみである。
ぐたぎと内でもかなり多くの人間が手を出しているが、選曲ランキングを閲覧すると「何でこんなのが∑( ̄□ ̄;)」と面食らうような曲が入ってたりしてなかなか面白い。
最終更新:2009年01月22日 19:11