「豪炎寺…ちょ、ちょっと待てよ…」
「悪い。待てない。」
俺の下にいる円堂は、必死に俺を拒否している。
だけど俺は余裕がなかった。
好きな奴を目の前にして、ここでお預けをくらうなんて辛い。
俺は円堂が嫌がっているにも関わらず、円堂のズボンの中へ手を突っ込んだ。
秘部に触れると、円堂が全身で俺を怖がっているのがわかる。
拒否されているのがショックだった。だけど俺の手が止まることはない。
恐怖から萎縮しているそれを掴み、ゆっくりと上下に擦る。
「っ…ん…あ…」
円堂が小さく、恥ずかしそうに呻く。
その声や仕草が一層俺を興奮させるとも知らずに。
次第に行為はエスカレートしていく。
そんな俺の余裕のなさは、傍から見ていて非常に見苦しかった。
「やめろ…やめろってば!」
俺がズボンを降ろそうと片手を退ける。
すると円堂は、隙をついて渾身の力で俺を突き飛ばした。
円堂の強い拒絶の言葉に、俺は頭を金槌で殴られたような衝撃を受けた。
思春期だから
ハッと目を見開いた。
視界に映ったのは、見慣れた自室の天井。
(…夢…か…?)
隣をみるとそこには円堂がすやすやと寝息を立てていた。
確か、うちに来いと誘ってそのまま泊まっていけと言ったはずだ。
最初は渋っていた円堂だったが、今日は俺が1人だけということがわかると態度が急に変わった。
「だったら豪炎寺が寂しがらないように、今日は泊まっていくよ。」
円堂の何気ない優しさだとはわかるけど、少しくらい俺のこと意識してもいいんじゃないか。
そう思ったけど、やっぱりそういう奴だしそこに惹かれたという理由もある。
だからといって同じベットでさも当然のように寝ているこいつは本当に鈍感なんだろうか。
普段は恥ずかしがったりするくせ、こういう場面では全くないのでたちが悪い。
…そのおかげで、とんでもない夢を見てしまった。
「絶対、お前に無理なんかさせたりしないから…だから、いつかそうなっても俺のこと、拒否しないでほしい。」
隣にいる円堂に、極力優しい声で語りかけた。
そして両腕を回し、円堂を自分の方へ抱き寄せる。
「豪炎寺。」
「なっ…!?」
抱き寄せた円堂がもぞもぞと動き、目を見開いた。
「お前…起きて…」
「俺だって…そんな子供じゃない。怖いけど…でも、お前のためなら…俺、頑張るから。」
円堂はさっきの言葉で俺の気持ちを汲み取っていた。
俺がお前を欲しがっていることも、余裕がないことも…おそらく全部を。
「こんなに余裕が無い…俺でもいいのか…?」
「何言ってんだよ。こういう時だから余裕ないんだろ?それってむしろ嬉しいって思うぜ、俺は。俺のために必死になってくれてるんだなって思ってさ。」
「…円堂…」
嬉しかった。
そんな風に考えてくれる円堂の優しさが。
愛しいと思った。
目の前の大切な人が。
気付いたら身体は勝手に動いていて、円堂に深い口づけをしていた。
何度も、何度も。
俺は、円堂が…円堂守が…こんなにも愛しい。
翌朝、円堂が俺の顔をみるなり真っ赤になって俯いた。
なんでも夢を見たらしい。
多分、俺と似たような夢。
…やっぱり、無理してたんだな…
俺を慰めるためにあんな無理して…
幸せな気持ちがこみ上げてくる。
「大好きだ、円堂…」
思わずそう呟くと、円堂は布団に潜り込んでしばらく出てこなくなった。
…まだまだ遠いな…俺達…
あとがき
ということで逃げました(
やっぱリアルなエロスを書くのはまだまだ修行が足りんなぁと思いました。
つかぶっちゃけリアルな喘ぎ声って文字で表現するの難しいですね^p^
思春期特有でもないけど夢で(銃声)なんてわりとあるかもしれない。
でも最近の子はませてるからむしろないかもしれない(
すぐ賢者になるから(
…肝心の小説の内容ですが、やはりどちらも中学生。
持ちつ持たれつなイメージがあります。
豪炎寺が精神的なリードをしてるかと思えば弱さもある、そんな年頃。
でも弱みはお互いに見せて欲しいものですよね。
まぁそんな気持ちをぶつけて書いてみました。
ちなみに俺の実体験ではないですよ?
そんな体験あったら今頃リア充ですね。リア充氏ね(
最終更新:2009年11月15日 19:56